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名古屋西店
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いっちゃんの撮る写真①

投稿日:2024/8/26     更新日:2024/8/26

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Photo by Chihiro Inoue
Cordi by Azusa Ito

Write by koba

In Nagoya Sakae

 

写真スタジオで働き始めて、写真というものの奥深さを常に感じています。

ただその時の記録だけが残るのではなく、記憶や思い出が残るもので。
想像力も働けば、幅がとっても広いもので。

例えば記憶がなくても、その一枚から感じられる何かがあれば、それはその人にとっての思い出に変わっていくと考えています。

 

今回の写真は、名古屋栄店のいっちゃんが撮影したものです。

いっちゃんは撮影カメラマンになってから、いろんな写真を見たり、
ほかのスタッフへ写真を見てもらったり、意見をもらったり、
撮り方を練習したり、真似したり、試行錯誤常に写真と向き合い続けています。

積み重ねている努力と、彼女が元々持っているセンスやバランス感覚もあり、
いっちゃんの視点から撮られたか写真を見ていると
ああ、この瞬間をここから切り取る表現力が素敵だな、と発見もあったり、
新鮮でもあり、改めて大切なことを考えるきっかけをもらいます。
 

例えば今回の写真だと、3人ごろんとうつ伏せで寝転び顔を寄せ合って遊んでいる写真。
記録としてはみんなお顔が見えているように正面から撮って、笑顔をぱちり残したいと考えます。
 

いっちゃんはそれだけではなく、斜め上からあえて前ボケも入れて奥行きを出し、
外から覗いているかのように3人の姿を残しています。

お姉ちゃん達は横顔だけど妹のほっぺを両サイドからツンツンついて、日常で遊んでいるかのような、
自然な姉妹の関係性が表れた一枚になっています。

 

正面からでももちろん可愛らしい写真を残せますし、表情がよりわかって素敵な写真になりますが、
斜めから距離感をだすことでより、自然で、姉妹だけの空間を一枚に残せていると思います。

 

 

かわいいかわいい妹が生まれて。

お姉ちゃんになったふたり。

挟まれて、愛されている末っ子ちゃん。


幼い3人には、もしかしたら撮影の記憶はほぼ残らないかもしれませんが、
この写真を見返したら、いろんな想像が広がって、嬉しくなって。
きっと家族の大切な思い出の一部になるだろうなと思います。

 

大好きな妹。
大好きなお姉ちゃん。
姉妹の関係性。

 

ああ、私はこんな風にお姉ちゃんに可愛がられていたんだ。

ああ、私はこうやってお姉ちゃんをしていたのか。

 

そんな風に覚えていなくても心が温かくなるような、嬉しくなるような。
自然で素敵な、そんな写真だと思いました。

 

日常的に撮られる写真、記念写真として足を運ぶスタジオの写真。
どちらにもそれぞれの良さがあり、そこでしか撮れないものがあります。

その時、その時、今ならでは。スタジオだからこその視点と表現力は常に追求していかなくてはいけません。
その大切さを写真を見返しながら何度も何度も、考えます。
 

何度でも振り返りたくなるような、
家族の大切な思い出として。

【今ならでは】な姿が、写真が、残りますように。
 

いっちゃんの写真をみて、改めて、そう思いました。
 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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