Photo by OHAGI
Cordi by Nao Aoyama

Write by koba

In Nagoya Sakae

 

 

おはぎさんの写真は、いろんな要素が詰まっていて面白いです。

しっかりと作りこみ、写真の表現を細かく計算しながら緻密に一枚仕上げた作品のような写真もあれば。

この瞬間、この表情、この仕草のこの子が写真に残したかった！という、声が聞こえてきそうな写真や、撮影の様子が伝わるような写真もあります。
 

 

 

ライフスタジオでは「自然な写真が欲しい」という言葉をよく耳します。

「自然な写真ってなんだろう？」

ここに入社してから、何度も考えては、何度もこの話をよくします。今でも考えます。

おはぎさんともその話をしたことがあります。

私はライフスタジオでいう、よくお客様が残したい写真の希望で言う「自然な写真」とは。

どうしたって自然ではない環境下・・・
（スタジオという慣れない環境、知らない人に囲まれカメラを向けられる状況、写真を撮るという時間、いつもとは違う服…などなど）で、相手が自然な姿でいられるような空気感を作り、関係性を作り、自然ならしさ、魅力、個性が出るような瞬間を作り出し、探し出し、それを「美しく」切り取り、表現して残す写真、だと思います。

 

一言、「自然な写真」というとシンプルなのですが、そこは奥深く、難しいもので。
 

自然であって自然でないのがフォトスタジオで撮影される写真であり、そこから自然へと一歩近づこうと、見つけようと、表現しようとしている写真が、ライフスタジオの写真の魅力の一つであると私は考えています。

文章にするとなんだかよくわからなくなってきますが・・・（笑）
自分なりの定義です。

そしておはぎさんは、その自然な写真を撮ることのできる、カメラマンだと思っています。

 

写真の表現は様々で、撮影スタイルも様々だとは思いますが。

何をどのように表現するにしても、「撮りたい瞬間」が自分の中にあること、理解していること、それは出会うご家族から求められる自然な写真、良い写真、欲しかった写真の条件のベースだと思っています。

要望を叶えるだけではなく、超えていくには。
受け身なだけでは、そこに辿り着けないと考えています。

 

作品のように作りこむ表現も、こどもたちの元気な姿や魅力を表現することも。

自分が「楽しみながら」そして、「自分が残したいと思うものを残す」というベースはどちらも一緒だと思っています。

「目の前の相手のために」というのはもちろんですが。
そこにちゃんと自分がどうしたいか、どう表現したいか、何を残したいか、があるかないかはとても重要で。

それが軸にある人で、そんな写真を撮る人だ、と思っています。

だから、見ていてとても面白いです。

 

例えば今回の写真に関してはごくごく自然な可愛い兄弟写真です。
ベーシックに彼らの表情に目が行く、関係性や一人一人の個性も見えるような素敵な兄弟写真。

でも、その「瞬間」は、全員と向き合って撮影を進めていなければ生まれない瞬間だと思います。

そしてその瞬間を必ずおさえるための角度やライティングなど、その自然な瞬間を予測してシャッターをきるために準備は欠かせません。

コーディとの連携、パパママ含めた撮影現場の空気感も、すべてがつながります。

それが撮りたい瞬間につながることを理解しているからこそ、
自らその条件を組み立てていくことができるし、
きっとそれが楽しい撮影につながり、相手にとって嬉しい瞬間や表現が残るのだと思います。

 

私が直接出会っていなくても、写真を見れば、
その撮影がとても良い雰囲気でご家族や子供たちが「自然でいられる」空間になっていたことが伝わります。

 

 

撮影の楽しそうな声を聞きます。

親御さんや子供たちの嬉しそうな声をたくさん聞きます。

また会いに来るね、来年もぜひ、という人もたくさんいます。

 

それはおはぎさんの信念や考えも含め、ライフスタジオの写真やそのほかいろんなものを吸収しながら、楽しみ挑戦し続ける姿勢があるからだと思います。

そして、そんな彼に刺激をもらい、周りのスタッフもたくさんいろんなものを吸収して素敵な撮影や写真がたくさん生まれています。

 

 

癖が強い。それがまた面白い。それがおはぎさん。

分析というよりはご紹介のようになってしまいましたが。

彼をはじめほかのメンバーも意欲的に目の前のことにチャレンジし進み続けるスタッフたちなので、大変心強いです。

 

この先も、大変に楽しみですし、自分にできることは協力できたらと考えます。

 

 

この写真も、好きです。(笑)

 

 

 

おはぎさんは、写真というものが特別なものではなく自分の中にごく自然と当たり前にあるものだといいます。

おはぎさんの写真について、彼の考えなどは彼のブログを読んでいただいた方がより伝わるかと思います。写真も載ってますよ。

ぜひ。

おはぎさんのブログはこちら