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名古屋西店
全体会議Cチーム:写真分析 [ 家族写真 ]
投稿日:2012/10/8
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写真分析[家族写真]
真っ白な背景はシンプルで世界を作りやすい。
そのため形ひとつ、小物ひとつ、色味ひとつで世界観ががらりと変わる、[自由]な空間だと思います。
名古屋店にも真っ白な背景があり、そこで家族写真を思い思いに組んだりして撮ることも多いです。
今回、この課題の家族写真を見て感じたのは被写体の形、流れが綺麗なことが一番です。[基本]がすべて詰まった一枚だと感じます。
順番に分析してみます。
家族写真一本で分析に取り組もうと思っているため、同じ項目で分析してみます。
光に関して
トップの光と向かって左側のライト。
組み方により全員に光が当たっている。ママや一番小さな子はなるべくライト側へ配置。
ポーズ、形について
白い背景だからこそ[形]を[自由に]表現できる。まさに撮影者によってどんな形も作れてしまう。
家族写真でまず気にしていることは全体の流れや顔の位置。そしてその家族の表現の仕方。
急に下がることのないなだらかなおやまのラインが出来ているため、違和感がない。
どっしりしたパパ、少し細身のママ、お子様。
後ろから全てを包み込むように配置されたパパはその体格や表情から見えてくる人柄によく形があっている気がする。
その椅子の前に長男。二人が座っている椅子よりも奥に肩を入れて前に出過ぎないように配置されたママ。
ママのお姉さん座りについては、足が直角に曲がってしまう傾向があるが極力細く、長く、そしてラインを作るために
横へ流している。これは見せてあげることが一番早い。そんな組み方もそうだが言葉で伝えるのはとっても難しい。
ママの雰囲気や服装によっても組み方は変わってくるが、服装にもよくあっている。
ただこの配置で組んだだけならばこんなに一体感は生まれない。
重心の移動、手の位置、隙間が出ないように的確な指示がいる。
ギュッとよりやすいような手の位置も重要で、最後にみんなの顔がぐるっと正面を見ていることが重要だと思う。
これは簡単なようで一言無いだけで崩れてしまうことが多い。ぎゅーっとよってください、とか、パパ少し前に出てきてください、とか
ぐるっと正面向いてくださいとか。
そしてもちろんだけれど全員が同じ方を見て、同じ感情を表しているような表情を引き出すことが大切だ。一体感が一番大事である。
全員が同じところを見ていて、同じ感情であること。
そのためにはコーディネーターのアクションやカメラマンの声掛けも重要なものである。写真によっては同じ言葉を叫んでもらったり。
家族写真での基本。流れ、形、配置、顔の向き、表情、インテリアの入れる範囲。
このひとつのショットからまた少しだけ組み換え組み換え、違う写真が生まれていく。そんな流れのある写真の一枚になるような写真だと思った。
ただ、ひとつきになることはこういった家族写真はもちろん自分も組んで、流れを気にして、撮る。がしかし、[組む]ことによって[やらされている感]
[きめすぎた感]が出てしまい、そう感じる方もいる。
得意としているはずの[自然な形]とはいったいなんなのか。
無理ない体制で、そこから一言二言加えて自然な、だけど指示ひとつでぐっと質が上がり、自然な写真に見えるような家族写真ももっと勉強しなくてはと思う。
基本を頭に入れ、そこからの発展がむずかしい。
固定概念や基本にとらわれすぎず柔軟な頭で家族写真が撮れるようになりたいと思う。
みんなの分析も楽しみです!!!明日は全体会議!!6時集合で、みんあで下北沢店へ行ってきまーーーす!!
楽しみです^^♪
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