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10月9日 新聞との遭遇
投稿日:2010/10/10
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今日は、久しぶりに何も予定を入れず…な休日。
たまにはひとりきりで。ニュートラルに。
たまにはいいかな、と目覚ましをかけなかったけど目が覚めました。
起きる前から感じたのは、雨模様の予感。
じゃ、今日は読書やな、と、とりあえず家を出てみる。
家で本を読むなんてことは、我が家のほの暗いぐーたら1K部屋では不可能なのです。
読書するならベッカーズ(程よい陽気な音楽が流れてて、かつドリンクLがお得)と決めているけど、今日は朝から長丁場になりそうだったので、ファミレスに変更。
朝に来るのは初めてで、ラッキーな遭遇がありました。
モーニングのメニューと一緒になぜだか読売新聞が置いてあったのです。
なぜに???
と思ったら、すかいらーくグループと提携してモーニング先着30名様に新聞をあげているらしく。。。
グッドモーニングサービス、いいじゃないですか!
優雅にハンバーグモーニングを頂いて、それから本は後回しで2時間くらいかなり久々の新聞をじっくり読みました。
10月9日 土曜日
第1面は、ノーベル平和賞で受賞した劉暁波さんの記事。
自由、平和、人権に関する劉さんの行動や考え、中国政府の対応、ノーベル賞委員会の意図など、様々な内容が書かれていて、とても興味深い内容でした。
わたしは、まだ中国に関して知らないことが多すぎる。
でも、この記事がきっかけで知りたい、そう思った。
中国の歴史、中国の今、世界の動きと日本という島国のことを。
中国だけではなく、世界規模で自由と人権を考えるきっかけになればとの委員会の思いを、獄中の劉さんはどんな思いで受け止めただろうか?
文学者であり詩人である劉さんの言葉で、
「独裁者が最も無関心なのは人の命だ」
そう書いてあったのが、とてもわたしの中に残りました。
人を大切に想う、その気持ちが劉さんの原動力なんだろう。
しかし!しかし!中国共産党は今、怒りに怒っているようで。
蚊帳の外のわたしには、劉さんの見解は、間違ったことは言っていないように感じるし、正しいことを言っているように思うけど、それが中国では通じないこの状況。
中国は夫のペンを恐れている、そう言っていた奥さんや、民主化運動の仲間は、中国当局から、発言や情報の流出を24時間監視されている、そうありました。。。
無理だー。
そんなの無理だ、とわたしはどんよりなってしまった。
言いたい事が言えない、やりたいことがやれない、
なんでそうなるのか、まだまだわたしには理解できずにいる。
どんよりな気持ちのまま読んでいると、初めて目にしたトピックがあったのです。
【菅首相の一日】
…???
なんだか、これも、監視(ではもちろんないけれど)のようでどんより。。。
総理大臣って、本当に大変そうです。
朝6時5分から始まり、分単位で会談やら、国会やら、会議やら会食やら、夜の10時53分まで、事細かく書いてて……
この人、大丈夫かな、、って人として心配になってしまいました。
ちゃんと休んでるんかな、定時とかそんなものないかな、とか、なんだかなーと思い、
日本を頼む!景気よくして!どんな総理もだめだ!
なんて他人任せな言葉をよく耳にするけれど、
まずは、いつもおつかれさまです、そこだなと思いました。
ねぎらって、
わたしたちにもできること、なんかないかなと考えました。
トップが疲れてると、何事も回らないように思います。
新聞って、けっこうおもしろかったです。
今までこんなにじっくり読んだことなんてありませんでした。
政治、経済のことから、新聞小説や編集手記、人生案内での不倫相談も、ほほうな内容でした。
後半の記事に、
「われわれは、欲しいと思っている情報だけで生きているのではない。
一緒に目に入ってくる無関係な情報を得ることで、世界を広げている。
その点で新聞は宝の宝庫。
インターネットでは、こうはいかない。」
たくさんの情報の中で、ここぞというものを集めてくれている新聞。
そこに、新聞記者やカメラマン、印刷業者から配達の人達までが汗をかいて届けてくれていると考えると、
今日読んだ新聞を、大切にとっておこうと思ったのでした。
間違えてから揚げの油とりに使わないように、とっておこう。。。
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