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仙台泉店
写真分析 ちらり。【ライフスタジオ仙台の写真】
投稿日:2019/9/14
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SENDAI
photo:gomei
9月の写真課題を出され、なかなか苦手なお題の前で、私は内心「うえぇぇぇ」と思っていました。
意図的に計算して撮ることは今までなく、撮影をしながら要素を見つけて撮ることが多かったので、なんとも苦手な分野です。
そう「フレア」
私はフレアよりもリック・フレアーが好きだなーと考えていることがあったので、まだまだ写真<プロレスなのかもしれないので、勉強が足らないなとつくづく思います。
グーグルを開いて、 フレア カメラ と検索すると、真っ先に除去する方法が出てきました。
これまでは×とされてきた効果ですが、ここ最近では表現方法の一つとして評価がされています。
今回はそんな写真に挑戦です。
■カメラの技術的な準備
- 光は逆光で撮るべし
まずフレアの条件としての大前提が逆光条件での撮影です。
レンズやカメラの中で光が反射することで、写真が白っぽくなることを指します。
強い光が入って、うわ真っ白!!みたいな経験があるように、その条件を“うまく”使用できると、ふんわりとした印象の写真が撮れる。。。そうです。
カメラ内に光を反射させなくてはなりませんので、当たり前に逆光でなくてはならないのです。
- 光が足りなかったら作ってみよう
仙台店は、店舗入り口の上に大きな日よけがあるので、強い光が店内に入ってくることはほとんどありません。
ですので強い光を必要とするフレアを出すには、光を作るほかありません。
色んな作り方が撮影条件によってあると思います。
例えば、スポットライトで作る、ストロボで作る、懐中電灯で作るなどなど。
今回はストロボで作ることにしました。
- 光の設定
ある程度強い光でふんわりした感じを出したい。
これがまず一つ。
強い光を直接的にあてると、その分影も強く出てしまいますので、ここで気を付けたことはストロボとの距離と、当たる光の性質です。
こんな感じの設定です。
ストロボと被写体の距離は5mくらい離しました。
太陽のように見せたかったので、ストロボ足を目いっぱい伸ばして、高い位置からうちます。
光をベッドにあてるイメージで発行させて被写体には伸びてくる光を当てるイメージで、強弱を調整しました。
ですが、行っても逆光ですので、顔が影になり暗く落ち込みます。
少し起こしてあげるイメージでレフを設置しました。
と言いつつ、レフがなかったので大きい発泡スチロールで代用しました。
■イメージ生成
①被写体の印象を大切に
「こんにちは」
「こんにちは~」
10歳の彼女は重いランドセルを背負い、緊張した面持ちでお店に入ってきました。
ママが事前に教えてくれたように“弩緊張”という言葉がよく似合う面持ちでした。
何となく簡単な自己紹介をしながら様子をうかがってみると、すべての質問にしっかりと受け答えをしてくれるとても真面目な一面が見えます。
そんな彼女が饒舌になった話は2つ。
1つはちゃお(漫画雑誌)の話でした。
今は待っている漫画は12歳という漫画でウンヌンカンヌン。
私はその漫画を知らないし、想像もつかなかったので、
「おじさんは31歳」と言ったら会話が終わりました。
もう一つは、自前のイヤリングコレクションを紹介してくれた時。
一つ一つのイヤリングを購入した際のエピソードも教えてくれていたので、そのボリュームはかなりのものでした。
ここでも性格がよく出ていて、きっちりと事細かに教えてくれるので、生真面目といえる性格でした。
そんな様子を見ながら頭の中で、
「家でもこんな感じなのかな~、逆の感じってなんだろ~」
ふと思います。
…んじゃ逆を演出出来たら、結構おもろいかも。
②真面目の反対ってなんだ
真面目の辞書的意味はすぐに分からなかったので、イメージを考えてみました。
真面目=しっかりしている/勤勉/ルールを守る
などが出てきます。
パパパッと思いついたのは、ルーズ。
時間にルーズなんて全く真面目な感じは出ないので、いい摩擦力を起こせるかもねと考えながら設定していきます。
まず彼女は白いワンピースを着用していました。
・白いワンピースのままベッドに寝転ぶ=ルーズだよね。
・スカートみたいな感じだけど立膝=ルーズだよね。
・髪の毛ぼさぼさで寝起きみたい=ルーズだよね。
こんな感じで思いついたままやってみます。
「無造作♪無造作♪無造作~♪」
と歌いながら髪の毛をぼさぼさにさせてもらいました。
全然笑ってもなかったように思います。
■いざ撮影!
①いざシャッターを切ってみると
条件やイメージはある程度できていたので、シャッターを切るまでそんなに時間もかからず撮っていたのですが、ん?何か足りないなと感じました。
でも何かわからない…
何となくじっと見てみると。
そう、緊張している表情が、ルーズな自然体とは少し異なった印象を与えていました。
そうだ!笑顔のクシャってした感じだといいかもと思い、いろんなことをふざけながら話しましたが、全然爆笑を引き出せず、羞恥心が勝り予定変更。
“両目見えてなくてはいけない?”
私は男性だからよくわからないけれども、ルーズな女子はしっかりと家の寝起きでも、しっかりと顔が見えるよにしているのだろうか?
わからないけども、きっとしていないんじゃないか。
そう思い下を向いてもらい、髪の毛が顔を隠します。
そのままカメラを見ながら顔をあげてもらいます。
その瞬間の写真だったと思います。
■最後に
私は常に予定調和の中に生きている気がしますし、逆を言えば何となくな常識を持って生きれています。
でもすこしだけ懐疑的に考えてみると、物事の色んな側面が見えてくるような気がします。
いつもの自分でありたいけども、いつもの自分ではダメな気もする。
被写体になる方々も、自分の変化に驚き変化が好きなのだと思います。
意外にも私も同じでした。
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