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仙台泉店
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photo 一呼吸

投稿日:2015/4/10

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歩きたい歩きたいとにかく歩きたい。
 
一歩進むと嬉しく
一歩進むと周りが喜んでくれる
 
その道がこの子の将来を作るようになる
 
最近覚えたその技術。歩くということ。
1歳の子が母親、父親に見せたい、披露したい事になるもの。人間誰でも出来るようになったことは他人に見てもらいたいと思うところはあると思います。よくスタジオに来る子のそういった姿を見るたび、そういった道を見るたび希望を感じてしまいます。
 
また新しい成長とともに初々しい日々がスタートします。
 
時に疲れ、時に母を求め泣き、愛情を求め人を惹きつける。
 
その小さい体に大きな頭で必死にご飯を食べて、必死に立ち上がり、歩き、疲れ、その大きい頭の重さにつられ倒れ横になり、一呼吸を置く。
子供には頭の重量は大きすぎる。3頭身までいかずとも私はそう思う。
 
そしてまた立ち上がる。
 
この日の彼はオムツの撮影をしながらも、たくさん歩き、たくさん笑い、その姿を大人達に見せてくれた。
 
そしてそのずっしりとした彼の一休みを写したかった。
 
歩く彼に対し地面の上に好きなオモチャを並べしゃがみそれを取りまた立ち上がる。また違うオモチャを置きそれを取りそしてまた立ち上がる。
何度も何度も立ち上がり母親の元へ歩いていく。
この反復が明日へと繋がるのだ。
 
そうしているうちに一呼吸を置いた。
 
オモチャを持ったまま重い頭を重力に逆らうことなく、オモチャを見つめ仰向けになる。
どっしりとした彼を表現したく全身をいっぱい見えるようにと手に持つオモチャを見る目線にゆとりを持たせるようにフレーミングし、ライトの光量を減らし地面を暗く表現出来るように。。。
あとは彼のそのままの重さをファインダー越しに見届けるだけ。
 
それが彼のありのままなのだから、オモチャを持ちそれを見つめ集中している姿がありのままだから、重力によって仰向けになることもありのままなのだ。
 
一呼吸を置くことが本能でもあり、基本なのではないでしょうか。

photo by chiba , codi by lee younseong

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