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名古屋西店
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ライフスタジオの写真 2020分析 相手の為の撮影と時間。

投稿日:2020/1/9

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Photo by Kaori Kobayashi
Cordi by Misaki Nakagawa

in YokohamaAoba

 

 

 

淡く、やわらかい表現は、光も影も優しく写し出したい。

相手に合わせて撮影の衣装や空間、撮影の流れに至るまでが組まれていきます。

撮影者のエゴではなく、第一優先は目の前の相手です。

 

その中で意外性だったりその子らしさだったりを探しながら、

表現へと変えて残して行くこと。

それが撮影者の使命であると考えます。

 

私は、自分からぐいぐいっと引っ張る、巻き込むような撮影というよりは、相手のペースに合わせつつ少し任せる配分が多いような感じで、ゆったり撮影が流れて行きます。

一つ投げて相手がどんな反応をするのか?喜ぶのか嫌がるのか困るのか、予想外の行動に出るのか・・・

投げ受けを繰り返しながら、投げ3受け7くらいで撮影が進んでいきます。

 

撮影の条件は自分の中で組み立てながら、ある程度の範囲を自分の中で決めて、相手に委ねるわけですが、

その基準になるのが自分で決める相手に対するテーマです。

 

その子の特徴や撮影の中で表れる癖や感情をいかに美しく切り取って行くか。

テーマは、なんでもいいのです。

その子と向き合う中で単語が頭の中に飛び交います。

元気、緊張、恥ずかしい、楽しい、嬉しい、優しい、可愛い、
かっこいい、憧れ、強く、弱く、甘え、カッコつけ、真面目、反抗、、、、

その中でテーマをチョイスしてそれに合わせて撮影を組み立てていきます。

 

 

彼とは二年ぶりの再会でした。

ふくふくほっぺで一生懸命お願いしたことを頑張ってくれていたまだ赤ちゃん感が残るような男の子は、
シュッと背が伸びて少年感が増していました。

そして感情表現や行動に至るまでが男の子らしさで全開になっており、
以前よりもやんちゃ感が増していました。

 

笑顔は以前と変わらず優しく笑う彼の表情を見て、強くかっこいい表現よりも、
やんちゃさの中に垣間見える彼のやさしい、淡い雰囲気を表現できたらと思いました。

可愛すぎず、優しい空気感が見えるような。

 

彼によく似合う淡い色味の衣装をさきちゃんが提案してくれて、
色々撮影を進めて行く中で、最後はシンプルなこの場所へ。

 

細長い空間の中間からスタートし、壁まで歩いてもらい、
振り返ってもらい反応をもらうような声かけで止まることない一連の動作、
流れの中で彼が笑った瞬間を切り取ります。

構成要素は最小限にしながらも、単調にならないように工夫を少し。

薄く光側に白い前ボケをプラスして、
壁際で奥行きや立体感がなくなるのをカバーして、薄い影を強調します。

シンプルで単調な中で人物の立体感を出しつつ、
それが強く出過ぎないように全体との色味や明るさのバランスを保ちつつシャッターを切りました。

 

彼のやさしい、柔らかい雰囲気を強調できるような一枚に。

 

自分の中で決めた相手に対するイメージをもとに、
おさめたい瞬間をただ追いかけることなく工夫を持って、
準備してシャッターを切っていけるように。

 

それでいて、それが相手にとって違和感なくすぎて行く時間になるように、

振り返った時に思い出が蘇り、その時の自分を肯定的に見て、
嬉しいと思える1枚になるように、何より、窮屈ではなく開放的に楽しく感じてもらえるように。

撮影をして写真を残していきたいと思います。

 

そのためには事前の準備が細かくできるように、
まだまだ学びや条件変化は必要ですが。

一つ一つに理由を持って、行動していけるようにしたいと思います。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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