Staff Blog
名古屋西店
ライフスタジオの写真 2020分析 心を掴む、意外性。
投稿日:2020/2/29
1364 0
Photo by Kaori Kobayashi
Cordi by Reiri Kuroki
in YokohamaAoba
撮影をしていてドキドキ、緊張する瞬間があります。
はじめて、出会った時、再会した時。
はじめまして、と挨拶をする時。
撮影がスタートした時。
そして、撮影が終わって、
写真を一緒に見る時。
ライフスタジオでは撮影が終わり、カメラマンがベストな75カットをおまとめし、
その写真をスライドショーでご覧頂く時間があります。
その時間は。
その日の撮影を振り返り、
その日までの、子どもたちや家族の思い出、成長を振り返り、
これから先の未来を見据えて、
いろんな思いが巡る、時間です。
いつも写真を見て頂くとき、
ご家族の反応にドキドキ、緊張しています。
緊張からスタートし、
写真を流し、、
それを見ているみなさんの言葉や表情、反応を見て、
嬉しい気持ちで一杯になります。
写真を見る時間はご家族にとっても、私達にとっても、最高のフォナーレで。
ドキドキ、緊張とともに。
最高に嬉しい瞬間なのです。
写真の彼女と会うのはお久しぶりで。
以前はドレスでふわふわ明るい日差しのもとで、撮影をしたことをよく覚えていました。
写真を見て「あ、この子だ!」と思い出すほど、とても鮮明に覚えていました。
お久しぶりに出会った彼女は身長が伸びて、とてもお姉さんになっていて。
ハーフ成人というひとつ節目でした。
「ちょっとずつ、ちょっとずつ、大人に近づいている」
彼女のソロの1枚めは、そんな成長や変化を物語るような、
ギャップを含む「意外な」1枚で始めたい、と思いました。
日差しが強く直射で当たる壁際に立ってもらい、顔を伏せてもらい。
直射で顔に当たる光に露出を合わせ、絞りをぐっと絞って。
彼女の顔の輪郭から、鼻筋、口元、髪の毛などを際立たせます。
余白に前ボケを入れて、それも影としてその画の中に写し込み、彼女の存在を強調します。
スポットがあたっているかのような彼女の存在感を露出差で表して、
三分割した二分割分を影、余白として写し出します。
人物よりも多く影の範囲を持つことで、落ち着いた「かっこいい」イメージ、
そして余韻をもたせて、彼女の変化を演出します。
意外性を含んだ写真は、興味と心を引き寄せます。
これから何が始まるのか、彼女の変化を物語る最初の一枚は、
「意外」な一枚から始めたいと思いました。
何枚もの表現の中に、色んな貴方が存在しているように。
それはただ目の前の情景を写すだけではない、
人として人を見て、人の表現をするここの撮影に携わるものの、使命だと思います。
一枚一枚に、目の前の人のための、イメージを持って撮影をすること。
それは自分の喜びでもあり楽しみでもあり、この仕事の醍醐味です。
心に残る写真の流れを。一枚を。表現を。
残すことのできるカメラマンになりたいと思います。
実は機会があり、この撮影の前にふたりほど撮影を見させて頂きました。
普段一緒に撮影する仲間の撮影なので、もちろんその姿はよく見る姿なのですが、
今一度客観的にそのカメラマンの視点を見ることで、刺激され。
結果イメージ大爆発で楽しく撮影をすることが出来ました。笑
刺激し合うのも大事。撮影は、緊張もするけれど、悩みもするけれど、
楽しんで、楽しんで、楽しむことが大事。
もっともっと、楽しんで。がんばります。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog