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名古屋西店
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第五投『サイド光・逆光ってなーに?』

投稿日:2017/6/28

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カメラマン教育がスタートし、早二か月が経過~

基本に忠実に一か月取り組んだ5月を踏まえ、6月を迎えました。
 
5月は“写真を撮るうえでの安定の要素”に集中しました。

6月はその安定に写真をよくするための“光”と“レンズの特性”に集中していこうと計画を立てました。

適正露出で、どちらから光が来ているかを考えて撮るだけだったところから、
光の量、方向、角度、色、性質を見ていきます。
 
 
●『光』について
 
サイド光とはなんでしょうか?被写体に対して横からくる光。正解です。

しかし、単純に横からくる光、と言っても様々なサイド光があります。
そもそも何故サイド光が良いとされているのでしょうか?
「良い」とされる根拠の理解が必要です。
「露出比」をつくることができ、被写体や空間に立体感を生み出す効果があるため、サイド光は良いとされています。
では、最初に言ったとおり光の横に立つだけで露出比は生まれるでしょうか。
それだけでもサイド光によって露出比は生まれますが、それだけがその光の使い方ではありません。
視野を広く、光が届く場所をよく観察しなくてはいけません。



●窓の横(メインの光源)に立つ以外のサイド光を撮ってみよう。
●メインとするサイド光以外の光が邪魔をしていないか?見てみよう。

良いとされる判断は適正露出ではありません。適正露出が何であるかが説明できてはじめて良いとされます。
その判断材料となるのが『露出比』です。意図のある露出比を生み出すことで表現の幅はぐっと広がります。
 
↑露出比を見ている、図。※真剣

では逆光はどうでしょうか?被写体に対して後ろからくる光。正解です。でもそれだけではありません。

これもサイド光と実は根拠が変わりません。

逆光の写真の特徴をあげると、

・人物が際立って見える
・シルエット
・光の強さや質でくっきり際立たせることも、ふんわり表現も出来る
・輪郭を強調できる
などなど・・・
みんなの口から次々に出てきました。

それらは何であるか?を考えるとやはり“露出比”を生かしていることになり、それによる立体感が良い写真の根拠となっているのです。

逆光もサイド光と同じで、光の量や質で表現の違いを生み出すことが出来ます。
光源から距離を変えて撮ってみるだけで写り方は大きく変わります。
また、光に対して自分が撮る角度を変えることで違う表現を楽しむことも出来ます。
逆光もサイド光も、ただ光の向きを表しているだけではなく、露出比を生かすことが出来る最適な光であることが理解できます。

そうして1しか見えなかった光の活かし方の幅を広げることにより、表現の幅も広がりより写真が楽しくなっていきます。

以上は教育において話された内容のまとめです。
【見る】【考える】【撮る】そのサイクルをもとに、視野を広げてまた練習に挑む7月。


教える側が注意しなければならないこと。

「具体的に説明してあげること」

現状どうなっているのか?⇒具体的な説明⇒改善方法の提示⇒実践は何をするか

抽象的な曖昧な言葉で終わらせてしまえばその先を見せてが得ることは出来ないし進むことは出来ないでしょう。その意味を再確認し、7月は具体的な計画を持って取り組んでいこうと思います。

ファイト!!!!
 

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