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下関店
scrollable

baby*tamaki

投稿日:2010/10/25

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「動き回る姿を見ていて、とても幸せな気持ちになりました」
お母さんがノートに書いてくれていた言葉がとても嬉しかった。
わたしはだいたい、撮影前に伝える言葉がある。
「わたしは、その子の性格や動き、コンディションに合わせた撮影をしたいと思っています。イメージはあるかも知れませんが、なるべくお子様のペースでいきますね〜、あとは一緒に楽しめればと思うので^^」
前もって言うのは、自分自身も自覚するためだ。
そして、この時間の中でその子自身をたっぷり見て欲しい、そんな願いもある。
まだまだ言葉を使わない小さなこどもでも、かならず意思を感じる。
baby撮影では、こちらの意図よりも、自分の世界や思いで動くこどもたちの方が多いので、いつも思い通りになるとは限らない。
でも、そこがわたしは好きだ。
言葉をまだあまり出さない分、体いっぱいで伝えてくるキモチや動き、表情そのものは、とても貴重なものであり、貴重な時期であり、とても魅力を感じるし、大切にしたいと思う。
だからこそ、わたしは、シャッターを切る事が1番の仕事だとは思っていない。
アシスタントが、座らせる、笑わせる、目線をひく、そんなことが1番の仕事だとは思っていない。
まずは、その子が安心できる空間を作ること。
自分を出せる、FREEな状態を作ること。
時間の中で、泣いたり、緊張したり、笑ったり、様々ではあるけれど、その子のペースを感じる事、それらをどう表現し写していくかに集中しながら、
そこからみんなで楽しんで、その中で写真を紡いでいく、そんな空間でありたいと思う。
tamakiちゃんは、本当に元気100%で出来ているんじゃないかというくらいに元気だった。
スタジオに入って、ここが一体なんなのかじっと観察した後は、場所にも慣れたのかすぐに駆け出して、スキップにも見えるリズムで歩いたり、走ったり、調子があがるとジャンプをしたりした。
でも、自分のペースをくずされると、思いっきり苦ーい顔をする。
こどもたちは、いつだって素直だ。
だったら、好きにすればいい。
できることで、組み立てて、できることで、一緒に楽しめればいい。
1歳4ヶ月、最強である。
持久力たっぷりの元気系、これこそが彼女の持ち味だった。
その元気な姿に私も惹かれ、足腰強いな〜!と楽しませてもらっていた。
どんな動きも見逃さないように、集中力を彼女に注ぎながらも、ふと見えたものがあった。
それは、ビデオの撮影そっちのけで、彼女の動きに釘付けになっているお父さんの姿だった。
動き回ってご機嫌な、この表情に迫ってアップの上半身なんかで切り取れば、それはそれで笑顔が可愛い求められる写真になったのかも知れない。
けれど、私は瞬間的に、このフレーミングで撮った。
撮りたい、と、瞬間的に思ったんだと思う。
お父さんは、きっとtamakiちゃんを感じてくれていたと思う。
そして、tamakiちゃんも本当に楽しんでくれていた。
この子の笑顔の側で、夢中で見守るお父さんがいたこと。
その姿こそがドキュメントでもあり、いつか必ず何かを伝えてくれるのではと思ったのです。
この1枚で、この日どれだけみんなで笑ったか、どれだけtamakiちゃんがパワフルやったか、そこに存在していた優しいまなざしまでも、
ずっとずっと、わたしだって忘れないと思います。
そしてお母さんの、
「こどもも自由で、スタッフさんも自由ですね!」
その言葉に、なんだかいろんなことを話して楽しかったな〜と思うばかりです。
この日は、ちょっとばかり浦安店に行っていたのですが、運命とはあるもので、
お父さんお母さん共に福岡人で、
お母さんは、わたしが行っていた学校系列の大学の写真科というまさかの先輩でした!
いや〜ほんとにまさかで、びっくりでした。最後の最後に。
そんな訳で地元トークをしながら、あのあたりでスタジオしたいんですーとか言うと、
「あー、東区!好きそう!好きそう!」
なんて、ディープな話が出来て楽しかったです。
わたしこそ、楽しい時間をありがとうございました!
またtamakiちゃん、撮らせてくださいね^^

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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