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Projector-genic 01 [選択]

投稿日:2018/4/22

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Projector-genic 01 [選択] 
 
Model: J.Ishigaki
Model Movie: 幸せのレシピ

≪prologue≫

人は生まれてから様々な経験を通し、人生に対して価値観を持ちます。
何に対して自分が従っていくのか、それは自分自身で決めることであり、何も正解はありません。
自分が選んだもの、信じてきたもの、揺るがないもの。
それは誰が何を言おうとも、自分の信念であり、自分の中のルールになります。
それが時には決断力になり、時には壁にもなります。
“プライド”とは、自分が信じる“自分”であり、それが生きる為に必ず必要だと感じています。
自分で自分を信じること。自分の進む道を決めていくこと。
歩んできた道の一つ一つは自分を作り出していき、答えを導き出すための材料になります。
その中で培われ、軸になるのがプライド。
しかし、固めすぎてしまえば、他の要素を寄せ付けない自分の壁になってしまいます。
『壁』それは、自分を守るためのものでもあり、周りを見えなくするものでもあります。
自分が信じる道を、壁ではなく軸にするためには、自分の選択が、“何の為”であるかを考え行動することが必要です。

人は、多くは『幸せ』を願います。
幸せの価値観は人それぞれですが、自分一人で成立する幸せはそう多くはないと感じています。
誰かのために、誰かと一緒に、そのために自分が、幸せになる。
その為に、何が必要で、どう行動すればいいのか。
それを考え、選択し、行動することが、幸せの一歩になるのです。

≪image≫

『私の人生のテーマは幸せになる事』

彼女はまっすぐな目で姿勢で、話してくれました。

それは、誰しもが掲げている人生のテーマなのかもしれないですが、
彼女は、自分の為以上に、誰かのために、自分が幸せになる必要があるのだと言います。
自分の幸せな姿を見て、愛する娘にも幸せになってほしい。
幸せを求めて行動し、進めるようになってほしい。
そう話してくれました。

私の憶測でしかない部分もあるかもしれませんが、彼女は壁の厚い人だと感じています。
頭もよく、人のことを良く見て、少し臆病なところもあるからこそ。
自分を守る術として、自分の生き方という『壁』があるのではないかと感じました。
壁があることが悪いことではなく、彼女なりの生き方なのだと、私は勝手に思っています。
自信があるように見えて、彼女から突いて出てくるのは、いつも自信がない言葉。
『人と真に繋がりたい』
奥底の願いと裏腹に自分の生き方や信じてきた自分というものが壁になります。
だけど、彼女が変わろうと、繋がろうとするのには理由があります。
『幸せ』を自分で選択するためです。
それは自分のためでもあり、
そうやって生きている姿を、大切な人に見せたい気持ちがあります。
自分一人のための選択は、自分の経験や固定概念から外れることは難しいでしょう。
自分が培ってきたものを超えるには、誰かの存在、何か別の大切な存在が必要です。
今まで築いてきた壁や概念は自分を守ってくれていた物でもあり、しがらみにもなります。
そんな厚い壁を壊し、一歩、一歩、『自分で幸せになるための一歩』を踏み出したい。
Leadershipサークル最後の発表打ち合わせで涙した彼女の姿は、その一歩に見えました。
働く女性として、母として、妻として、そして自分として。
『幸せ』のための、一歩を踏み出したのではないかと考えました。
今ままでの自分の生き方も自分。
大切な軸。それを0にするのではなく。
新たな一歩をまた進みます。
それが“何であるか”は答えはありません。
ただ、必要なのは何のために、何が必要なのか。
自分で選択し、自分で行動することに意味がある。
それとまっすぐに向かい合い、自分の選択をしているのが、彼女、ではないかと思います。
頭が良いのに不器用で自信がない。
だけど、沢山の『選択』を自分の幸せのためにしている。
私はそんな彼女のプライド、壁、新たな一歩を、
とても強い気持ちで見守りたい、応援したいと感じています。


一つの映画を観ました。

『幸せのレシピ』
完璧主義者の主人公。マイルールがたくさんあり、今ある自分の確固たるプライド、信念を持って人生を歩んできたが、様々な出来事、そして大切な人と関わる中で、自分の壁が開かれていき、自分の『選択』で幸せをつくっていくstory。
よくある話かもしれません。内容はとてもシンプルで、結局、幸せになるための答えは何もなくて、
自分自身で見つけて選択するしかないという事。
きっと、自分しか大切な物がなければ、自分だけの選択で。
大切な人がいたら、その人のためでもあり、それが自分のためにもなる、選択をするのです。
見える物は人ぞれぞれ。
持っているものも人それぞれ。
価値観も経験も人生もひとそれぞれなのですから、
正解はありません。
だけど、ひとつ言えることは、
誰が決めるでもなく、自分が決めることなのだということ。
私は、彼女から人生のテーマとして“幸せになるために”とまっすぐ出た言葉に、
大きな決意を見ました。
今まで壁で閉ざしていたもの。あきらめていた物。自信がなかったこと。
だけど、大切な人のために、自分が変わらなくてはという決意を見ました。

 “幸せになる”という、大きな覚悟をみました。

映画のテーマは、どんな人にも当てはまるものです。
誰しもが思うもの。

今、真っ先に、浮かんだのは、彼女の顔でした。


≪Photo image≫

影と光が混在して、調和されているイメージでした。
彼女の姿と、光と影がはっきりと写しだされ、その中でも彼女の凛とした横顔、その視線の先は
上を向いているイメージが良い。
影は今までの自分の壁。迷い。プライド。
光は自分が進むべき、幸せになるための選択を自分がするという強い意志を表しているように表現したいと思います。

《条件》

●光の方向へ向かってたってもらい、逆光で撮影する
 奥と手前の明暗差をつけ、背中側(手前)が影、奥が光になるように撮る
●室内
●窓、もしくは、扉から出るイメージ
●影(手前)には、自分のバイブルである本やパソコンなど
 それを置いて、光の方へ進むイメージ
●全身で写す
●進む姿、背中を、大切な人に見てほしいというイメージで、背中を写す(後ろ姿)
●顔は横顔が見えるように、横を向いてもらう
●カラー、少し青を足して
『ぶれない決意』『固い意思』を表現
●片手に本をもってもらう
●服装はシンプルに、パンツ、白シャツ
●髪の毛は下ろす(ありのままの表現)


誰しもが、思い悩み、求めて、人生を歩みます。
答えはないものだからこそ、自分で掴むための選択と行動が必要です。
壁は軸にもなるし、自分の強みになります。
大事なのは、それを固めてしまって壁にするのではなく、
一歩進むための軸にすること。
選択は常に自分に委ねられ、幸せの形をつくるのは自分自身。
彼女の言葉と涙と笑顔に。
少し弱気な言葉と、信念強い言葉に。
私は深く共感するとともに、応援をしたいと心から思いました。

一歩。

大切な人のために、
人と真につながりましょう。

Write&Photo by Kaori Kobayashi

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