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名古屋西店
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写真分析2

投稿日:2014/12/25

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AOBA写真分析 2  photo by volvo
(F値/3.2  シャッタースピード/ 1/80  iso/500   焦点距離/145mm)
 
構成要素
光/
向かって右側、少し離れた場所にある壁のライトがメインの光源。一段下がった壁にあるライトもついていると考えられる。この場所は全体的に壁も床も白いため、奥行きや立体感を表しづらく、目で見た印象をそのまま映し出すことになりやすい。
被写体と背景を離し、それぞれに当たる光の量を変えることで奥行きを表すと印象が変わり、被写体がくっきり浮かび上がり目がいきやすい一枚となる。
 
インテリア、衣装、小物/
白い場所ほどイメージは何にでも変えることが出来る。しかし足しすぎてしまえば一気に統一感を壊してしまうので、必要な要素の見極めが重要である。
椅子の位置、奥にある雑誌ラックの位置。斜めにおくことでその奥行きを表している。
手前の前ボケも色味のある前ボケではなく同じ白やグレーで入れることで目立つ印象を抑えながらも前後を強調する役割を果たしてくれる。背景の小物の色味も同様。
明るい光源側に白いカーテンの前ボケを、影側に棚のグレーの影を入れることで明暗をより濃いものとしている。
被写体の服も白のワンピース、派手な色味でないしぐさの主体となる靴、すべての統一感がこの写真の一つのきれいなポイント。色味の統一からちょっとした小物の配置の工夫により、目で見た印象と違う一枚に仕上げることが出来ているのではないか。
 
フレーミング/
シンプルな分、一緒に映し出されるものは重要。無駄なものがごちゃごちゃと配置されていた場合、どんなに光が綺麗でも色味が統一されていても、写真全体の統一感はなくなる。
主役である被写体の位置を境目に三分割にしたポイントに脇役となる、ストール、ラックが配置されている。
主役だけではこの奥行き感は出せない、その奥行きを表し、場所を演出する小物の場所も少しずれてしまえば、または多すぎれば、バランスは壊れてしまう。足しすぎず、必要なものは引きすぎず、脇役として映し出す。そういったポイントを残すことでフレーミングも安定する。
 
ポージング/
椅子の位置は奥行きを表すためにも、被写体の動きをより自然なものにするためにも必要なもの。腕をかけているしぐさと、もう一方の手が足に伸びていることで、ただ手を足に延ばしている姿よりもより自然に見せることが出来ている。
また、椅子を横にしたことで座る位置の安定する場所が少し狭くなり足が自然と内側によるため、女の子らしい足の形に自然となる。小物の使い方により自然な動きを誘導するときに細かな指示はなくともポージングが完成する瞬間がある。
それを知るためには「これをしたら体がどうなるか?」など自分でポージングをしてみて体の動き、重心の動きを知っておくことも重要。無理な指示なく自然と導き、その瞬間を抑えることが出来る一歩になる。

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