Staff Blog
名古屋西店
My photo 写真分析 続ける理由
投稿日:2022/8/25     更新日:2023/3/30
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Photo & Write by Kaori Kobayashi
Cordi by Nao Aoyama
in Nagoya-nishi
ライフスタジオで働くことになった事…
何度振り返っても、やっぱりここに来たのは自分の人生において大きなターニングポイントで、
自分が人の写真を撮る様になるなんて、昔は夢にも思っていませんでした。
ここで過ごしてきた日々は自分に変化を与え、そしていろんな出会いとつながりを生んでくれました。
何回でもそう振り返りながら、年月が経ち。
現在私は今までの様に毎日撮影に入ることはなく、少し現場の撮影から離れて裏方で仕事をしています。
いろんな家族の形があって。
家族の数だけいろんなストーリーがあって。
年齢や性別では計り知れない一人一人の個性があって。
笑って、泣いて、感動して。
それに少しだけ触れながら、一緒に時間を過ごす。
そんな毎日が当たり前の様になっていたからこそ、
自分の中でお客様と一緒に撮影する楽しみややりがいがこんなにも大きかったのだと、
離れてみて改めて実感しました。
私にとって写真は相手のためにできることの一つであり、
コミュニケーションをとる一つのツールであり、自分にとってなくてはならないものだったと強く感じています。
時代は大きく変わり、残せる写真のツールも増えてきました。
今は簡単に高画質で携帯のカメラで写真が撮れたり動画が撮れたり。
それでも写真スタジオを訪れるご家族がいるのは、そこでしか残せない客観的な視点と表現があるからこそ。
家族の証も、その子らしさも、撮影者に委ねられます。
私はそれが楽しくて仕方がないということを、今まで以上に感じています。
カメラを持つと不思議と今までよりも重く感じ、緊張し、
大切にシャッターを切っています。
子供達のほっぺとか、まあるい手とか、フニフニのあんよとか。
今ブームの表情だとか、兄弟そっくりの表情だとか。
感情が思い切りでている表情だとか、家族も知らなかった表情だとか。
見逃してしまいそうな一瞬を、切り取り残すその使命が私たちにはあります。
そしてその客観的な視点や意見も本当に十人十色で、表現も様々で。
人に出会うたびにそれが更新されて、毎日が同じじゃない、そんなこの仕事が大好きで。
だからこそ、こんなにも自分は長くここにいるのだと、改めて感じています。
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少し前の話になりますが、名古屋西店で初めてBABYのモデル撮影を行いました。
私自身モデル撮影が初めてで、イメージ作りから衣装のピックアップ、
小物の選別まで頭の中にはいくつもイメージが浮かび上がっていました。
この服ではここで・・
このインテリアはこれくらい広く・・・
この角度、この光で・・・
準備し尽くした土台の上で、それでも予期できないのは、モデルであるこども達。
表情や仕草、思っても見ない様な一つ一つを逃すまいと追いかけながら、
その子の可愛さとか、今ならではな魅力、が美しく残る様に。
カメラを持つ手に力が入りました。
観察して、自分の引き出しの中からこれでもないあれでもないと様々な表現を引っ張り出し、
イメージに適切な最善の表現を合わせながら撮影が進んでいきます。
考えたり、見たり、思ったり、自分の頭の中がどんどん形になっていくことの楽しさを久しぶりに感じることができました。
そんな撮影の中の、なんてことない、瞬間。
お着替えの時間、ゴロンと寝転んで着替えをしていた彼。
お着替えが終わりすっとパパにお座りの体勢にされて、落ち着きました。
よく見ると・・・
自然と組まれている、小さなあんよ。
それでお座りの体勢のバランスを保っていると思うとなんとも可愛い・・・
お腹が空いてか、安心するためか、自然と口に持って行かれてしまう人差し指。
まっすぐ見つめる仕草にまだ生えたての明るい色の髪の毛。
まあるいほっぺにクルンと上がるまつげ。
一つ一つをどうやったら、どう切り取ったら、全てに目がいくのか、凝縮されるのか・・・と考えました。
窓から明るい光が差し込みそれが半逆光になるような位置に移動すると、可愛らしいそれらの特徴が光で強調される形で光が当たっていました。
その特徴が余す事なく目を引くポイント。
画面いっぱいに彼の全てが写り込むように撮影しました。
・・・
ここまで固い感じで語ってしまいましたが、
何はともあれ。
可愛かった~~~~~~!!!!
なんですかその表情は・・・・!!!可愛い!!!
可愛すぎて可愛すぎて、もう撮影中かわいい!を連呼して叫びまくりながら撮影していたわけでして。
とにかく、楽しい時間でした。
いないいない・・・
ばーーーー
今回の撮影で、自分の中の写真に対する思いがまた一つ明確になりました。
自分の視点が、表現が、自分の魅力を発見したり、知らなかった一面に出会ったり、らしさを再確認したり。
それが大切な家族の元に本人の元に残る事。
その重みを、喜びを感じられるからこそ、この仕事を続けたいと思うのです。
撮影や写真から少しずつ離れて自分の仕事の軸に撮影がなくなっても、
この空間でそうやって思い出が生まれ続けたり、楽しい笑い声が響いているこの場所を、
私にできる最善を尽くして守り続けていきたいなと思います。
ということで・・・
まだまだまだまだ頑張ります。
Luiくんありがとう!!
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