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名古屋西店
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ライフスタジオの写真 2019分析 心を込めて

投稿日:2019/10/29

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Photo by Kaori Kobayashi
Cordi by Rina Misawa
In Tokorozawa

 

嬉しい、楽しい、悲しい、緊張、恥ずかしい。

感情は様々ですが、その表れ方は人それぞれです。

嬉しいと言う感情ひとつをとっても、
大口を開けてニッコリ笑顔をする子もいれば、大声あげて笑う子もいれば、
ふふふと嬉しい感情を隠すように笑う子も。

 

私たちは日々新しい出会いの連続です。

同じ年齢や同じ性別でもその子それぞれの個性と特徴があり、それが彼らの魅力です。
それを観察して、短い間でもその子を見つけて引き出し、表現で残したいと思うのが撮影者である私達。

なので、あの手この手で仲良くなろうとします。

 

最初の“はじめまして”は、子どもたちはおおよそ《緊張》があります。

はじめての場所、人、撮影・・・

その緊張が、どのようにあらわれるかはその子それぞれで。

 

緊張から“いやだー!”と逃げ回る子。

緊張から固まって話せなくなってしまう子。

緊張からママやパパに隠れてしまう子。

緊張からいつも以上にテンションあがっておふざけをしてしまう子。

 

そんな姿を見つめては、さてどのように撮影を進めていこうか?仲良くなろうか?
探って探って、その子に合わせながら、撮影がスタートしていきます。

 

写真の彼とは「はじめまして」でした。

はじめましてを交わして、彼と仲良くなりたくて、色々話しかけていきます。

何歳?名前は?○○って呼んでいいかな?
今日写真撮ってもいい?かっこよく撮る?面白く撮る?
いえーいハイタッチー!

・・・

私の問いかけにまっすぐ目を見つめて、口元ほほえむ彼。うなづいたり、首を振ったりはするものの、返事が返ってこず。

緊張しているのかな?と思った直後、
一緒に撮影に入ったみっさにこんなことを聞きました。

 

つい最近まで海外で暮らしていて、英語、ドイツ語、日本語がわかるということ。話せるという事。

だけど基本の日常的な言語は英語やドイツ語だったため、日本語は理解は出来るけど話すのが難しいこともあるようで、と。

 

そっか、たたみかけるようにいろいろ話しかけちゃったけど、
わかるけど答えられないから困ってたのか(笑)と気づきました。

ごめん・・・と思いつつ、
それでも常に、にこにこ照れながらもまっすぐ目を見つめてくれた彼が、
かわいくて仕方がありませんでした。

それは、みっさも同じだったようで、
とにかくママさんから何を知っているのかの情報を取り入れつつ、
アクション系の遊びであの手この手で楽しんでもらおうと頑張ってくれました。

 

彼は緊張しながらも、慣れない着物も撮影もポーズもしっかり頑張ってくれて。

分からないことに対してもまっすぐ向き合ってくれて、
ママに助けを求めながらも、一生懸命で。

なんて真面目な子なのだろう、と彼との撮影が進めば進むほど、愛おしさが増していきました。

 

どんどん撮影が進む中で、彼らしい表情をどのように捉えていこうか、探っていました。

最後のシーンで、
彼にフードをかぶってもらい、指定の位置に立ってもらったあと、
最初にママの方をみてもらいました。

そのときした問いかけはなんだったのか、はっきり覚えてませんが、
流れ的には何か質問をして、ママと話をしてもらったような気がします。
その後、それを、ねえねえ教えて?とこっちを向いてもらうような、そんな流れ。

ママさんは私たちの撮影を見守りながら、彼のSOSを常にサポートしてくれていて、
ママと目が合った時の安心した力の抜けた、ちょっと、幼くなるような表情に注目しました。

先にママの方を見て力が抜けた瞬間に今度はコチラを見てもらい、その瞬間シャッターを切ります。

 

彼に立ってもらった位置のすぐ横にはライト。
光が逆光になるようにして、ガラス越しに彼を写します。

逆光で明るめに露出を設定することと、ガラスを挟むことで柔らかい彼の雰囲気を表して、
その幼く戻った彼の素の瞬間を探し、写しだします。

 

常に笑っているその口元がかわいくて。一生懸命応えようとしてくれる瞳がかわいくて。

ああ、会えてよかったなあ・・・と思いました。

 

彼は遠くへ引っ越しが決まっていて、
もう一度会うことは出来ないかもしれませんが、いつかまた彼に会えたら嬉しいなと思います。

会えなくとも、今日この日の写真が、
彼にとって、ママさんにとって、彼を大切に思うすべての人にとって、
大切な一枚になったら、嬉しいなと思います。

 

 

そして、最後にみっさが“写真撮っていいですか??”とママさんに提案してくれて。

一緒の写真を撮ることが出来ました^^

みっさも、同じ思いだったのでしょう。
彼が愛おしくてかわいくて。
彼に対して一生懸命アプローチしてくれるみっさがいたからこそ、
私もいろんな彼を75カットを通して残すことが出来たんだと思います。

 

ありがとうございます。

出会いに感謝です。

 

これからも、心を込めて、向き合い。
写真を誰かのために残すことが出来る撮影者でいられるように。

頑張ります。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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