おとなとかこどもとか、
おとことかおんなとか、
にほんじんだとかそうでないとか、
そういうことではなくて、
人間。
 
にんげん、って
なぜか話すたびに言われ、呼ばれます。
 
だとしたら、みんなそうじゃないのかと。
わたしは呑気に思っています。
でも自分の守るべき（？）アイデンティティというものに囲われて、
それが自由とか何かしらへの条件にもなりえ、壁にもなるのだろうな、と、
頭の中にはそんなことがぽつりぽつり。
 
本当に大切なものはなんなのか。
本当ってそもそもなんなのか。
大切とは何を基準に？
 
そんなことも、ぽつりぽつり。
答えよりも、考え続けることを。

どこに何があるのだろう。

 
旅立ちの朝。
 
わたしは親知らずを抜いた朝。
 
痛みの憂鬱を、チョコレートで埋めつつ。
 
 
やっぱり、人生はそれぞれだ。
 
 
気づかないようにしていることも、気づかないと、ってしていることも。
時には甘いもので、時には時間をかけて。
感じられるようになればいいのかもしれない。
 
無事に、穏やかに。いってらっしゃい。