Staff Blog


名古屋西店
scrollable

第二投『こーかくって、なーに?』

投稿日:2017/4/12

1065 0

『技』広角レンズの特性ってなーに?
 
広角レンズとは、50mm以下のレンズのこと。
さらに24mm以下を超広角レンズと言ったりします。
現場で使うのは50-24mmですね。
 

さて、特性ですが。

・写る範囲が広い!
狭い場所も広く写せます。
広く写る分、余計なものも写り込みやすいので整理が必要です。
 
・被写界深度が深い!
ピントが合う範囲が広くなるので余計なものが写りこまないように注意。
その効果を利用して連続した直線、手前から奥に伸びる直線を写すことも出来る。それを生かすべし!
 
・被写体、撮影者、インテリアの距離感が遠くなる!
インテリアが遠く離れて小さく写る効果があるので、奥行きがある場所で撮影すると効果的。遠近感を出すことが出来る!
近くにあるものがより大きく写り、遠くにあるものがより小さく写る。
 
実際撮るときに生かすべき効果
・広さを生かす
・手前にあるものを強調
・遠近感を強調
 
広く撮るには画面の整理が必要である。また写り込む線、点、面すべてにおいて整理が必要。
ただ広く撮る、だけが広角の効果ではない、と頭にいれておきましょ。
 
遠近感を出すことで広角レンズの効果は大きく発揮されるのです。
遠近感、遠近感、、、
圧縮効果がある望遠の画との差で同じ場所でも見せ方が大きく変わってくるでしょう。
 
手前にあるものを大きく見せて、
・被写体を大きく、ダイナミックに写しだす
・副主体を手前において奥にいる被写体との空間の遠近感を出す
 
連続した直線を使い、
・奥行を出す
 
この二点に集中して撮ることで広角の生かされるべき効果を実感できます。
広角レンズはただ広く撮るだけでは効果は大きく発揮されません。
ただ広く撮った、だけの写真になります。
それでも実際見た目とは違う画が写しだされるので全くの不正解ではありませんが、
効果をうまく生かした使い方が身に沁みないで使いすぎてしまうと安定感の無い写真が癖づいていしまう可能性があります。
乱用はよくありません。
 
広角を生かすには、
 
  1. まずは奥行きを出せる場所を選択(直線が続く場所、奥行きがある場所)
  2. 奥行きに合わせて副主体の配置、整理
  3. 被写体は画面の3割くらいになるように写してみる

 
あとはダイナミックに写しだしたい場合、被写体にぐっとカメラに近づいてもらうのも一つの広角レンズの効果になります。
わーっと叫んでもらったり、覗き込んでもらったり。被写体との距離も近くなり、楽しく撮影もできます。下からあおると面白いです。
 
画面の四隅が引っ張られるので、うまく足を配置して足長効果を利用することもできますが、意図もなく端に手足や小物が入ってしまうと変に歪んで違和感のある写真になってしまいますので注意!
 
見た目とは違う世界を広げられるのは広角レンズの良いところ。
うまく使えばスタジオの空間を隅々まで生かして撮影することが可能になります。
ファインダー越しに見る広角レンズの世界は新たな発見を生み出してくれます。
 
ただ何も知らずになんでもかんでも広く写してしまえば効果はうまく生かし切れません。
しっかり特性を頭に入れて広角を利用すると、
見慣れた空間も新しい目線で見ることが出来、
『楽しく』その空間を利用していけるようになるでしょう!
 
こーかくは空間をその意図ひとつで+にも-にもできます。
望遠よりもその100か0かの差は大きいと思います。
だからこそ特性を理解することがとても重要!!!!
 
そんなこんなで私もいろいろ模索して毎日楽しいです。

広角マスター目指しましょうー
 

この記事をシェアする

美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

撮影のご予約はこちらから

スタジオ予約

お役立ち情報をお送りします

新規会員登録

Official SNS

  • Instagram
  • sns
  • Instagram
  • Instagram
/