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名古屋西店
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2018写真分析2 どんな瞬間も残せるように。

投稿日:2018/1/31

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Photo by kaori kobayashi
Cordi by msaaki ara
Write by koba
 
In shinyokohama
 
毎年新横浜に遊びに来てくれている彼。
こんにちはー!と出迎えるも、なんだか浮かない顔。
あら?緊張しているのかな?と、思ったら。
なんと朝5時に起きて、昼寝もしていないので、ピークに眠たいのだと。

どうにかこうにか楽しくなって目が覚めないかあの手この手で楽しませようとする私達。

彼は、そんな状態にもかかわらずしっかりお話を聞き、
あれやってー!これやってー!の私達の指示にしっかり応えてくれるのです。

応えてくれるのですが。

ちょっと間があるとすーっとまぶたが閉じかけたり、遠く一点を見つめたり、の彼。

“寝ないでーーー!!!”と叫びつつ、
大人たちは必死なハイテンションで撮影は進行されていきました。

とにかくふと間が空くと眠くなってしまうのではないかと思い、
楽しそうにしてくれるシャボン玉を使ったり、体を動かしたりしながら撮影を進めていきました。

最初は緊張もあったと思いますが中々表情も変わらなかったため、笑顔が出ないかなあ・・・!!!と、
あの手この手で遊ぶうちに、少しずつ表情も出はじめました。

やったー!!と思いつつも、間が少し空くとふっと力が抜けて、
またシャボン玉などで笑顔が出て、
またふと力が抜けて・・・・と。

一生懸命応えてくれようとする彼のその表情のコロコロに、
なんだかもう愛おしい気持ちでいっぱいに。
 
彼の動きを追いつつ、背景を整理しながら、ふと力が抜けた瞬間も狙って見ました。

力が抜ける素の瞬間の感情表現をしたくて、色味をなくし、モノクロで。
ニコニコ笑う表情も、ふと力が抜けるアンニュイな表情も、ねむくてまぶたが閉じかけるのも、
今の目の前の彼なので。
私が見ている彼の全てを残したいと、追いかけました。
 
写真は、目で見ているものを、残します。
条件を変えることで、その見せ方は変えることが出来ます。
 
水平垂直、背景の整理もしつつ、安定感は保ちつつ、気が抜ける一瞬を、捉えました。
余白を残し、近すぎない距離で、彼の感情を表現して見ました。

人の動きには、最初と、中間と、最後があり。
撮影を進行しながら、観察しながら、動きはじめと、中間と、その終わりを追います。
全てが目の前の彼で、どの表情も、反応も、彼なのです。
 
緊張の最初の一瞬は遠くから狙い。
動きながら笑顔が出た瞬間、動きの間の笑っている写真は、彩り多く、明るく、距離感も近く残し。
引いて最後の力が抜ける瞬間を狙います。

人はたくさん顔を持っています。
どの瞬間を狙うも、その人なのですが。
見えたもの、発見したものを、出来るだけ多くの表現を持って残したいと思うのも、
ライフスタジオの75カットの表現として大切にするべきなのだと感じます。
 
見たこと無い表情も。
いつもの笑顔も。ちょっとお兄さんになった姿も。
かけがえの無い今の彼なのです。
 
眠い中がんばってくれてありがとう。
今度は眠たくないときに、いっぱい遊ぼうね。
またあえる日を楽しみにしています・・・。
 
 
 
 
 
 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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