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仙台泉店

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Photo 光射す

投稿日:2015/7/9

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ライティングを組むこと。

もちろんやるべきことであり、当たり前のことであり、基本となること。しかし可能性があまりにも多い分野でもあってたくさん試行しても課題や副題がどんどん湧き出てくる分野でもあります。

私たちが普段使っているのは自然の光が一番多いと思われます。私は少なくとも自然光を使った撮影が多いです。天気の悪い日や陽が落ちてきた時にはもちろん室内の補助光を使い撮影をしています。その中でも最も多く存在するのが蛍光灯を使った撮影です。ライフスタジオのフォトグラファーなら毎日の様に蛍光灯を使いそれを逆光なりサイドから当て被写体にもしくは副主体に陰影を付けてシャッターを押します。泣く子でも、動いたり走って行ってしまう子でもこの光というものをどう使っていくのかを頭の中で考えファインダーを覗くのです。

なので光の具合と常に睨めっこしながら撮影をしていくのです。

部屋の数カ所に蛍光灯が組まれたインテリアが存在するのでその光の光量や範囲を把握しておく必要と場合によってはライトボックスという可動式の蛍光灯が組まれた箱を使いそれぞれの調整を行います。

カメラマンによってこの自然光、インテリアの蛍光灯、ライトボックスの蛍光灯の組み合わせは違い、時間帯や被写体に合わせてそれぞれが内にある理論で整理しシャッターを押して写真を残します。

つまり何が言いたいのかと言うと可能性があまりにも多いということです。壁の跳ね返りの光を使う時もあり、ガラスに当てた光を使うことありきっと未開の使い方もあるのだと思ってます。ただその中でこれが正解だ！と決めてしまったり、限定するような事を言ってしまうとあまりにも多いはずだったものがわずかなものでしか無くなる場合もあり現場の感性や個人の固定概念にも左右される部分でもあると思います。

さてこの写真のライティングはスポットライトを3つ使った一枚になります。何故ここでスポットライトなのかと言うと私自身が練習中で研究してみたいものでもあるからです。

結果として今回はレンズフレアとゴーストイメージを印象とさせる一枚に。

とその前にレンズフレアとは、フレアの事で撮影をするときに極めて強い光がレンズに入り込んだときに暗い部分に生じる光の漏れのことで丁度彼女の肩あたりの部分を指します。

その次にゴーストイメージ。ゴーストをいうのが一般的でしょうか。カメラのレンズは何枚かで構成されているためにレンズ内で複雑に反射したものが写真の中にそのまま残ったものです。写真で言う所の彼女の髪の毛あたりから左肘のところまで映し出されている光の漏れです。

そのことを踏まえて

なぜ3つのスポットライトなのか？

そこからまずは考えていこうと思います。

この場所は自由が丘店の玄関になります。時間はPM7:00頃陽の光はほぼない状態でライトが無いと足元がほとんど見えない状況です。

ライトが1つの場合真っ暗な状態で被写体を撮った場合ISOをかなりあげて(ISO5000)の撮影になり背景がかなり暗く光と被写体のみになる。
2つの場合後方背景に反射された光が届くようにと被写体の背中方向からのスポットライトとなり多少背景もわかる程度となるがまだ被写体の顔が暗く光だけが印象に残りかっこいい雰囲気の撮影は可能になってくる。
そして3つ使った場合は後方背景に反射された光を当てたのと被写体の背中方向からのスポットライトまで同じで、そこに更に壁に光を反射させ多少被写体に光が届くように調整した。

それでこの写真のようにスポットライトのフレアとゴースト、そして被写体の顔が見えるようにセッティングしたのです。ちなみに背中方向からのスポットライトの交差するように他のスポットライトを当てようとするとフレアやゴーストが出にくくなってしまうため回りくどい光の当て方をしています。

次にポージング。なぜ動きのある写真にしたのか？スポットライトの光が強く更に暗い場所であって、この条件であればシルエットとその突き刺す様な光を利用してカッコよく撮るのがよくあるのかと思われます。しかし今回は顔が見えるまで明るさを多少上げている状態で尚且つ彼女はよく笑う子だったから明るく笑って欲しかったというところです。更に言えばスポットライトの光が強いのを利用し彼女の髪の毛を多少上げることでその髪の毛が茶色く輝く範囲を広げてくれるのでその光の拡がりを活かしたかったのです。

まだまだ開拓のしがいのある光であり場所であるために練習はこれからも必要かと思います。もちろん他の蛍光灯の使い方も研究をしていくことが必須なのですが非常に楽しくなによりやりがいのあるスポットライトでした。どうにか展開していきたいところです。

Photo by Chiba , Assist by Gahee ,Model by Younseong

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