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[ビタミン30]ルフィの仲間力
投稿日:2012/6/27
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ルフィの仲間力
本文から
・ワンピースの人気の秘密は、中心的なテーマが「仲間」だからではないでしょうか。
仲間の存在は、生きる上で欠かせないものです。仲間がいるからこそ、どんな逆境であっても頑張ったり、一緒に喜びを分かち合ったりできるのです。誰もが持っている「かけがえのない仲間が欲しい」という欲求が、ワンピースをモンスター漫画に押し上げたのだと私は信じています。
・仲間とは、一人では到底かなえられないような夢を共有する人達です。
・たとえけんかをしても、関係は絶対に崩れない。
・自分の感情や思いを素直に表現できないような不器用さを、誰もがもっていると思います。悲しみや辛さを人前で出してはいけないと、社会は私達に教え続けています。でもそれが、仲間作りの妨げとなってはいないでしょうか。
・自分の会社に尊敬できる先輩や上司がいる人は恵まれています。理想的な大人のモデル一人でも持てれば、あなたの能力は確実に伸びます。「あの人みたいになりたい」という目標があってこそ、人は成長できるのです。
・人を成長させるためには、ある程度「任せる」ことが重要です。そして、うまくいかないときには、助け舟を出す。どうしようもない失敗をしてしまっても、決して避難せず助ける。そういう存在があってはじめて、人は成長します。
ルフィは誰にも助けを求めていません。まずは自分の力で、どんな困難でも乗り越えようとしています。そして、懸命に生きていることを隠しません。「死なせたくない存在」とは、現実社会では「育てたい存在」のこと。ルフィのように大きな目標に向かって一生懸命に頑張る姿を示せば、まわりの大人たちが自然と力を貸してくれるようになります。共感できる夢を持って懸命に生きている人は、まわりが放っておけないのです。
・ルフィ達は、仲間の関係を断ち切る悪意と闘っている。ルフィ達が闘っているのは、仲間をつなぐ夢を壊す存在である。仲間との関係をつなぐ接着剤の役割をしているのが「夢」です。夢を壊す者、夢を笑うものに対して、ルフィたちは徹底的に闘います。
私達は、仲間のために闘うことがあるでしょうか。「明日も、そしてあさっても一緒にいたい。だから守りたい」とおもえる人が周りにいるでしょうか。あなた自身は、誰かにとって、そうした存在でしょうか。あなたは、誰かと一緒の時間や空間を守るために、闘ったことがありますか。
・仲間を集めるためには夢の共有が大前提です。仲間とは「一人ではかなえられない夢を共有する人」です。夢を共有できない人は、友人や知人ではあっても、仲間ではありません。仲間になる条件として、夢の共有は絶対条件なのです。だからといって、みな同じ夢を持っているわけではない。そこが非常に面白いところです。
・他者への配慮ができる人は、決して仲間を裏切りません。特に、ルフィは、他者を大事にする人を好んで仲間に引き入れています。
自分よりも弱い物を守る姿を見て、ルフィは「いいやつだ」と思うのです。最終的には、その相手と他者との関係のあり方を見て、仲間にするかどうかをきめています。個性や能力も大切ですが、その人と他者との関り方にはもっと大切な人としての本性が浮かびあがるのです。その中でも、関係が長く続いている仲間や親友は、どんな人でしょうか。おそらくあなたが困っていたり、苦しんでいたりするときに、助けてくれた人ではないでしょうか。側にいて励ましの言葉をかけてくれた人ではないでしょうか。たし直るための勇気と力をくれた人ではないでしょうか。
・過去のことは、もう過ぎ去ったことです。大事なのは今であり、これからのことです。過去のしがらみをいつまでも持ち続けて、未来の可能性をつぶす必要はありません。人には敵か味方かというラベルを必要以上に長く貼り続けない方がいいのです。
・仲間を守る覚悟を見せることで、力をもらうのは仲間だけではありません。実は、自分自身に力を発揮させるのに役立つのです。
・一人では到底倒せそうにない敵であっても、仲間の協力があれば闘える。同じ空間にいなくてもいい。仲間がいるというだけで、大きな力が出るのです。
・自分の弱さを見せる。ただ一方的に弱さを見せればいいわけではありません。あなたも、弱さを見せた人に対して全力で応えるからこそ、信頼関係ができます。
・個人の短所を決して否定しないこと。からかうことはあっても、人格を否定することはだめ。
・強いチームを作るために必要な3つのこと
① 共通目的―夢を共有する。一つの目標に向かって、仲間で力を合わせるからこそ、大きな成果を生む。
② コミュニケーション―同じ目的を持ち、同じ方向を向いていることを常に確認する。綿密なコミュニケーションは、チームの潜在能力を劇的に向上させる。
名前を呼んだ数だけ強い関係になれる。
③ 貢献意欲―「仲間を支えること」。自分にできることは何かを常に考えることが重要。どういう状況でも、どんな戦闘能力でも、組織にいる一人ひとりが仲間のたまにできることを常に探して行動している。
・ミスを仲間が指摘できる。それが、フラットな関係の強みです。仲間の指摘や言い分を聞き入れ、自分が間違っていたら、素直に認める。
・仲間であっても、お互いによい緊張感のあるライバル関係を保つことがとても重要です。
・自分が活躍できる場がないと、人は段々と委縮してしまします。「自分はいてもいなくてもいい存在ではないだとうか」「人に迷惑ばかりかけている」といった、ネガティブなことばかりを考えてしまいます。承認欲求が満たされれば、人は強くなれるのです。自分の存在を確認できる場を自分で確保すること。
・信頼の源泉は、過去に受けた「無償の愛」が、仲間を信頼する力になっている。一度でも無償の愛を受けた人は、人を信じることができ、仲間を信頼することもできる。
・「任す」ということが新かすると、「託す」ということに発展します。人の思いを託されることほど、強い信頼関係をうむものはありません。思いを託されることは、確かに荷が重いことです。しかし、私達はもっとお互いに思いを託してみてもいいのではないでしょうか。
・自己犠牲のうえで、お互いの信頼関係は強力なものに変わっていきます。見返りを求めずに接すること。
・強大な敵と闘い、そして勝つ―。大きな目標を掲げ、みなで困難や逆境を乗り越えて、初めて達成できることです。そういう共通の体験が、仲間同士の絆を強めてくれます。
・自分に自信を持つためには、少しずつ成功体験を積み重ねていくことです。まぐれでも運でもいいので、何か下の成功体験を得ることが自信につながります。努力ができたこと自体が成功体験でもあるのです。努力した時間の分だけ自信がつきます。
・成長し続ける仲間と一緒にいたいなら、自分も成長しなければいけない。成長し続けなければ、仲間と一緒にいられなくなってしまう。仲間と一緒に成長していけば、自分の実力以上の成長に驚くこともあるでしょう。一人ではかなえられない大きな夢をかなえる力になるのです。
・自分を成長させる方法は、自分の長所、個性をひたすら伸ばしていくことです。
・何か一つでいいので、プロフェッショナルな存在になる。人は、自分のためではなく、他人のためのほうが努力できることを麦わらの一味は教えてくれます。何か一つでもプロフェッショナルなものがあれば、短所の穴埋めは、他の仲間に頼めばいい。ルフィ達は、自分の長所だけを鍛えて、短所はほとんど無視しています。
・敵との闘いでどれほど不利な状況におちいっても、絶対にそれを仲間のせいにはしません。
・意志の弱い仲間をやる気にさせるためには、適切なタイミングで背中を押す言葉をかける。何度も何度も名前を呼び、言葉をかけます。
・強い人にも応援は必要です。特に危機的な状況のときは、部下や後輩からの言葉であっても、力を与えられない。
・「あなたたちの生きる未来を。私達が諦めるわけにはいかない」
・どんな夏にも終わりがあるように、どんな冒険にも終わりがあります。だからこそ仲間を大切に、人生を愛し、後悔のないように、思いっきり生きていこう。それがルフィの麦わら帽子のメッセージなのではないでしょうか。
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