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akane ouchi
本社

大内あかね

ライフスタジオと出会い早いもので12年が経ちました。この仕事を通じて人との出会いが人生の喜びになりました。ライフスタジオが写真館でありながら『人と人が出会いお互いの存在がかけがえのないものになっていけるような空間』を皆さんと一緒に創りあげていきたいと思います。現在、1児の母となり札幌に在住しています。皆様とは直接お会いできることは減ってしまいましたがこのHPを通した交流を大切に頑張っていきたいと思います。

to photogenic 110

2020/7/28

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最近、とあるスタッフのメッセージに心から感動しました。その内容の中にはライフスタジオの大切なものがいっぱい詰まっていました。本人に了承を得てこちらでも紹介させて頂きます。

「ライフスタジオにお越しになるお客様は私たちスタッフに感謝の眼差しと姿勢で接してくれます。それは私たちが良い写真を残す立場の人だからでしょうか?それもあると思いますがライフスタジオという場所が【信頼】されているからだと思います。良い写真を提供し、また子供達が楽しく遊べて、そんな子供達をみてご家族は嬉しく、そしてそこにいるスタッフも全力でそれに答えようとする姿と場所だからこそご家族は心が満たされ、また来たい会いたいと思い有難いことにお客様はライフスタジオを何度もリピートしてくださるのだと思います。 自分が幼かった頃の写真を振り返って見てみるとその写真を残してくれた父親や母親の気持ちを感じます。写真というものは人の心を満たすものだと改めて思いました。 今ではカメラが身近になり一般的に写真を撮る機会が多くなりましたがそんな中でも写真館が存在している理由があります。自分たちで撮る写真よりも撮影の環境が整った場所でプロの人たちに綺麗にきちんと残して欲しいという考えがあると思います。またその中には親が子を想う気持ちも含まれていると思います。家族で楽しかった思い出がたくさん詰まった昔の写真を振り返ってみると、笑い話やほっこりする気持ちになります。これは思い出という価値が写真に含まれるだからだと思います。だからこそ私自身撮影はあたりまえのように楽しく、活気のある場でなくてはならないと思いまた、このような尊くて素敵な物が含まれて満たされるものが写真の価値だと思います。」

このメッセージを読んでこのスタッフの誠実さはもちろん、お客様の未来を想像して家族みんなの思い出のために写真館がどういう場所で居なければならないのかという想いが詰まっている内容で心から感動しました。そして久しぶりにライフスタジオに入社した時のことを思い出しました。そんな中、昔撮影したある一枚の写真が見たくてアルバムの中からこの一枚の写真を探しました。それが今回の写真分析の一枚です。この写真は上記で話した『信頼』というキーワードを象徴する一枚です。ではこの写真について少し専門的に話していきたいと思います。

ライフスタジオは75CUTの写真データーをまとめてお客様にお見せしています。その中では2から3回程度お着替えをしたり衣装に合わせて背景を変えたり小物を変えていきます。その中でお子様の様々な美しい角度を探すためにフォトグラファーは自分の持っている撮影技術を全部出しながらシャッターを押していきます。その技術の中でも人物の写真を撮る際の画面サイズに注目してみると大きく分けて3つ種類に分けて撮影されていることが分かります。代表的なのが全身の写真、上半身の写真、クローズアップの写真の3種類です。

・全身の写真(下の写真:左)

頭の先からつま先まで被写体の全てが写っている写真を全身の写真と言います。

・上半身の写真(下の写真:中央)

被写体の太ももくらいから頭まで写っている写真を上半身の写真と言います。

・クローズアップの写真(下の写真:右)

被写体の顔が画面いっぱいに写っている写真をクローズアップの写真と言います。

3枚並べて見てみると被写体の大きさの違いとそれによって伝わるイメージやインパクトの差などがあります。基本的にフォトグラファーはこの3種類の表現方法をベースにここから更に様々な工夫を凝らし表現の幅を広げていきます。その中でも冒頭で話した『信頼』と密接に関りがあるのがクローズアップの写真です。クローズアップは被写体を画面の90%ほど写すもので最も被写体が主役になる写真です。よって被写体とフォトグラファーの距離も近くなり、より繊細な写真技術が必要とされます。では、その繊細な写真技術とは具体的にどういうものでしょうか?

クローズアップ写真が出来上がるまでの工程順に挙げてみたいと思います。

① 撮影場所の魅力とポイントを探す

(千葉フォレスト店の野外環境は光と自然を最大限生かした撮影ができることが特徴)

② 被写体の魅力を探す

(Sakurakoちゃんの場合は瞳とアンニュイな表情。この2つの魅力が印象的でした)

 ③ ①と②の魅力に合わせて写真イメージを頭の中で膨らませる

(瞳と表情がと自然の緑がポイントだったので、昔見たSK-Ⅱの化粧品のCMイメージが思い浮かびました)

参考写真:【全編】大自然への挑戦:有村架純 <沖縄の亜熱帯雨林編> | SK-II(CM動画)

④ カメラ設定を事前に整え準備

(アングル、画角、前ぼかし、レンズ、露出、などは予め③で出たイメージに寄せて準備しておく)

⑤ レンズを通じて再度被写体の魅力を探して微調整

(ポージング、目線、表情、を声掛けで引き出して④の内容ともマッチさせる)

⑥ 被写体や写真設定に変化を加える

(決定的なクローズアップは一回目のシャッターで撮れるわけではないので、アングルを変えたり表情を変えたり前ぼかしの色を変えたりと様々な変化を加えて一番いい瞬間を作り上げます)

⑦決定的瞬間が出たら瞬間シャッターを押す

(変化を繰り返す中で突然来る決定的な瞬間。これは自分の頭に雷が落ちたようにビビビときます。その時いかに瞬発力をもってシャッターを押せるかが鍵)

①から⑦までの一連のやりとりは常にSakurakoちゃんと私の中で小さくコツコツを積み重なっていきます。これが決定的な瞬間を生み出す道のりであって冒頭で話した信頼関係にあたる部分です。これは子どもと楽しく遊ぶという信頼関係はもちろん、それ以上にフォトグラファーとして真剣にSakurakoちゃんを見つめて彼女の美しさを引き出してあげることが大切だと考えます。例えば今日はモデルになりきってみようという新しい体験を共にすることで彼女の将来性を引き出せるきっかけにまで繋がれば嬉しいなと願いを込めて撮影させてもらっています。ジュニア撮影の場合は言葉でのコミュニケーションも容易ですし、写真館で写真を撮るという非日常的な経験は彼女の記憶にも残るものだと思います。

私も一児の母となり自分の子どもだけではなく、これから増えるであろう息子の友達やライフスタジオで出会うお友達の未来を写真を通じて考えること、希望を見出してあげることは使命感をもってやっていきたいなと思います。もしかしたらお節介なことかもしれませんが、子どもが小さいうちから自分の良い所や頑張っていることを周りの大人やお友達が認めてあげることはその子の自己肯定感にも繋がります。これは親や学校だけがやってあげることではなく身近な大人も見守ってあげること。必要なことだと感じます。そんな人と人の繋がりの大切さを写真館からも伝えていけたらなと願います。

location:ライフスタジオ千葉フォレスト 

photo&write :大内あかね

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