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名古屋西店
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2017写真分析19 不利はひとつもない。
投稿日:2017/11/30
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photo by akane ouchi
coordi by yukika fujimoto
in shinyokohama
ライフスタジオの写真の印象を聞くと「自然光」で「明るい写真」「光が綺麗な写真」と聞くことが多いです。
そのため、天気が良いと良い写真が撮れて、天気が悪く暗い室内だと良い写真が撮れない、と思われがちです。
撮影にまだ慣れていない練習中のカメラマンに「自然の光がないとき、暗いとき、どのように撮影をしたら良いか」と問われることも多くあります。
私たちの周囲には必ず光があります。
自然光が無いからこそ、見える光もあります。
表現を高めることも、発見することも、生み出すことも、出来るのです。
大切なのは、「ある」ものを「見つけて」。
それをどこまで「美しく」「表現できるか」です。
表現、思い描いたイメージを写真の中に収めるために、どのように光を作り、写しだすのか。
それには、イメージ力と、それを実現するための知識と技術が必要になります。
光は無限です。
その日、その場の条件で、目の前の表現を実行するのに、撮影者は自分の中にある引き出しを探っていきます。
その条件に合わせ、尚且つ目の前の被写体のイメージに合わせ、いくつもある撮影の条件を一つずつ揃えていきます。
天気が悪いとか、冬だから夕方は暗いとか、それは大きく何も変わらなくて。
むしろその条件だからこそ表現できるものもあって。
必要なのはどんな状況でも自分の思い描いたイメージにどれだけ近づけることが出来るか。
その知識と技術を持ち合わせているかどうかで決まります。
真っ暗なスタジオ。
そこにオレンジの光だけを被写体の背後にあてて、カメラの設定で色味をイメージに近づけていきます。
少し彩度を落としてオレンジを取り込めば、少しセピアに近い落ち着いた色味になります。
黄色くくすみすぎるのを抑えるために、ホワイトバランスにより赤みを保ち、色味をきれいに整えていきます。
白い前ボケをうすく光源側に入れることにより、光を柔らかくし、奥行きを表現し、影によりくっきりと残る被写体を際立てるポイントになります。
撮影の教育をしながら、自分でも自分の写真や撮影になぜをいつも問い続けています。
どんなにたくさんの写真を撮ろうと、経験しようと、
その何故の問いがなくなることはありません。
何故、を問い。それにこたえていく。
それが自分の写真になっていきますし、人に『伝える』ことができるのでしょう。
写真の基礎には意味があります。
基礎があって、技術があって、知識があって。
はじめて、伝えたい表現を可能にします。
何が無くてもダメなのです。だから、問い続け、足りないものを探し、身に着けていくのです。
不利な条件などひとつもありません。すべてが『チャンス』だと感じるべきなのです。
難しいかもしれませんが、こうして新たな表現の可能性を見るたびに、まだまだ自分が見ている世界は広げられるのだと感じます。
たくさんの視点から、その世界を広げていけるよう、
まだまだ出来ることはたくさんあります。
立ち止まらずに、貪欲に、その知らないものを吸収していきたいと強く思います。
coordi by yukika fujimoto
in shinyokohama
ライフスタジオの写真の印象を聞くと「自然光」で「明るい写真」「光が綺麗な写真」と聞くことが多いです。
そのため、天気が良いと良い写真が撮れて、天気が悪く暗い室内だと良い写真が撮れない、と思われがちです。
撮影にまだ慣れていない練習中のカメラマンに「自然の光がないとき、暗いとき、どのように撮影をしたら良いか」と問われることも多くあります。
私たちの周囲には必ず光があります。
自然光が無いからこそ、見える光もあります。
表現を高めることも、発見することも、生み出すことも、出来るのです。
大切なのは、「ある」ものを「見つけて」。
それをどこまで「美しく」「表現できるか」です。
表現、思い描いたイメージを写真の中に収めるために、どのように光を作り、写しだすのか。
それには、イメージ力と、それを実現するための知識と技術が必要になります。
光は無限です。
その日、その場の条件で、目の前の表現を実行するのに、撮影者は自分の中にある引き出しを探っていきます。
その条件に合わせ、尚且つ目の前の被写体のイメージに合わせ、いくつもある撮影の条件を一つずつ揃えていきます。
天気が悪いとか、冬だから夕方は暗いとか、それは大きく何も変わらなくて。
むしろその条件だからこそ表現できるものもあって。
必要なのはどんな状況でも自分の思い描いたイメージにどれだけ近づけることが出来るか。
その知識と技術を持ち合わせているかどうかで決まります。
真っ暗なスタジオ。
そこにオレンジの光だけを被写体の背後にあてて、カメラの設定で色味をイメージに近づけていきます。
少し彩度を落としてオレンジを取り込めば、少しセピアに近い落ち着いた色味になります。
黄色くくすみすぎるのを抑えるために、ホワイトバランスにより赤みを保ち、色味をきれいに整えていきます。
白い前ボケをうすく光源側に入れることにより、光を柔らかくし、奥行きを表現し、影によりくっきりと残る被写体を際立てるポイントになります。
撮影の教育をしながら、自分でも自分の写真や撮影になぜをいつも問い続けています。
どんなにたくさんの写真を撮ろうと、経験しようと、
その何故の問いがなくなることはありません。
何故、を問い。それにこたえていく。
それが自分の写真になっていきますし、人に『伝える』ことができるのでしょう。
写真の基礎には意味があります。
基礎があって、技術があって、知識があって。
はじめて、伝えたい表現を可能にします。
何が無くてもダメなのです。だから、問い続け、足りないものを探し、身に着けていくのです。
不利な条件などひとつもありません。すべてが『チャンス』だと感じるべきなのです。
難しいかもしれませんが、こうして新たな表現の可能性を見るたびに、まだまだ自分が見ている世界は広げられるのだと感じます。
たくさんの視点から、その世界を広げていけるよう、
まだまだ出来ることはたくさんあります。
立ち止まらずに、貪欲に、その知らないものを吸収していきたいと強く思います。
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