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名古屋西店
Projector-genic 04[真直] ~Provision~
投稿日:2018/7/13
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~Provision~
project第五弾でございます!!
私のprojectは、
≪テーマを規定して、そのテーマに沿った条件で写真を表現すること≫です。
3月からスタートして、早いもので5回目の撮影となります。
これまで、内容の質を高めるべく、形式を少しずつ変化させてきました。
今回は、より規定と写真のイメージに根拠を結び付けられるようにがんばります。
余談ですが、このプロジェクトをはじめて、以前はほとんど映画を見る習慣は無かったのですが、
少しずつ映画に触れる機会が増え、楽しみの一つとして自分の中で根付いてきました。
(まだまだ、進められた映画や名作と呼ばれる有名なものをひとつずつ観ているくらいですが・・・)
この映画におけるテーマは何か?
なぜ、この表現、色味、表情、台詞・・・
と、深く考えてしまうことも。
一度見た映画でも、今見返すと感じ方が変わっていたり。
作品、というものは、映画でも絵でも、音楽でも、写真でも。
人の心情や考え方で色んな世界を見せてくれて。
だから人の生み出すものは、何においても面白いのだなと、思います。
そんなこんなな、プロジェクト第5弾。
今回は、この方をモデルに抜擢させていただきました!!
越谷店のなすちゃんこと、金杉まゆさんです!!
(HPのライフ人画像より拝借!イケメン!!)
MVPスタッフにも選ばれた注目人物。↓↓
越谷店なすちゃんBLOGはコチラ
彼女のことは、入社当時から知っているけれど、まだまだ金杉まゆの100パーセントは計り知れないと思っています。
今、私が見ている彼女のことを、
映画のテーマと照らし合わせながら、文章にしてみようと思います。
Projector-genic 04 [真直]
Model: mayu kanasugi
Model Movie: Billy Elliot リトルダンサー
≪ prologue ≫
はじめて目と目を合わせて会話をしたのは、彼女が入社して1日目の、はじめましての挨拶でした。
目力が強く、黒髪のショートがなんとも似合っている、垢抜けない、若い、“女の子”。
最初の印象は少しだけ控えめな感じ。
が、その“控えめ”は私の間違いだったことに、すぐ気が付きます。
お客様の前でみんなで自己紹介をしよう!と当時の新横浜はNEWメンバーではじまったことを皮切りに、
自分たちの文化を創ろうと試行錯誤をしはじめていました。
まだまだ仕事をしはじめて間もない彼女にとって、いきなりマイクを渡されてお客様の前で自己紹介をしてください、
といわれて、たぶん戸惑いしかなかったこでしょう。
何せ、私も戸惑っていたので。笑
しかし、マイクを渡されると、しっかり自己紹介とフレッシュアピールをして笑いを誘おうとするなすちゃん。
ああ、この子は“やらなければ!”と、与えられた使命をしっかり成し遂げようとがんばる子なのだと、
その瞬間感じました。
そしてそれは日がたち彼女を知れば知るほど、確信に変わっていきました。
入社して数週間。
彼女には一ヵ月後に試練がありました。
それは、私がこうしてやっているような自分の主題と、それに伴うプロジェクトの発表でした。
それは、“私はこうなりたい、だから、これをやります!”と他のスタッフたちの前で宣言するようなもの。
入社して慣れない接客、仕事の毎日の中、
彼女にはこのプロジェクト発表と、新人紹介(自己紹介)という試練が二つ。
数日前まで大学生だった彼女にとって、
社会人になって、ライフスタジオに入って、自分を表す、最初の一歩でした。
仕事のやり方、人前で何かをやろうとすること・・・
それが、何を意味するのか・・・
もちろん、すべてが順風満帆ではなく、すぐに壁は立ちはだかりました。
私たちは彼女の姿を見守り、時に厳しく、サポートしていきました。
彼女にとって、
これが何の意味があるのか?
なぜ発表でここまでやらなくてはいけないのか?
疑問は沢山あったことでしょう。
慣れない仕事で疲れていたこともあり、頭はいっぱいいっぱいだったと思います。
この一歩が、彼女のこれからの大きな一歩になる。
その意味をちゃんと知ってほしい。
その一心で私たちは彼女に投げかけ続けました。
失敗したり、間違えたり、わからなかったり。
それは当たり前で、
それを指摘されて変えられるのは自分でしかありません。
彼女が入社して数日、はじめて私たちの前で涙を見せました。
ああ、ここがひとつ壁を越えるときだな、と感じたその翌日。
彼女の目の色が変わっていました。
昨日まで紙を見ながら棒読みしていた発表の原稿を、
おおよそ頭の中に入れ、身振り手振り、発表を行います。
もちろんその時点で100パーセントではなかったにしても、
そのときに見せた変化と姿勢は、今の彼女を物語っています。
負けず嫌いで、逆境を力に変えられる子だ。
その当時の新横浜のメンバーは、誰しもがそう思いました。
知らないことがまだまだ多い分、きっといっぱい壁があります。
それをサポートし、解決策を教えてあげられるのは周りの仲間ですが、
それを、乗り越える力にできるのは本人です。
その乗り越える力があることを、入社して数日で彼女は見せてくれました。
失敗して、学んで、修正して、また行動して、、、
彼女の強さは、自分の中で真直に物事を受け止め、実行に移す部分。
当時の新人発表も、自己紹介も、繰り返し練習してきた成果をしっかり見せてくれた彼女。
自己紹介でもしっかり自分のキャラを周りにアピール。
堂々とまっすぐ発表するその姿は、たった一ヶ月で見せた、彼女の最初の変化と成長でした。
動画を撮りながら、もうなんだかお母さんのような気分でした。笑
そこから彼女の社会人としての日々がスタートし、
これまでにきっと、様々な壁が彼女の前に立ちはだかってきたでしょう。
強く言われることも、疑問も、たくさんあるでしょう。
今もきっとあることでしょう。
でもきちんとそれを受け止め、なんとかやってみせよう、
と行動に移せる部分は彼女の強みであり、
それを他の人が見て、力にもなります。
悩んだり、負の感情に、立ち止まるのではなく。
進む強さを持っているのは、きっと彼女のまっすぐな心がもっている一番の魅力だと思います。
彼女は、何事にも素直だと思います。
わからないことはわからないし、好きなものは好きだし。
楽しいときは楽しいし、しんどいときはしんどいし。
うれしいときはうれしいし、興味が無いものは無いでしょう。
だけど
“これをやりたい!やり遂げたい!”“これをやらねば!”
と思ったら、
ジェットコースターのようにぐんぐん進む行動力を持っていると思います。
素直なのです。
だから、伝えたことは、賞賛でも、説教でも、きっとまっすぐ受け入れ考え、力にできるのです。
それが行動にも現れるから、変化にも気づくことができるし、
人に与える影響が強い人なのだと思います。
“何事にもめげずに、ちゃんとやり遂げようとする”
それは自分がやりたいことであればなおさら、
逆境にも立ち向かえる強い力があると私は彼女を見ています。
自分の手で、自信をつくり、自分を認められる人。
もちろん、まだまだこれから学ばなくてはいけないことも、経験も多くあるでしょう。
そして興味の分野が広がり、人とつながっていくことで。
元々備わっているなすちゃんの“強さ”はまた大きく、大きく、変化していくでしょう。
今は店舗も違うので、
常に一緒にいるわけではないですが、
常にその変化に注目したい人です。
≪image≫
【やりたいこと、好きなこと、貪欲に突き進む力がある人 】
やりたいことを、やるべきことにすること。
それは私たちが目指す働き方で、考え方です。
“自分の人生”は自分でしかつくれません。
“なりたい自分になる”ために、
“自分を貫く”ことには、
必ず幸せと、困難があります。
それをどう、乗り越え、自分の中の力に変えていくのか。
それがどのように周りとの関係を変え、自分を変えていくのか。
一言で“貫く”といっても。
自分勝手には何も進めることはできません。
自分の人生ですが、人や社会と関わって生きているからです。
その中でも、自分の意思を強く持ち、どう進もうか、実行していく力がある人は、
幸せも困難も、自分の人生として力に変えられる強さを持っていると思います。
ひとつの映画を見ました。
『リトルダンサー』
英国の炭坑町で暮らす11歳のビリーは、ふとしたきっかけからクラシック・バレエに夢中になる。
男がバレエだなんてみっともない、と炭坑ストで失業中のパパは猛反対。
だがバレエ教室の先生だけは、ビリーのダンサーとしての素質を見抜き、応援する。
やがてビリーの才能に気づいたパパは、名門ロイヤル・バレエ学校に入りたいという息子の願いをかなえるため、
ある決意をする。・・・・
名作で、有名なこの映画。
恥ずかしながら、初めて観ました。
時代背景、社会問題、家族の問題、主人公の気持ち、葛藤、人と人の関係、信頼、望み、、、
言葉や、ダンスシーンでの心理描写がうまく盛り込まれ、
主人公の気持ちにぐっと入り込むことができました。
(先生と秘密でバレエ学校のオーディションを受けようとするも、兄がストの攻防で捕まり、
先生や家族の言い争いの中、主人公の気持ちや葛藤を、
思い切り駆け回り壁に激突しながらダンスするシーンで表現しているなど、とても面白い。)
最初に書いたとおり、何か自分が成し遂げたいことややりたいことを“貫く”ためには
自分ひとりのわがままだけでは突き通せない何かが必ずあるのです。
社会的なものか、家族的なものか、金銭的なものか、人との関係か、自分の迷いか、心か。
様々な問題を超えて、それでもひたむきに何かに向かっている人は、周りの心にも変化をもたらします。
そんなひたむきに“自分が自分らしく”やりたいことを貫こうとするその姿に。
なすちゃんのイメージが重なりました。
どんな試練にも、逆境にも。
ひたむきに自分のやりたいこと、進むべき道を見つめながら進み、きっとその成果を表せる人。
そして、周りにも影響を与えてくれる人。
と、思いました。
≪Photo image≫
ボクシングホールで、秘密で先生とダンスのレッスンをする主人公。
暗い部屋に差し込む窓から入る一筋の光が印象的な、場所。
そこでひたむきに、先生と、家族と、自分自身と、まっすぐ向き合い葛藤する主人公の横顔が印象的でした。
その条件を組み込み、一筋の光を受け、まっすぐ前を、上を向く、“横顔”がイメージになりました。
まっすぐ、先を見据え、進む力を印象付けるような、“横顔”。
その先を見据える瞳の力も強く表現できるようにしたいと思います。
《相手に共感を得ること》
プロジェクトにおいて規定内容が正しいかどうかはあまり重要ではありません。
私が規定することを、条件付けて自分の手で考えで表現することに意味があります。
しかし、より人に近づいて人を表現しようとしたときに、私が見る相手と、
相手が見る自分というものに共感を得て、
信頼に変わったときに、より表現力は大きく変わり、
人と向き合う力になっていきます。
規定したものに沿って、相手に質問を投げ、
その内容によって表現条件を規定し、撮った写真で、
再度7月後半に写真とともに、BLOGを更新したいと思います。
質問
●今、一番やりたいことは何ですか?
●自分がやりたいことを貫くために、必要なものは何だと思いますか?
●もしも、自分がやりたいことに対して反対する人が現れたら、どうしますか?
質問の答えをもらい、撮影イメージ条件をより具体的につくりたいと思います。
乞うご期待!!
Write by Kaori Kobayashi
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