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名古屋西店
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≪Butterfly 11 ≫伝えることから始めよう

投稿日:2018/5/27

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“伝えることからはじめよう”
 
以前Butterflyブログにて、自分の想いを伝えるところから始めよう、という話をしました。
指名など、呼んでもらえるのを待つのではなく、“私から”。
そういった積み重ねが、きっと嬉しい再会に繋がり、名前を呼んでもらえるようになるのだと思っています。
 
こうして文章を綴ることも、考えて言葉にすることも。
きっと「伝えたい」思いがなければできないことで。
綴るからこそ、また会いたい気持ちが大きくなっていくのです。

相手に伝えるために、自分で確認するために、“次”につなげるために。
言葉にすることから始める。
 
それが私にとっての“Butterfly”ブログです。
言葉にすることが、重要なのです。

 
【 伝えることから始まった関係 】

 
どんな些細なことでも。言葉にして伝えていくことが、
次の再会や出会いを生み出してくれます。

 
 
《 History 》
 
以前、同じ店舗にいると再会が多い、というお話をしました。
もうすぐ神奈川に来て丸5年が過ぎようとしています。

そうすると、はじめて会ったときはまだ小さなBABYだった子もおしゃべりをするようになったり、兄弟が増えていたり。
いろんな変化を見ることが出来ます。
前に撮影に入っているときは、その当時の写真を見返します。
そのたびに、ああ、この子はこうだったなあ、
ママパパはこんな話をしていたなあと思い出します。
お客様情報に、いつも私たちは撮影後にエピソードを記します。

オシャレが好きだとか、こんな遊びが好きだったとか、その子の特徴、好きなもの、嫌いなもの・・・
パパさん、ママさんとの会話で聞いたことなどを書きます。

それは、次回撮影にはいるstaffが、0からのはじめましてのスタートでも、そのご家族やこどもたちのことをすぐにわかるように、と情報を記すのですが、
同じスタッフが入った際にもとても大切な記録になります。

写真とその情報を見て、撮影の思い出がフラッシュバックします。

そして再会して、その成長を感じることが出来たり、共通の話題でまた盛り上がったりすることが出来ます。

さて、ここでいつもドキドキすることがひとつあります。

それは、覚えててくれるかな・・・?ということ。

勿論、私のことをあまり覚えていない方もいるし、“覚えてますか?”と聞くことが、
逆に気まずくなってしまうかな・・・?と考えていた時期もありましたが、
極力私はどんなに昔に入っていたとしても
“実は以前、お会いしているんですよ~(笑)”と伝えます。

反応は様々で。

“ああー!そうですよね!そうだ!こばちゃん!”と思い出してくれる方。
“え!そうでしたっけ!?(笑)”となる方。

私としてはなんとなくでも覚えててもらえたら嬉しいな、で。
覚えてなかったとしたら、今日こそは覚えてもらおう!と頑張るだけなので、全然どっちでも良くて^^
 
大事なのは“伝えること”だと思っています。
 
いまからお話しするUenishi Familyも偶然の再会と、
“覚えています”と伝えたところから、関係がスタートしています。
 
最初の出会いは新横浜店。
オープンして間もない頃、私は2か月間だけ新横浜店で勤務していました。
その頃はBabyを中心とした店舗だったので、毎日ふくふくの赤ちゃんに囲まれて撮影をしていました。
そんなとき、彼女たちに出会ったのです。
3歳のyuinaちゃんと、まだ1歳だったayunaちゃん。
人見知り真っ盛りのayunaちゃんはずっと泣いていました。
ママから離れると泣いてしまうので、常にどこか触ってもらいつつ、
その時一緒に入ってくれていた河野さんとともにあれやこれやいろいろ試みつつ、
タイミングを見つけては1人ショットを狙うのですが、、、
 


泣く。

 
泣く泣く。

人参持たされようが、足元でママが触ってくれていようが
1人にされるのは嫌なものは嫌なのです。
 
合間に休憩してもらったり、
気分転換してもらったり、
その間にお姉ちゃんのソロを撮らせてもらったり、、

大人たちはあの手この手。でもayuちゃんは顔を真っ赤にして泣きます。

初めての場所、はじめての人、撮影、時間のタイミング、、、

色んなことが重なって、小さなBABYの頭と心はいっぱいいっぱいだったと思います。
抱っこされて必死に頑張る姿も、泣いているのも、泣いている妹を見て困る姉の姿も。
全部が“思い出”になります。
いっぱい協力してくれたパパさんママさんも、その時はもしかしたら必死で“楽しかった”というよりは“大変だったなあ”という感覚が強かったかもしれません。

しかし、みんなで必死に作り上げたその空間や思い出は、
その日は大変だったとしても、
いつかは笑って話せる思い出話になったらいいなと思うし、
そのためには私たちが最大限出来ることをやりきらねばという思いが強くあります。

いつか彼女の笑顔が見たいなあ、と思いながら、バイバイをして。
 


そして、2年後に再会を果たします。
 
場所は青葉店。

なんと、あのさめざめ泣いていたBABYだったayuちゃんの3歳七五三。

その時は指名は特にいただいていなかったのですが、
私が凄く覚えていたので“撮影に入りたい”と志願しました。
 
店舗も違うし、もしかしたら、ママやパパは覚えていないかもしれない。
でも、伝えようと思いました。“再会できてうれしい”ことを。

ご来店から、少し遅れて着付けの部屋へ行くと、そこには変わらない笑顔のままと、穏やかなパパさん。
そして大きくなった二人がいました。

緊張しつつも、一生懸命ヘアメイクと着付けをしてもらっているayuちゃんの姿が目に入り、
私はとても感動しました。
ああ、あんなに泣いていたのに、大きくなったなあと。

前にも入ってるんですよ、おしさしぶりです、と伝えると。
ママたちは覚えててくださいました。

“あのときは本当に泣いて泣いて大変でー^^;”とママさん。
“人参握りしめて泣いてましたよね(笑)^^”と私も思い出話に乗っかります。

そこから撮影が始まると、緊張はすごくしているものの、
泣いて泣いて全力で泣いていた彼女は、
慣れない着物姿で、とってもおりこうさんに一つ一つの指示に応えてくれました。

 
そのたびに私は感激で
“あんなに泣いていたのに・・・お姉さんになったなあ・・・”とつぶやき。
ママがそれにこたえてくれたり。
撮影を進めつつ、思いで話に浸りつつ、
一緒に成長をかみしめながら撮影を進めていきました。
 
こうして一緒に思い出をかみしめながら成長を感じつつ、
今を写真に残せることが本当にうれしく思います。

偶然の再会でも、覚えていなかったとしても、
“会えてうれしい、成長を一緒に見れて嬉しい”と言葉することが、
次につながります。
 

その偶然の再会から二年後。

今度は名前を呼んでもらうことができました。
偶然を、次のつなげること出来たのです。
 
子供たちも名前を覚えてくれていて、また二年越しにお姉さんになった姿を見ることが出来ました。
相変わらず暖かくて優しい笑顔を向けてくださるパパさん、ママさん。
 
“一緒に思い出を作っていくこと”がこんなにも嬉しいことなんだと、
身に染みて感じるのです。
それは自分の中にだけあっても成立しなくて、
一緒に、その話をしながら今を見つめることが大事なのです。
 
あっという間に楽しい時間は過ぎていくけど、
また次に会う時は、三回分の思い出話とともに、
また一緒に家族の“今”を見届けたいと思うのです。
 

《 Important thing 》

“殿堂入り”というプロジェクトがはじまり、
“Butterfly”ブログという、お客様との関係を規定するブログが上がるようになりました。

何のためにやるのかは、一番は自分のためだと私は思っています。

規定をする以上は、その根拠がどこにあるのかを見られ、評価されます。
それを気にして書けなくなることももしかしたらあるかもしれません。

指名じゃないからかけない?1回目の出会いだからかけない?言葉にすることが難しいからかけない?なんでかく?なんのために?

考えることはとても必要です。
私にとってこのButterflyのブログは、自分がここで何をしていきたいのかを表すひとつの方法だと感じています。
私は文章を書くことが苦手です。
言葉の表現力も高い方ではありません。
だけど、自分が持っているもので、相手に思っていることを伝えることは、
私が仕事を通してやりたいと思っていることと同じことなのです。

伝えること、それは自分自身に返ってきます。

一番初めの計画書にはこう書かれています。

≪[殿堂入り]プログラムは、
これまで私達が話していた人間と真正性との関係を現実に実現させる最初の事業です。≫

難しい表現かもしれませんが、
人と真につながるために、自分でその胸の内にあるものを出していかない限り、
広がるものも広がらなければ、つながるものもつながりません。
出していきながら、その意味を探し続けること。
答えをつくっていくこと。そして変化させていくこと。

まずは、伝えることから始めます。出すことからはじめます。

私も、長年このスタジオにいながら、やっとこの意味を理解してきました。
やっと、今だから。
だから、こうしてへたくそながらも言葉で綴ることを継続して続けて。
出会いを、関係を、大切にできる自分でいようと、思います。

Photo by koba&saki
In YokohamaAoba
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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