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下関店
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故郷
投稿日:2016/12/9
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故郷はどんな場所ですか?
思い起こす場所は、生まれたという、ただそのひとつの場所だけではないということを、
出会う人、出会った場所で感じたことが誰しもあるのではないでしょうか。
写真に写る彼女たちは、故郷が全員違います。
通っている大学が同じで、日本各地からこの下関に集結しており、
せっかくこの場所で仲良くなったから成人の写真をみんなで撮りたいということで来てくれました。
発起人はメンバーのひとり、なっちゃん。
かつてライフスタジオで撮影していた女の子、というかもう女性ですね。
予約の段階から、とうとう撮影してきたこどもたちも成人か。。。っとライフスタジオの10年を感じつつ、
振袖女性6人の撮影はわたし自身も初めてであったので、当日まで想像に想像を重ねて準備をしました。
今回の撮影で、いい意味でいろいろ覆されました。
成人式の写真は生まれ故郷の親族がいる場所で前撮りしたり、成人式ついでに少し撮るだけのものだと、
自分の成人の時を思い出してもそう思っていました。
彼女たちもまた、地元の成人式に行くのでその際も写真を撮ると言っていたり、既に前撮りを終えている方もいました。
ただ、それとは別に、大学の仲間と一緒に成人写真を残したいとのこと。
いくら思い返しても、自分が20歳の頃働いていたのもありますが、その頃一緒に過ごしていた仲間と成人の写真を撮ろうという話にはならなかったなぁと思いながら、
地元の友達とも成人式でそれぞれ持参のカメラや、それこそ今のものとはくらべものにならない画素数の携帯で撮っただけであり、
写真館で撮ってもらった自分の成人写真はというと…どこにしまったかもわからず、むしろ出てきてほしくないと思うほどに自分が自分でないような写真ばかりで、
そりゃ「卒業写真」という青春の歌はあっても、【成人写真】という歌がないのにも納得するようなものでした。
だからこそ、この6人の撮影をしながらただただ思ったこと。
羨ましい!!!!
人生の節目の成人写真を封印したままであるわたしが言うのはなんですが、ただただ羨ましかったのは、若さだけではなく、その想いでした。
生まれ故郷ではないけれど、今の場所で出会った仲間と写真を残そうと決めた想いが現実となり、撮影者のわたしたち自身も本当に楽しくてたまらない時間の中で撮影したこの写真たちは、
時が経っても見たいと思うな、見返しちゃうよな、、、と思えたからです。
成人6人を同じひとつの空間に迎えるにあたって、小さくてこじんまりしている下関店を、最大限広く見えるように努力しました。
着物の撮影なので、余計なことはせずに存在感を重視しつつ、
撮影開始の6時間も前から支度をしていた彼女たちの着物が崩れてしまう前に…と思って真っ先に撮影した後ろ姿が、
6人なのにひとつに見えた瞬間、撮影開始3分くらいでしたが、わたしたちはこれからまた次の20年を想像して、「40歳になったらまた、このメンバーで撮影したいね」と話していました。
ここに映るひとりひとり。
このひとりひとりが、この20年間、たくさんの人や環境に育まれて、今こうして出会っているということ。
なんだかそれだけで嬉しかった、と言ったら変に思われるかもしれませんが、
大切に想いあうのは家族でも仲間でもおんなじだなぁと、この人とこの人が出会えてよかったと思っては嬉しくなるものです。
彼女たちはまたいつかこの先、故郷へ戻ったり、新しい場所へ行くのかもしれません。
想いを馳せる場所、心落ち着く場所が故郷になりえるのなら、今過ごしているこの場所も、ひとつのふるさとになるのでしょうか。
10代から20代を過ごすこの町で、これからも彼女たちの人生にとって素敵な出会いがありますように。
lifestudio shimonoseki
kawano yoh
(※成人式の写真や友達同士の撮影を行っていない店舗もあるので、予約前に事前のお問い合わせをお願いします。)
思い起こす場所は、生まれたという、ただそのひとつの場所だけではないということを、
出会う人、出会った場所で感じたことが誰しもあるのではないでしょうか。
写真に写る彼女たちは、故郷が全員違います。
通っている大学が同じで、日本各地からこの下関に集結しており、
せっかくこの場所で仲良くなったから成人の写真をみんなで撮りたいということで来てくれました。
発起人はメンバーのひとり、なっちゃん。
かつてライフスタジオで撮影していた女の子、というかもう女性ですね。
予約の段階から、とうとう撮影してきたこどもたちも成人か。。。っとライフスタジオの10年を感じつつ、
振袖女性6人の撮影はわたし自身も初めてであったので、当日まで想像に想像を重ねて準備をしました。
今回の撮影で、いい意味でいろいろ覆されました。
成人式の写真は生まれ故郷の親族がいる場所で前撮りしたり、成人式ついでに少し撮るだけのものだと、
自分の成人の時を思い出してもそう思っていました。
彼女たちもまた、地元の成人式に行くのでその際も写真を撮ると言っていたり、既に前撮りを終えている方もいました。
ただ、それとは別に、大学の仲間と一緒に成人写真を残したいとのこと。
いくら思い返しても、自分が20歳の頃働いていたのもありますが、その頃一緒に過ごしていた仲間と成人の写真を撮ろうという話にはならなかったなぁと思いながら、
地元の友達とも成人式でそれぞれ持参のカメラや、それこそ今のものとはくらべものにならない画素数の携帯で撮っただけであり、
写真館で撮ってもらった自分の成人写真はというと…どこにしまったかもわからず、むしろ出てきてほしくないと思うほどに自分が自分でないような写真ばかりで、
そりゃ「卒業写真」という青春の歌はあっても、【成人写真】という歌がないのにも納得するようなものでした。
だからこそ、この6人の撮影をしながらただただ思ったこと。
羨ましい!!!!
人生の節目の成人写真を封印したままであるわたしが言うのはなんですが、ただただ羨ましかったのは、若さだけではなく、その想いでした。
生まれ故郷ではないけれど、今の場所で出会った仲間と写真を残そうと決めた想いが現実となり、撮影者のわたしたち自身も本当に楽しくてたまらない時間の中で撮影したこの写真たちは、
時が経っても見たいと思うな、見返しちゃうよな、、、と思えたからです。
成人6人を同じひとつの空間に迎えるにあたって、小さくてこじんまりしている下関店を、最大限広く見えるように努力しました。
着物の撮影なので、余計なことはせずに存在感を重視しつつ、
撮影開始の6時間も前から支度をしていた彼女たちの着物が崩れてしまう前に…と思って真っ先に撮影した後ろ姿が、
6人なのにひとつに見えた瞬間、撮影開始3分くらいでしたが、わたしたちはこれからまた次の20年を想像して、「40歳になったらまた、このメンバーで撮影したいね」と話していました。
ここに映るひとりひとり。
このひとりひとりが、この20年間、たくさんの人や環境に育まれて、今こうして出会っているということ。
なんだかそれだけで嬉しかった、と言ったら変に思われるかもしれませんが、
大切に想いあうのは家族でも仲間でもおんなじだなぁと、この人とこの人が出会えてよかったと思っては嬉しくなるものです。
彼女たちはまたいつかこの先、故郷へ戻ったり、新しい場所へ行くのかもしれません。
想いを馳せる場所、心落ち着く場所が故郷になりえるのなら、今過ごしているこの場所も、ひとつのふるさとになるのでしょうか。
10代から20代を過ごすこの町で、これからも彼女たちの人生にとって素敵な出会いがありますように。
lifestudio shimonoseki
kawano yoh
(※成人式の写真や友達同士の撮影を行っていない店舗もあるので、予約前に事前のお問い合わせをお願いします。)
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