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名古屋西店
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2018写真分析8 写真を構成するもの

投稿日:2018/5/16

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Photo by Kaori Kobayashi
Cordi by Natsuko Takagaawa
In Yokohama Aoba
 
【その日の天気によって写真は変わりますか?】と聞かれることがあります。

答えはYESで、その日の天気、季節、時間によって、光はもちろん異なり、写真にも変化があります。

それは良い天気だから良い写真というわけでもなくて。
それはそのときの撮影の条件になり、それを有効的に利用しながら、撮影者は撮影をしていきます。

たとえば天気が悪かったり、真冬の夕方の撮影で光がなくても。
部屋の中に入る外光がないからこそ、ひとつずつ光を組み替えて作り上げることができたり。
その日、そのときにしか撮れない写真を撮ることができます。

【その日、そのとき】をそのときにしかない条件の下、最大限表現すること。
それは、私たちの使命だと思います。

じゃあ、その日の条件をうまく利用し、どうやって撮影していくのか?

まずは、目の前にいる被写体の観察から入ります。

どんな子?どんなものがすき?今の気持ちは?緊張?うれしい?恥ずかしい?性格は・・・・・
そして、顔立ち、体系、表情、しぐさなど、目で見てわかる部分の観察まで。

そしてそれに合わせて、コーディネーターがお洋服の提案をしてくれたり、髪型をアレンジしてくれたり。
一個ずつの要素が組み合わさって、その子のイメージが固まっていきます。

撮影をするとき、そのイメージを最大限表現したいと思います。

そこで、場所はどこで?光はどのように?レンズは?前ボケは?
写真の構成要素を組み立てていきます。

そのときに、天気や季節の光の条件をうまく利用していきます。

ある程度場所に慣れてくると、おおよその時間や天気で、どこの場所にどのくらいのどんな色の光が入るのかがわかるようになってきます。

様々な撮影者がその条件の下、いろんな表現をしていきます。
それを見ているほかの撮影者も、それを真似したりしながら、表現の幅を広げていきます。
光の使い方に慣れてくると、同じように撮影することが増えてきます。

もっと表現を変えたい。と思ったとき。

その光の条件の下、変えるべくはほかの写真の構成要素。
構図なのか、露出の変化なのか、副主体なのか・・・

私は今回、いつも撮っている光+前ボケの効果で、
奥行きと光のきらきら感を増して表現できるように構成しました。

場所は部屋のすみ。
光がはいる窓に腰をつけてもらって撮影をするため、そのまま何も工夫せずにとっても光はきれいなのですが、若干平面的になります。

そこに緑の前ボケときらきらしているビーズがついたリボンを前ボケにして、
色味ときらきらの効果をつけると同時に、平面的な写真に層を作り、奥行きをプラスします。

肩から腕を出し、すっきりとまとめてアップにしたヘアスタイルは、さながら夏の装い。

西日を最大限きらきらと写しだし、明るく彼女のしぐさと表情を際立たせます。


何をどう構成するかは撮影者次第。

それをイメージさせるのは、撮影者の観察力とイメージ力、目の前のあなた、
コーディネーターの視点と提案と協力。

【人】の要素が合わさって、写真は生まれます。

それがライフスタジオの写真の魅力だと思います。

その魅力を絶えず、そして高めて、表現していけるように、撮影者の努力に終わりはありません。


なのでもっともっと、がんばろうと。

こうして文章を書くたびに強く思っています。
 
 
 

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