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全体会議Cチーム:写真分析 [  関係  ]

投稿日:2012/11/5

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空間って、目に見えないものだけれど、たった一枚の写真だけでも、たくさん伝えることができる。というよりも、その場の空間の想像や、イメージがたくさん出てくるようなそんな写真を撮るのは、何よりも大切で、何よりも実は難しく感じます。特に大人数の家族写真では、重要な要素であるし、一人の時よりも難しい。同じ気持ちで皆がいないと成立しない。 その時間を、その空間を表現するってなんだろう。 この写真を見て思うことは、バランスだとか構図だとかインテリアの兼ね合いだとか光とかではなく、瞬間をとらえた写真であるということ。 家族写真の場合、きれいな流れの構図、もしくは無理のない形で自然に、まとまりのある写真をまず撮ろうとする。そこからこの写真のように主役が飛び出していなくなってしまうことはよくあること。そして全員がその主役に対してどうにか抑えてまとめようと戻そうとする。 きっと親御さんは写真がとれないのではと心配になる場面だと思う。困り、怒り、戻そうとするけど自分たちもその場にいなくてはいけないから、どうしたものかと困ってしまう。そうゆうときに、その自由さを楽しみながら撮影することで、ハプニングが起こったとしても全員があちゃー!と楽しそうな表情になる。そしてそれも思い出となる。ここでこの瞬間を、写し残すことは、日常、絶対にできないし、ここでしかとれないものとなる。その瞬間の全員の表情も残る。その一枚でその空間がよみがえる。そんな一枚だと思った。 その家族の今の姿を残すことは、たやすいことではない。我が子を心配したり、緊張したり、いつもと同じではいられない。それでもその緊張や心配を取り払うかのように空間を暖めていくことによって、瞬間の写真は、自然な今の形となってのこる。その瞬間は、いつおとずれるかわからない。狙っているとしても、必ずそのタイミングで予想していたことが起こるという保証もない。だからずっとずっと瞬間を待っていなくてはいけないし、必ず残したいものである。流れのある原本として、こういった瞬間の写真があることにより、より自然な流れがつくられる。 写真の「瞬間を切り取る」ということが、こうゆうことなのだと感じられる一枚だと思いました。 どういった撮影の流れからこうゆうかたちになったのか、声かけや指示一つでまたかたちがかわる。撮影者やコーディネーターの話を聞いてみたいです。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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