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下関店
現象と本質
投稿日:2020/2/29
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去年10月、消費税が10%に増税したと同時にスタートしたキャッシュレス化推進。
2か月も経たない頃に、キャッシュレス利用が予想をはるかに上回り、キャッシュレス推進の予算が本来の予算を3000億円上回るというニュースが飛び込んできた。
3000億円の予算オーバー・・・?
それは想定内なのかなんなのか、どうにかなる金額なのか?
正直、というか恥ずかしい話、国家予算をニュースなどで少しは把握していたものの、この予算と予算オーバーについてピンとこない(想像のつかない)額だった。
結局12月に1500億円がプラス計上されたと発表されたものの、それでも1500億か・・・・・・・とグルグル。
ただその時はキャッシュレス化が進んだら、オリンピック開催におけるインバウンドの経済効果がより一層増えるだろうし、それによって経済が順調に回ったら1500億円も挽回できるものなのかなぁとも感じていた。
年が明けて2020年。
キャッシュレス化が進む一方で、やはり増税による消費減が目立っていた。
キャッシュレス化の特典として2%や5%消費者還元がある中で、6月にその特典が終わってしまったらどうなるのだろうかと想像しながらも、世の中いい大学に行って賢い専門家もいる中での政治や政府だから、なんだかんだ言ってももちろん考えられているのだろうとも思っていた。
とにかく、無事にオリンピックが開催されるように、どうか、地震や災害が起こらないように、そう願っていた。
今、想像を超える事態が起こっている。
歴史や経験から想定できるもの。予測できるものがある。予想を通して判断もしなければならない。
ただ、未知の領域になると、人は予測不可能になり恐れを感じてしまうのだと、ニュースであってもテレビであっても感じる。
終わりはまだ分からないけれど、この感染症が終息してからが本当のはじまりなのかもしれない。
この感染症拡大の裏側でもたくさんの問題が動いている。
経済が大きく変わる。価値も変わっていく。
当たり前が今までの当たり前として通用しなくなるような、物事の概念も変わっていくかもしれない。
でも、どうなるんだろう、というよりも、どうにかしていくしかないと思うようにはしている。
こどもたちの笑顔を見ていると、こどもたちが社会に出る頃にこの国や世界に絶望するようなことになるべくならないように、自分は自分で、悲観でもなく現実的にどんな世界であろうと自分なりに頑張って生きていかなければと思ってしまう。
誰が良いとか、悪いとかはなく、ただ、ちゃんと社会人が社会にかかわること、知識を得ること、考えること。
シンプルに、他人任せにしないこと。
そんな、人間としての根本はなにか考えてしまう最近です。
現象から本質を見抜くこと。
とても大切なことを改めて考えています。
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