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☆李濟旭社長☆

投稿日:2021/3/31

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社長に初めて会ったのは、名古屋店での全体会議の日でした。入社して1週間もたたずに、名古屋店での全体会議のため、数台の車に乗って、名古屋店まで行きました。

デザイン室に入社したため、店舗の人はほとんど知らなくて、清子さんは妊婦で遠出は出来ず、始発の電車で所沢駅までいって、誰かの車に乗って団体で行ったのを今でも覚えています。

すごく緊張して、当日自己紹介をしたことくらいしか記憶にないけれど、初めて会う社長にきちんと挨拶をしないと!と緊張していました。

 

場所はラーメン屋さん。

名古屋でみんなで合流し、会議の前にみんなご飯を食べてから始めるということで、広めのラーメン屋さんに入りました。

社長は奥にいる人だよと教えてもらい、挨拶をしたのは、本部長。笑顔で「自分は社長じゃない、社長はあの帽子の人だよ」と、教えてくれ、すごく恥ずかしいのと、緊張とでドキドキ。李社長に挨拶をしたら、「あー。はい。」と、終わりました。

見かけは普通のおじさんで、反応は短過ぎて、えっ‼私大丈夫か⁈社長間違えたから怒ってる?と内心ヒヤヒヤしていたのが、李社長との初対面でした。

当時社長はいろんな店舗に行っており、その後も、しばらく会うこともなく、直接的な関わりもないまま月日は過ぎた気がします。

 

あれからたくさんの年月が過ぎ、社長と一緒に仕事をしたりするようになって、こんな人、今まで会ったこともないし、これからもきっと出会うことはないだろうなと思うくらい、いろんな意味ですごい人でした。

 

『社長』という、言葉の概念を変えてくれた人。ただ、従業員に売上を出す為に働かせるのではなく、お前は何をしたいんだ?何をしようとしているんだ?どう生きたいんだ?自分の人生は自分が責任を持って生きていくんだ。どんなことも結局は自分できめたこと。言い訳はしない。会社をいい意味で利用しなさい。NOと言えるようになりなさい。そんなふうにずっと言われました。

 

ライフスタジオにはさまざまな教育システムがあり、数年間社長の通訳をさせてもらいながら、会議に参加し、教育の場に参加し。企業の取引の場にも立ち合わせてもらいながら、ことごとく、一般的に言う『社長』、『経営者』という概念を崩してくれました。

勿論、社長は会社を維持し、発展させていくための義務と責任も多いですが、あまりにも従業員をこき使うような人が多いというイメージを強く持っていたため、そうじゃない社長もいるんだということが、衝撃でした。

 

社長も若い頃はとても鋭く、トゲトゲしていて、白黒はっきりしている。違うものは違うと言う人。即行動して、写真もすごくうまくて、カリスマある人。そんなイメージでした。

今も変わらずカリスマ性はありますが、だいぶ丸くなったなと。思います。

 

何度も怒られ、失望させてしまっても、じゃあもう一度違う方法でやってみなさい。それでもできなかったら、違う視線からみてまたやってみる。少し適当にやっていたり、言い訳をすると、すごく怒られました。でも、真剣に取り組み、悩んで取り組んだことに対しては決して怒らず、むしろ、優しく方法を教えてくれました。そんな時は涙がでたものです。

そうやって、叱咤、時に励をしながら育ててもらったと思っています。本当にありがとうございます。

 

社長の言った言葉で忘れられない言葉があります。「人の成長する姿は美しく、成長していく姿を一緒に見守り、その瞬間を共にしているという事は、とても幸せな事なんだ。」と言いました。人の成長をよく見ていて、その人の成長する姿を見守る。

だから、適当にやってできないということに対しては、とても怒り、一生懸命やった事に対してはどんな結果であろうとも責めることはなかったのかなと思います。

 

私にとっての李社長は、社長であり、先生であり、親戚の叔父であり、時には子供のようでもありました。尊敬することは、権力を持っていても、謙虚であること。謙虚であろうとすること。一貫して人のために動く人だという事。

「社長」という名の元、権力を振りかざすのではなく、謙虚であろうとする姿が至るところで見られます。何かに執着したり、悪く見たり、理不尽な命令をしたりしない。

そして、大変な人を見て見ぬふりができない人。通りすがりで困ってる人にパッと手を差し伸べる人。そんな人です。

言葉で言うのは簡単ですが、普通に生活していると実際はなかなかいないのです。

そんな姿を見る度に、人として当たり前にあるべき姿を、あるがまま行動している、人間味のある人だと思うのです。

 

長いようで短い間に、私の人生にあまりにも多くの影響を与えてくれたため、なかなか他の仕事はできないのではないか、と思いつつも。人はどこでもそこで適応し変化していけると言う事を教えてくれました。

自分のために何かするのではなく、周りの人に自ら手を差し伸べる人であるようにと。

自分がしたことは、結局は自分に返ってくる。

人を大切にすること、きちんと自分で物事を直接聞き、見て、感じて。そして規定すること。いろんな言葉と、行動で人としてあるべき姿を示してくれている人です。

 

李社長と出会えた事。ライフスタジオに出会えた事。ライフスタジオで出会った人達。私にとっては宝物です。

学んだことは、多く、返せるものはまだまだないですが、これからも学ぶ姿勢を忘れず、与えていける人になっていきたいと思います。その行動が、いつしか自然となっている人であるように。

 

この先の人生、まだまだ長くて、色んなことが起きるだろうけど、私の青春時代、悪くなかったって言えます^^

ライフスタジオは、もお私にとっての人生の写真館です。

今までも、これからも^ - ^

 

そんなライフスタジオを日本に作ってくれてありがとうございました^ - ^

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