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名古屋西店
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Projector-genic 03[信念] ~Provision~

投稿日:2018/6/12

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~Provision~

project第四弾でございます。

私のprojectは、簡単にまとめると
≪テーマを規定して、そのテーマに沿った条件で写真を表現すること≫です。

前回はワンポイント会議の場で発表をさせて貰ったこともあり、
たくさんの方がコメントを下さってとてもうれしかったです!!
アドバイスももらいつつ、少しずつ変化をさせて内容を濃くしていきたいと思います。


今回も悩みに悩み、、
しかしいろんな人にヒントをもらいながら・・・

この方をモデルに抜擢させていただきました。

 

 

 

 

 

新横浜店の風雲児、荒正明さんです!

※写真は新横浜店のスタッフブックより拝借^^

 

私の中で彼の最初の第一印象は“絵に描いたような模範的なエリートサラリーマン”でした。

 

世渡り上手というか、いろいろおいしいところを持っていっちゃう感じ・・・・・(時に悔しい)
明るくて元気で、ポジティブ。

 

今回は、私とは真逆の、そんな彼に直面してみようと思いました。
彼の働き方や考え方は、人を巻き込んで良い風を吹かせます。

では、周囲を巻き込む力がある人には、何があるのでしょうか?
考えてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Projector-genic 03 [信念

 
Model: masaaki ara
Model Movie: Truman Show


≪ prologue ≫


本や映画、舞台など、物語が様々な人の成り立ちで構成される中で、
必ず一人は目を引くような人物がいます。
端役だとしても、存在感を放ち、そのストーリーが動く中で欠かせない存在。
色んな人がいることで成り立つそのストーリーを、個の魅力や自分の力で引っ張っていける人物は、
どんな場面でもぶれず、周りを巻き込む力を持っています。

それは明るい設定もあれば、狂気的なイメージで人を惹きつけるかもしれません。
キャラクター設定はどうであれ、ひとつ共通点を挙げるならば“自分”というキャラクターが成り立ち、
芯となる部分がある、ストーリーの起承転結、最初から最後まで、自分というキャラクターがぶれない。
そんな人が必ず物語にはひとりいます。

 

物語の中で、私たちが感情移入するのは、たとえばだめだめだった主人公が色んな困難を乗り越え、
自分を変化させ成長していくような、わかりやすく変化していく人です。
なぜなら、そういった変化を自分も求めている人が多いからです。
でもその変化には必ず誰か人の支えや、気付きや、姿勢がきっかけになっていたりします。

誰かの言葉や、生き様、信念、教え。
人はそういった“自分”を持っている人に変化の種をもらいます。
そしてそういった人に出会えたことに感謝をします。
どんなストーリーにも、そんな人がいるのです。
ぶれず、自分を持っている人。
その人自身も、過去に何かいろいろな経験をしていて、乗り越えた人が多いですが、
それを負のものとして表に出さずに、糧にして、軸を持ってまっすぐ突き進む姿勢を崩しません。
だから、人に与える影響が強いのです。

 

誰もが羨むような、きらきらと輝く人には、必ず努力があり、考えがあります。
経験やネガティブなことさえもポジティブに捉え、肥やしにして強くあろうとする。
そういう人は、人を自然と引き付けます。
なぜならその変化と強さを欲している人が多いからです。
きらきらとした進み方は人を引き付け、そして巻きこみます。

 

ただ、明るく、何も無い人などいません。
いかに自分が信じる道を進み、困難にも向かっているのか。
それがその人が生きる道の根拠になり、人がやっかむほどのきらきらとした生き方になるのです。

 

私はやっと今、こうやって自分と向き合えていますが、ここまでとても時間がかかりました。
誰かに良い影響を与えるような、伝えられるような人になりたい。
私はたくさんの外的要因を受け、変化をしてきました。
変化が見えやすい人と見えづらい人がいます。
見えづらい人はやっていないのではなくて、
それを表に出さない、強い人なのだと思っています。

 

何があっても耐え抜く、次の方法を見出す、やり遂げる。
それは誰しもが憧れ、信頼になり、良い印象を与えます。

 

うわべだけではなく、芯から生き方が伝わってくるような。
そんな人に、私はあこがれるし、それが100パーセントではなくても、
そうやって生きようとしている人は、とてもきらきらしているように見えます。

 

取り巻く影も光も色も。全部が自分の生き方と信念に巻き込んでいく。
それは周りに対しても、自分に対しても、考えと広い視野が無ければできません。
そして取り込んだものを、見て聞いて考えた中で、確固たる“自分の答え”をつくっていきます。

 

彼のことはそんなに深くは知らないけれど、

そんな人だと、思いました。



≪image≫

彼は最初に出会ったときから、まっすぐで明るい人でした。
最初はあまりにも明るく、“模範的なサラリーマン”だった彼に、戸惑いを感じました。
元気で、何でもやりますよ、という感じで、ポジティブで。
最初はその元気で明るい感じが、私はとても心配でした。

がらりと変わった仕事の内容、あれやこれやに追われ、会社と会社の間で悩むことが多くなったとき。
今見ている姿“理想的な明るい働き方”がぽきっと折れてしまうのではないかと勝手に思っていました。

簡単ではない、今までとは違う、やり方が変われば、同じ歩幅と気持ちで続けることは難しい。

私はそのとき、まだ彼のうわべだけを見ていました。

 

しかし、心配をよそに、彼はどんどん突き進みます。

もちろん、すべてがうまくいくわけも無く、きっといろんな葛藤があったと思います。
私とも時としてぶつかり、うまく話ができないときもあったし、
きっと私が知らない部分でも何かしらたくさん細かく壁はあったと思うし、不安も無くは無かったと思います。
しかし色んな場面で彼の話を聞いているうちに、ぶれないものを見つけました。
それは当たり前なのだけど、目標や信念、そして成し遂げたい夢でした。
それらは彼にとって“自分が生きる道”として軸になっています。
私たちはそれをいつも話しています。
どんな風に人生を生きていきたいか、どうなりたいのか、目標は・・・?
それを探しながら、迷いながら、それでもそれを求めて進んでいく。
それがあることで、様々な選択をよりよい形で選択していけるようになります。

学びも、失敗も、これから何をするべきなのかも。彼の中には一貫したものがありました。
だから何があってもポジティブに変換して外に出すことができるのです。
人ですから、もちろん負の感情が無い人はいないと私は思っています。
だけどそうして自分の中で必要なものだと捉えて変換し、ポジティブに変えていくその出し方が、
ちゃんと自分の中で必要な出し方をしている人だと感じます。

 

一緒に働きだしてまだ一年もたっていませんが、私の中で面白いほどに自分とは真逆である彼を、
ただ違うというだけではなく、すごい人だな、と見ています。

まだまだ知らないことも多いですが、彼の周りの人から聞く彼も、私が思うような、そのままで。
そうやって生きてきたことによって、突き進む姿勢を見せてきたことで、
周りの人の信頼も、気持ちも、ぐるぐると巻き込み、自分をつくってきたのだろうと思います。

 

“信念”を持ち、ぶれずにつきすすむ。

それがあるからこそ、人を巻き込んで進むこともできるのだと思います。

 

最初はただただ明るくて盛り上げ上手な人なんだなあ、世渡り上手そうだなと思っていました。
だけど、これまでの輝かしい経歴の中にも、彼が勝ち取ってきたぶれない信念で、努力で、培ってきたものがあると見えたとき。
こうやってきらきらと明るい風で人を巻き込むような人は周りにはあまりいなかったなと思うのです。

 

それはそうやって生きてきた中で、信頼する、仲間や家族が、彼を支えてくれているからこそ、
自分を突き進めることができるのではないかと思います。

それをつくったのも自分自身で。そんな彼に周りは手を差し伸べたり、
一緒に何かを成し遂げたいと思うようになるのではないでしょうか。

 

ぶれず、そのまま、笑顔のまま。
自分という人生を突き進むことができる人。しようとしている人。

 

【影も光も色もすべて、自分に巻き込み引き込み、力に変えられる人】

そんな風に、私は彼のことを規定しました。

 

ひとつの映画を見ました。

 

『トゥルーマンショー』

 

保険外交員のトゥルーマン・バーバンクはシーヘブンという島に暮らしていました。
しかしある時、その島は大きなスタジオに作られた架空の場所であり、トゥルーマンの人生は24時間、
TV番組『トゥルーマン・ショー』として世界中に放送されていたことに彼は気づきます。
いたるところに隠しカメラが設置され、周りのすべての人間が演技をしているつくられた世界。
自分をありふれた日常を生きる平凡な男だと思っていたトゥルーマンは、この事実を知ってどのような行動に出るのか…。

 

はじめて見たこの映画。孤児である彼を作られた世界の中で全国民が見守る、エンターテイメント。

 

望まれない子供だったトゥルーマンを引き取り、
TV番組を製作するために虚構の世界に一人の人間を30年もの間閉じ込めていたメディアの恐ろしさを感じる本作、
他方で、孤児だったトゥルーマンは外の世界から隔離されたシェルターに守られていたとも捉えられます。

 

見方を変えると様々な見方ができる。それが映画を見る面白さでもあります。
虚構の世界でつくり守られてきたものから抜け出し、外の世界へ飛び出す。

その一歩を踏み出すときの、最後の笑顔と挨拶のシーン。
自分の生き方を、自分で進むことを決意し、進む。
それが、安定した世界、守られた幸せな世界ではなく、困難に立ち向かい、前へ進み、
自分で生きていくことが『自分の人生を生きる』ということなんだと、メッセージにもなっている、と感じました。

 

周囲を巻き込み、惹きつけ、そして最後の決断を、自分の人生の最初の一歩を、しっかりと笑顔で締めたトゥルーマン。
その姿に、明るく元気でまっすぐな彼のキャラクターと、そのまっすぐに突き進む姿に重なって見えたのは、荒さんでした。

 

実はこの映画、社長にヒントを頂いて、観てみたものなのですが、
なぜこの映画と荒さんが結び付けられるのかが観てみてよくわかりました。

 

人は困難や不安、悩みや葛藤、疑惑や不満、、、負の感情にぶちあたるときがきます。
しかしかれは最後まで向き合い、自分の足で踏み出し、笑顔で自分らしさを見失わずに進み続けます。
自分で生きること。何もわからなくとも、自分で作っていくこと。
それが人生なのだということを、その姿勢で、行動で、笑顔で、見せてくれる人は。
誰しもが憧れるような人なのではないかと、思います。

 

 

性格が、性質が、自分とは正反対だからこそ。
彼を規定し、表現してみたいと感じました。

 

 


≪Photo image≫

 

影も光も色も。

すべてを取り込んで、巻き込んで、自分として生き抜くこと。

それは誰しもがあこがれる、生き方なのだと思います。

影が無い人もいないし、光が無い人もいない。

たくさん色んな経験をして、人に出会う中でたくさんの色を受けても。

取り込んで、巻き込んで、自分の色にしていく。

そんなイメージで撮影したいと思いました。



《条件》


●ミドルで真ん中配置<中心にいる、軸がある、イメージ>

●笑顔

●人物に当たる光は影がはっきり出るくらい強めの光

●手前にガラス、前ボケを入れて、人に当たる光とは違う光と色味を入れる

<人はくっきり、手前の光はふんわり>

 

 

《相手に共感を得ること》

 

今までは、私が規定したものをそのまま表現してきました。
このプロジェクトにおいて規定内容が正しいかどうかはあまり重要ではありません。
私が規定することを、条件付けて自分の手で考えで表現することに意味があります。
しかし、より人に近づいて人を表現しようとしたときに、私が見る相手と、相手が見る自分というものに共感を得て、
信頼に変わったときに、より表現力は大きく変わり、人と向き合う力になっていきます。

 

そのため今回より、規定したものに沿って、相手に質問を投げ、
その内容によって表現条件、文章を変えて、規定しなおした文章と、撮った写真で、
再度6月後半にBLOGを更新したいと思います。

 

 

質問

 

●自分の生き方に一番必要なものは何だと思いますか?

●予測ができない事態(トラブル、危機的状況)が発生した場合、あなたは何を優先させますか?

●人生において今までの一番のターニングポイントはいつ、どんなときですか?

 

 

 

前回アドバイスを下さった、VOLVOさん、工藤さん、ありがとうございました。
継続していきながら、修正や見直しをして、変化させながら。
内容や過程、そして結果を濃いものにしていきたいと思います。

 


Write by Kaori Kobayashi









 

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