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名古屋西店
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写真分析1

投稿日:2014/12/25

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AOBA写真分析 1   photo by / Ryo
(F値/3.5 シャッタースピード/ 1/640  iso/250  焦点距離/85mm)
 
構成要素
/「光が綺麗な写真」そんな感想が真っ先にこぼれる一枚。では、光がこの写真をどのように「きれい」に見せているのか。
光源は向かって左側の窓から入る、夏のまだ高い位置から入る少し白い西日。直射日光で強い日差しが入るこの場所に被写体を配置して撮影することは、正面を向けば被写体自体に直射日光が当たって適正露出を保つのは非常に難しい。輪郭や顔のパーツなどすべてがつぶれてしまう恐れがある。
ポーズ(声掛け)により顔を隠して、被写体の輪郭や髪の毛、体にあたる強い光のラインを利用し被写体を立体的に見せている。髪の毛の質感、洋服の細かな質感、手や指、腕の丸さなども表現できている。写したいものを光により浮かび上がらせてこの写真の主体を強調している。
シャッタースピードを上げ、iso値を落とすことで光の量を調節し、絞りも開放にせず、背景にある写したいものをぼけてしまわないようにはっきり見えるように写している。(COCOの文字)
強い光源を活かし、背景にあたる光、被写体に当たる光、同じく左側から差し込む撮影者の横の窓から差し込む光を活かして前ボケに光を当て、写しこむことで、前後差を生み出し、強く当たる光とその影を利用して、人物をくっきり浮かび上がらせながら、全体的な立体感、そして奥行を生みだしている。
被写体の足もとの暗く影を落としてしまう部分に明るい前ボケを入れることで、全体的に明るい印象をそのままに奥行きを表現することが出来ている。
無駄のない光の利用、統一感、立体感、奥行きの表現が「光の調節」により出来ているため、「光がきれい」という感想が真っ先に出てくるのだろう。
 
フレーミング/被写体と被写体の名前が入ったインテリアがちょうど真ん中に来るように配置され、何を主体としているのかがはっきりとわかるフレーミング。
COCOが置かれている棚の直線を境目にくっきり二つに分かれており、写真の中にいくつもある線に対し水平垂直が保たれ、安定感がある一枚となっている。
 
ポージング/立ち位置だけを指示し、まぶしいほうへ顔を上げてもらう。その時彼女がどういったポーズをとるのか。予測の元、この位置へ誘導し、声をかける。
その予測が一致し、この一枚が出来たため、被写体との距離も近い状態で出来上がった一枚ともいえる。

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