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名古屋西店
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2018写真分析1 あなたを表現する一枚。
投稿日:2018/1/31
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Photo by yuko oikawa
Cordi by yukika fujimoto
Write by koba
In shinyokohama
表現したいものを表現する力が欲しい、と思います。
はじめて出会うあなただけの表現をしたい、と思います。
だから私達はたくさんの世界を見たいし、
たくさんの技術や知識を欲しているし、
知らないことを多く求めて毎日を過ごします。
この場所にいるとたくさんの出会いが溢れています。
初めて出会うあなたは、1人として同じ人はいなくて、
あなただけの何かを持っています。
身体的な特徴、目や頬、鼻筋、まつげ、髪の毛。
だけではなく。
表情やしぐさ、性格や、すきなもの、嫌いなもの。
そのときの、緊張や恥ずかしさ、嬉しさなどの感情。
たったひとりのあなたが持つ色んな要素に対して、
カメラという機械と、何を持って表現するのか。
それは毎日の私達の課題でもあります。
私達は毎日同じ場所にいます。
小物やインテリアを少し配置を変えてみたり、違う角度から撮影して見たり、光を変えてみたり。
同じ場所でも毎日変化をつかもうと、あの手この手で視点を変えていきます。
同じ場所でも、光は毎日違います。
天気、季節によって差し込み方も見え方も、色も柔らかさも、違います。
光は写真の構成要素の中で大きな割合を占めます。
光がなければ写真はまず撮れないし、光が悪ければその写っているものの魅力が減ってしまいます。
光が良いと良い写真だというならば、良い光とは何であるかが、重要になります。
写したい物の何をどのように表現したいかが、光をどのように写し出すのかの決定に結びつき、
それらが揃って、結びついて、やっと一枚の表現になるのです。
良い光の良い写真というのは、表現したいイメージに対して、適切な光で写しだされたものだと思います。
冬は西日が入る時間帯は限られています。
夏よりも弱くやわらかい西日、あっという間に沈んでしまう冬の西日。
その一瞬を狙って、この写真は写し出されたと考えます。
やわらかい西日が逆光となり彼の顔の輪郭に沿って筋を作り、前ボケにより更に彼の横顔、そして背中を引きたてています。
撮影者が何を写そうとしたのか、を考えます。
彼のまっすぐな姿勢や、優しさ、成長を、横顔と背中で表現しようとしたのではないか?と考えました。
それは私の想像でしかないけれど、後日、またお会いする機会があり、その際に彼と話をしたときの、
まっすぐな瞳や丁寧な言葉遣い、ピンと伸びる姿勢、時折見せる優しい笑顔や会話の端々から、
撮影者が彼の全てを表現しようとした一枚なのだと、改めて感じました。
表現は様々です。毎回書いてますが、正解はありません。
きっと他の撮影者が彼を表現したら、また違う視点から、別の表現が生まれるでしょう。
だけどこの一枚に、彼に、惹かれたのは、
一枚に、彼の魅力が余すとこなく表現されていると感じられたからなのだと思います。
条件がいくつも重なって、一枚の写真が撮られます。
毎日ファインダーをのぞき、シャッターを切るたびに、
自分の視点が、世界が、形になって相手に残ります。
良い写真を見るたびに、写真が持つ力を感じます。
相手がいて、自分がいて、はじめてその表現は成り立ちます。
写真の力を感じられる、
そんな表現を自分自身も広げてきたい、高めたいと、思いました。
Cordi by yukika fujimoto
Write by koba
In shinyokohama
表現したいものを表現する力が欲しい、と思います。
はじめて出会うあなただけの表現をしたい、と思います。
だから私達はたくさんの世界を見たいし、
たくさんの技術や知識を欲しているし、
知らないことを多く求めて毎日を過ごします。
この場所にいるとたくさんの出会いが溢れています。
初めて出会うあなたは、1人として同じ人はいなくて、
あなただけの何かを持っています。
身体的な特徴、目や頬、鼻筋、まつげ、髪の毛。
だけではなく。
表情やしぐさ、性格や、すきなもの、嫌いなもの。
そのときの、緊張や恥ずかしさ、嬉しさなどの感情。
たったひとりのあなたが持つ色んな要素に対して、
カメラという機械と、何を持って表現するのか。
それは毎日の私達の課題でもあります。
私達は毎日同じ場所にいます。
小物やインテリアを少し配置を変えてみたり、違う角度から撮影して見たり、光を変えてみたり。
同じ場所でも毎日変化をつかもうと、あの手この手で視点を変えていきます。
同じ場所でも、光は毎日違います。
天気、季節によって差し込み方も見え方も、色も柔らかさも、違います。
光は写真の構成要素の中で大きな割合を占めます。
光がなければ写真はまず撮れないし、光が悪ければその写っているものの魅力が減ってしまいます。
光が良いと良い写真だというならば、良い光とは何であるかが、重要になります。
写したい物の何をどのように表現したいかが、光をどのように写し出すのかの決定に結びつき、
それらが揃って、結びついて、やっと一枚の表現になるのです。
良い光の良い写真というのは、表現したいイメージに対して、適切な光で写しだされたものだと思います。
冬は西日が入る時間帯は限られています。
夏よりも弱くやわらかい西日、あっという間に沈んでしまう冬の西日。
その一瞬を狙って、この写真は写し出されたと考えます。
やわらかい西日が逆光となり彼の顔の輪郭に沿って筋を作り、前ボケにより更に彼の横顔、そして背中を引きたてています。
撮影者が何を写そうとしたのか、を考えます。
彼のまっすぐな姿勢や、優しさ、成長を、横顔と背中で表現しようとしたのではないか?と考えました。
それは私の想像でしかないけれど、後日、またお会いする機会があり、その際に彼と話をしたときの、
まっすぐな瞳や丁寧な言葉遣い、ピンと伸びる姿勢、時折見せる優しい笑顔や会話の端々から、
撮影者が彼の全てを表現しようとした一枚なのだと、改めて感じました。
表現は様々です。毎回書いてますが、正解はありません。
きっと他の撮影者が彼を表現したら、また違う視点から、別の表現が生まれるでしょう。
だけどこの一枚に、彼に、惹かれたのは、
一枚に、彼の魅力が余すとこなく表現されていると感じられたからなのだと思います。
条件がいくつも重なって、一枚の写真が撮られます。
毎日ファインダーをのぞき、シャッターを切るたびに、
自分の視点が、世界が、形になって相手に残ります。
良い写真を見るたびに、写真が持つ力を感じます。
相手がいて、自分がいて、はじめてその表現は成り立ちます。
写真の力を感じられる、
そんな表現を自分自身も広げてきたい、高めたいと、思いました。
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