今、ここにある幸せ 当たり前の日常の尊さ 家族の絆 写真を撮るということは、 残す、ということ。 今は、いつもの君が、 いつか、あの頃の君となる。 だからこそ、 その時の空気を感じながら、 その被写体、家族から感じたものを撮りたいとそう思っている。 お着替えしたら〜、どんな風に撮影しようかな、 と意気揚々とスタジオへ行くと、まだまだ準備中のみなさん。 楽しそうに服を脱がせる手慣れたママ。 一緒に手伝う優しいパパ。 おうちの風景がかいま見える。 「いつも僕と一緒だ」 パパとママはそんな安心する存在。 その中で、訳も分からずなるがまま身をゆだねる赤ちゃん^^ みんなでお着替えしている、 ただそれだけの光景が、 たまらなく愛おしく思えた。 朝起きて、顔を洗い歯をみがく。 せっせと着替えて、家を出る。 いつの間にか、ひとり、として生きることが出来ていた。 いつの間にか、おとなになっていた。 それが、わたしの当たり前の日常。 でも、ここまで成長するまでに、 着替えも、ごはんも、お風呂も、睡眠も、 四六時中愛情をかけて育ててくれた人がいるから、今の自分があるのだと、 ３人の姿を見た時にどどどっと感じ、 思わずシャッターを切っていました。 ３人の当たり前の風景。 でも、この姿って、今までに写真としては残ってなかったんじゃないかな？ と思います。 きっと、５年後には、すっかりひとりでお着替えだって出来るでしょう。 ３人の姿から、今、この時間の大切さを改めて実感させてもらうことになりました。 赤ちゃんが、大きくなってこの写真を見たらどんな気持ちになるだろう？ めいっぱいのパパとママの愛情を感じてくれたらいいな。 そんな気持ちで私は今日も写真を撮っています。