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名古屋西店
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2017写真分析14 光をみる。

投稿日:2017/9/26

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Photo by Kaori Kobayashi
Coodi by Yuko Oikawa
In Shinyokohama


写真の構成要素はいくつもあります。
 
その中でも最初に見る力が必要とされるのは、光を見る力です。
光がないと写真は撮れません。
どれだけ被写体がかわいくても、インテリアをうまく切り取っていても、うまく前暈しが入っていても、その写真のメインになる光がその写真の立体感や雰囲気を作り出し、演出してくれるものであり、それが無ければ他の要素の良い部分をより良く見せることが出来なくなってしまいます。
 
では、光を見る、とはどういうことなのでしょうか。
 
撮影する現場の光を見るときに、何を見たらいいのでしょうか?
 
光の方向、角度、色、性質、量。
 
把握して生かすことで写真の魅力をぐっと引き立たせることが出来ます。
 
今回撮影した写真はいたってシンプルな構成になっています。
この写真の主役は光です。
光が色を作り、立体感を作り、線を作り、安定感を作っています。
 
被写体の左側から入る強い光。
直射日光をさえぎるように被写体の目線を外側にもって行き、体の流れを光の流れと合わせて全体のバランスをつくります。
平面的な真っ白な背景に光によって線と色味がはいり、背景と被写体を際立たせてくれます。
はしごで水平の安定感を作り、手前下に前ボケをまっすぐ入れることで前後差を作り奥行きをつくります。
写りこむものが少ない分、光で画に効果を入れていきます。
それをするためにも、どこからの光がどれくらいの強さで入っていて、それを効果として写し出すためにはそれくらいの数値で写せば効果が出るのかを知っていなければ写せません。
isoは最低限に設定して質感や光の線をつぶさないように。
 
元気で活発な男の子の静かな一枚。
75カットの表現は様々で、元気いっぱいで笑顔になっちゃうような写真から、ふとした瞬間を捉えるような静かな表現の写真まで多彩に彩ることが可能です。
 
その彩りは写りこむ物の色彩的な色味だけではなくて、
光の性質をつかうことで彩ることが可能となります。
 
シンプルに。だけど目を引く一枚を。
何年たっても基礎に立ち返ることを忘れてはいけないなと感じます。
 
空間を彩るもの
人、空気、インテリア、光。
全てに寄り添えるように視野を広く持ちたいと感じます。
 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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