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仙台泉店
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うどん県

投稿日:2015/11/30

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とある日
私は西日本へと旅立った
 
そしてうどんで有名な香川県にある某スタジオで出張中の後輩とお酒を飲みに足を運んだ。
その、香川県の丸亀市というところは建物がとにかく低く30分どこへ歩いていっても3階建てなんてないのどかな町、上を見上げて見えるのは山々と青い空と電信柱だった。
古民家の並ぶ道もあれば真新しい住宅も並ぶ道もある。そんな中、古民家の長窓に映る自分が唯一の動くものでものすごく静かな町でもあった。人の気配があまり感じない、こんなに建物が並んでいるものにも関わらず動くものは自分のみ。
不思議な孤独感を感じながらも歩いていた。
なぜ歩いていたからというととあるうどん屋を目指していた。昔香川に来た時に一度訪れたおじいちゃんおばあちゃんが経営している古いうどん屋である。自分のおばあちゃんではないがとても昔から知っているような親近感のあるおばあちゃん。無口なおじいちゃんとどこか仲良さげに接しているおばあちゃんだった。そんなおばちゃんを一目見にという点もありつつうどん屋に向かって歩いていた。
 
しかし長い、歩けば歩くほどお腹の虫が鳴いてきます。

何メートル進んでも私しかいない
そうしている間に5年前の旅行を思い出していた。
あの頃は「自分探しの旅」とか言って一人で四国、岡山、大阪、兵庫を周りにまわった。休みの期間なにもすることがなく何も過ごす目的なんてなく、自分の生活の中にはアルバイトしかないのかと思うと悲しくなり唐突に切り出した旅である。その先で何かあればいいなあと思いながらも四国に来たら2010年一番でかい台風とぶつかり悲惨な四国旅であった。結局自分の何かを探したわけでもなく、ただご当地のうまいもん食って帰ってきたという感じだった。しいて言うのなら食いしん坊ということを改めて確認したくらい。

そんなことを考えているうちに見たことのある古民家に着いた。
相変わらずあのおばあちゃんがいた、逆に言えばあのおばあちゃんしかいなかった。
でも明るさは健在で、注文を聞く前に「あつあつ」でいいと誘導され「はい」と返す私がいた。
そしてすぐ出てきたあつあつのうどん

ちゅるりっ!


うまい!!!

「なんならこの天ぷら余ったからあげるよ」
そう言われありがたく頂きました。

なんかこの日もまたアットホーム感を感じてしまいました。

いいなぁこの感じ

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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