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名古屋西店
Projector-genic 05[惹力]
投稿日:2018/8/19
1833 10
Projector-genic 05 [惹力]
Model: Risa Arai
Model Movie: 天使にラブソングを
私のprojectは、
≪テーマを規定して、そのテーマに沿った条件で写真を表現する≫です。
今回は、第六弾。
草加店のりさちゃんをモデルに大抜擢しました。
私は彼女を、
【周りを惹き、巻き込むエネルギ―がある人】と規定しました。
信頼は自分でつくりだすものです。
つくりだすためには自分の姿が全てです。
エネルギーに満ちている人、惹きつける力、巻き込む力がある人。
私は彼女を、そう規定しました。
規定した時にも書かせていただきましたが、
彼女は自分の目や考えに『正直』であり、
周りをちゃんと見ながら、行動をして結果を出していくことが出来る人です。
そしてその姿は信頼を生み、人を巻き込んでいくことが出来ます。
その行動力が信頼につながっていることは、
彼女を知っている人であればだれもが納得するのではないでしょうか。
先月、彼女にインタビューをしたスタッフがいました。
新横浜店のチャッピーです。
彼も自分自身と向き合うために、人と向き合うプロジェクトを進めています。
人が好きで、行動力があって、正直で、まっすぐで。
彼女が信頼を得ていることは、誰から見ても一貫しています。
では、彼女のその原動力は何であるのか?が私は気になりました。
そこで、今回は撮影をしながら、質問を投げさせていただきました。
●何かをやろう!と思う時のエネルギ-源はなんですか?
●壁にぶつかった時、どのように対処しますか?
●どんな人になりたいですか?
用意した質問は上記のとおりなのですが、
一番気になったのは一番最初のエネルギー源でした。
それがきっと、壁にぶつかった時の原動力になり、彼女が目指す人なのだと。
撮影をしながら質問を始めよう、と思った時。
私は自分が用意していた質問が頭から飛んでいました。
何故なら撮影に無我夢中で頭が真っ白になっていたからです。
あれ、質問なんだっけ?と笑いながら思い出そうとしていると、
彼女自身が真剣に答えを考えてくれていて、しっかりその内容を覚えていてくれました。
こういった部分でも、しっかり投げたものを受け取って、
ちゃんと返していこうという姿勢が見えます。
むしろ、私が自分で考えたことを忘れていたことが本当に恥ずかしくなりました(笑)
彼女が話してくれた中で、キーワードになったのは
【すべては自分のためである】ということでした。
自分の経験、成長になり、それが自然と人のためになっているのであれば嬉しいし、やる気になると。
誰かのために何かをしようとするのではなくて、自分のために動くこと。
自分も楽しく、周りも楽しく。
それが彼女が巻き起こすエネルギー源なのだと思います。
[やる気、元気、勇気]
なすちゃんの時も思ったのですが、
自分の軸がある人にはこうして自分の中の原則があるのだと感じています。
迷った時に、悩んだときに、立ち止まったときに守るべき自分の原則。
それがあるからこそ、
自分を信じ、周りを信じ、歩みを止めずに進み続けることが出来るのだと思います。
そして、彼女と話していて心地良いと感じるのは、
“発して受け取って”がしっかりあるところと感じています。
自分の話も勿論してくれますし、相手の話もしっかり聞いて受け取ってまた返してくれます。
それが、立場問わずに彼女に信頼を置ける、大事なポイントだと思います。
後輩でも、同期でも、先輩でも、職場でも、そうでなくとも。
[あなたと向き合っています]という心が伝わるから、
彼女にまた、返していこうという気持ちになるのだと思います。
彼女のエネルギーは刺激的でもあり、
でも、巻き込むその風はなんだか優しくてあったかく感じます。
太陽みたいに明るくて、まぶしくて、というイメージが、話す前は強かったのですが。
話しながら、ファインダー越しに彼女を表現しようとしたときに。
まぶしいイメージよりは、そのエネルギーを優しく表現できたらいいなと感じました。
元気なイメージや面白いイメージ、反骨精神も、自分に厳しい、負けず嫌いな部分も、
全ては彼女の“真面目さ”“優しさ”“まっすぐさ”からなるもの。
その笑顔と、周りを巻き込む優しく、心地の良い空気感を表現できた一枚が。
彼女を表現した一枚となりました。
プロジェクトにおいて規定が正しいかはあまり重要ではありません。
私自身が規定して、条件付けて、
自分の手で、考えで、表現することに意味があります。
しかし、人に近づいて人を表現しようとしたときに、
私が見る相手と、
相手が見る自分というものに共感を得て、
信頼に変わったときに、
より表現力は大きく変わり、
人と向き合う力、そして表現の根拠になります。
これまでは、その確固たる根拠を最初につくり、一枚を表現しきれるように、
条件もしっかり設定して撮影を行っていました。
今回は、同じように準備もしながら、条件をばちっと決めずに、
撮影の過程で探るように、撮影していきました。
勿論、条件を用意していない分、
試行錯誤あれやこれやと頭の中で情報を手繰り寄せながらの撮影になり、
いつもよりも少し時間をかけて撮影をさせてもらったので、スマートにはいきませんでしたが。
ただ、以前よりも、相手を表現することの意味が、
自分の中で根付いていることを実感できたように感じます。
そして、彼女の優しいエネルギーに触れて、私もパワーをもらいました。
りさちゃん、ありがとう。
まだまだ話したりないので、今度は飲みに行きましょう。
Write&Photo by Kaori Kobayashi
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