何気ない毎日を過ごしている
それは平穏な日々で、
私を起こすスマートフォン
人と交わす挨拶
いただきますと言って食べる食事
戸締り確認をし電気を消して一日を終える




働きながらも
合間には職場の方と笑い話をし
時には人生の話をする。





そう
平和だった


しかし






突然それがきたんだ









来た！

来てしまった！！

私は目を擦りながら
目の前に現れた虚構なる
親子ゴジラを
目の当たりにしたのだった。



自称：紳士侍と名乗る少年と
中学生のゴジラが
「刀を構えて！」
「師匠から弟子に刀を渡すように！！」
「いや、違う」
「切って」
「これで止める…」
「わ、わかった」




　　
ストーリーは彼らの手によって握られていた
これから通う中学校の生徒手帳の最初の使い道は
弟から振り下ろされた
その一太刀を
止める手段だった。










これでいいんだ
楽しいのが1番さ
喜ぶこと
家族で笑う事が
1番さ







私の中では一生忘れる事のない撮影となりました。