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下関店
people*sakina ⅱ
投稿日:2010/9/17
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秋よりも、冬よりも、ちょっと冬を越したくらいのイメージのほうが、彼女には合う。
悲しいよりも、寂しいよりも、希望があるほうが、きっと彼女には合う。
Character
撮影者として、時に本人よりも見えてくるその人物のキャラクター。
性格だけではなく、その時々の感情や、気分、洋服や小物で、
イメージは変わってくるものだと思う。
彼女が手にしてきた一冊の本。
「こんなイメージで撮ってほしい」
との、リクエスト。
その中の、空気は、冬に限りなく近い秋のようで、
どこか薄暗く、
例えるならば、、、
きっと、2学期の終わり、
大好きだった男子に想いを伝えられずじまいで終わった終業式後のような、
冬休みきっと会えなくて、今年も終わるんだろうな…?
的な寂しさ漂うイメージ。
そのイメージに合うように、光を、セットを、作ってはいたものの、
いざ撮影をはじめてみると、自分の中でどうしようもない違和感を感じていた。
それは、
写真の中のイメージと、目の前の世界の違い。
場所が違う。
身に付けている服も小物も違う。
何よりも、ヒトが違う。
撮影しながら、ちょっと待ってと、話をする。
きっと、イメージ変えたほうが、sakinaちゃんには合うと思うんやけどなぁ。と。
もう冬休みは終わりました。
また好きな人と過ごせる、楽しい日が始まります。
教室の後ろに彼がいて、その人を遠くから見ながら、
またいつか想いを伝えるチャンスがあるかもと、
その時を待ち、勇気を持って動き出すようなイメージで。。。。。
春に近づく冬のような、希望が少し見えるくらいの、そんな雰囲気。
わたしは、彼女には、それがいいと思った。
彼女もそれに、賛同してくれた。
納得してくれた。
その人を大切にしたい。
その思いで、求められたイメージ以上のものを見つけたい。
女優さんとか演じる人って、大変だなぁと、最近つくづく思うようになりました。
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