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essay 2 付加価値

投稿日:2014/12/24

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写真を見る時にやはりぱっと見が重要で雰囲気が重要でつまりは第一印象が基本的には大切だと思う。もちろん見れば見るほど深みの出るものもたくさん存在している。

『印象』

それは被写体の魅力なのか、構図なのか、光なのか。はたまた何だこれは?という衝撃なのか?それは人それぞれ感じる部分が違うし、写真の見方が様々あると思う。

子供から見た印象、親から見た印象、他人から見た印象、写真家から見た印象。もっと様々な見方が存在している。

我々は写真家と言われる存在でどんなものを残すのが適してるのか?

簡単には言えません。

今の段階では私にはさっぱりわからない。いや、わかろうとしている。
それが関係性で有ってほしいし、その現場の雰囲気を残せたらいいなと思っているのはあるが、そこにはフォトグラファーの工夫も付け加えて付加価値をつけて写真を見せたいと思う。

その『付加価値』という部分にはどんな工夫があって、どんな努力があって、どんな感性が働いてくるのだろうか。

私達写真家は光をみて、場所、角度、構図、イメージを考えると思う。
それは自然光、ストロボ、蛍光灯などの光を操る技術があるべきだとどの写真家も思っている事だろうと感じる。

もちろん衣装、背景といったシチュエーション的な部分も考えるのだが考える部分は山ほどある。
それはプロとしての宿命であるがゆえに自然とたどり着くポイント。

その『光』という点においていろんな印象が出てくると思う。
スタジオでは普段日中は自然光での撮影、日が落ちてきて自然光が足りなくなったとき蛍光灯を使って撮影をしている。

この2種類の光を私達は考え撮影しているのだ。
その印象は柔らかくふわりとしたものであったり、ぱきっとかっこいいものであったり光による効果は変わってくる。それだけではない価値も作るとこが出来る。
それはこれからもっと開拓していくべき部分であるとそう思う。撮影の幅という言葉が適しているのかは定かではないがきっとそれに近いものとしてこれから挑んでいくべきと感じる。

そこでこの写真は第一印象としてはどこか不思議な感じでどこか希望に満ちた感じがした。メイン光を自然光、補助光として右斜め後ろからライトボックス(蛍光灯)を当てている。その工夫があったからこそそういった印象を受けた。
どんな効果なのか?
ガラスに触れている顔、肩、腕にそのラインが映し出されている。
この写真を見たときにこれがスタートだと感じた。
自然光と蛍光灯のミックス。
どこか幻想的で彼女に希望の線が示されたようなそんな雰囲気を作る。
我々のスタートラインとこの子の女性として綺麗に、さらに躍進させてくれる様にこの子を表現している。

この先は何か。
自由が丘で今取り組んでいる自然光と蛍光灯のミックスという部分。どんな職場、職種、分野、もしくは人との関係性様々なものには次のステージを自分達で考え用意し進んで行くことが切磋琢磨である。それを今新たにそのスタート地点として自然光と蛍光灯のミックスに挑戦している。

この先はその挑戦を辞めないこと、継続すること、自分達の課題を見つけること。課題を見つけることが課題というのがなんとも腑に落ちないような気もするが組織として初心であって日常は常に変化していくべきだと店舗としてこれが新たなスタートラインなのだとしたらそれでいいのではないだろうか。

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