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[静岡p72、ビタミン8]「人の感情」を動かす心理学
投稿日:2012/3/30
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「人の感情」を動かす心理学
本文より
「人の感情をよりよく動かす人」になるために何が必要か
「人の感情を動かす」のにもテクニックがあります。自分の心を相手の心に上手に届けてやるのは、やはり「テクニック」でしょう。
テクニックとは、その気になりさえすれば誰でも身につけられる方法という意味です。性格を変えることも、自分にない才能を無理してつくる必要もありません。
上手に自分を演出するテクニックを身につければ、あなたを「気持ちのよい人だな」「感じのよい人だな」と思ってくれる人が向こうから集まってくるはずです。
誰でも居心地のいい人のそばにいたいからです。
よいと思うことは、まず自分でやってみる。これは人の心を動かすひとつのテクニックです。
「たしかな感動を人に与える人」は、こんな人
大きな感動より「小さな感動」を大切にする
小さな感動を与えることは、ツボさえわかれば誰でもできます。才能や性格に関係なく、心がけ次第で、どんな人でも身の回りの人に感動を与えられます。心のこりを解いてホッとさせることができるのです。
誰かを喜ばせてあげたいという思いは誰にもあるはずです。それをスッと実行する人が、小さな感動を大切にする人ではないでしょうか。
人に小さな感動を与えるツボは一つではありません。
相手の立場でものを見る習慣が、人の心を動かす
普通の人がイライラする場面で、かえって相手に思いやりのある言葉をかけられれば、いい人だなと思って心が動かされるはずです。
ちょっと相手の立場に立って状況を見てみる。たったそれだけのことで、イライラした気持ち180度変わり、むしろ周りに小さな感動を与えることさえ可能になるのです。
気づかなかったふり、知らないふりをして相手に恥をかかせない
ときにはさりげなく聞き流すことが、相手に対する思いやりになることもあります。小さな間違いを正すより、相手に恥をかかせない方が大切なこともあるのです。
挨拶は先手必勝で軽快な感動を伝える
挨拶は相手を認め、尊重するという万国共通のサインだからです。
上手に挨拶する人にはいくつかの共通点があります。明るい、声がはっきりしているなどもそうですが、相手より先に挨拶するというところが共通しています。
話をするのが苦手な相手に好印象を与えるのに、挨拶ほど便利な手段はありません。
甲乙つけがたい二人の差をつけたのは「人望」だった
サラリーマンは仕事のプロですから、仕事ができるのは当然です。でも、仕事ができるだけの人間ならたくさんいます。その中のトップクラス二人に絞られたとします。仕事では甲乙つけがたい中で、どちらか一人を課長に抜擢するというとき、最後の決め手になるのは人望です。
「人の感情を動かす人」は、自分を演出できる人
無意識に腕組をする人はどんなメッセージを発しているのか
腕組は一般的に、人の話を受け入れないという拒絶、防御真理の表れと解されています。腕を垣根にして、無意識のうちに大切な自分の心臓を外的から守ろうとしているのが腕組の隠された意味なのです。
人に会う前は表情チェックをするとよい
一つは笑顔です。どうすれば自分らしい笑顔ができるでしょうか。一言で言えば、時間に余裕を持って相手と会うことです。
無理に笑顔ができないと思ったら、誠実さを前面に出していけばいいのです。
笑顔は自然にこぼれるものと思っていれば、誤解を招く心配はありません。そのためにも、表情チェックをお勧めします。
浅く腰をかけると、積極的な「自分」を演出できる
意識して、イスの前三分の一くらいに浅く腰掛けます。この座り方だと、上体は自然に前に傾き、身を乗り出す感じになります。相手の話を聞くという姿勢を演出できるわけです。
さっそうと歩けば、気分も明るくなる
「人は楽しくて笑うだけではない。笑うから楽しくなるのだ」
という言い方があります。明るく笑っていると、心の中から楽しくなるものです。
「ふり」でもいいからメモを取ると後で役に立つ
メモを取るにもテクニックが必要です。相手の話を全部書き出すわけにはいきません。メモを取ろうとすれば、よく聞いて要点を簡単にまとめていかなくてはなりません。これは簡単そうで実はかなりむずかしいことです。
「人に感謝の念を抱かせる人」は、こんな人
怒りの感情はそのままぶつけるより、ワンクッション置く
人に感謝を抱かせる人は、自分の感情にワンクッション置ける人ということができるのではないでしょうか。感情を自分の中で上手に処理して、相手には思いやりを示せる、そんな人だと思います。
物をあげるのが好きな大人になろう
気前のよさは、人に感謝される大切な要素です。
気前のいい人は、物をもらううれしさをよく知っている人だと思います。物を贈るのは心を贈ることだと書きました。物を通して相手のやさしい心遣いをもらうことを喜ぶ人だと思うのです。
自分がされてうれしかったという気持ちはとどまります。こういうことが、感謝の気持ちを育てていくのではないでしょうか。
「世の中に悪い人はいない」と思い込めば、おおらかになれる
人に感謝の念を抱かせる人はとは、人を恨まない人だと思います。人を恨まないようにするために、ときには都合のいい解釈ができる人になると言ってもいいかもしれません。大切なのは人を恨まないようにすることで、そのためにはどんな解釈も許されるというくらいにかんがえてもいいのではないでしょうか。
自分の考えを押し付けず、相手が気づくように仕向けていくのが、本当の意味で相手に感謝の念を抱かせる人なのではないかと思います。
「人をその気にさせる人」が実践していること
人をその気にさせたいなら“魚釣り”に学べ
人をその気にさせるための基本は、その人が何を望んでいるかを知ることです。
自分が何を望んでいるかは、その際脇に置いておきます。
相手は何をしたいのか、あるいは何をしたくないのか。まずそこを知ることです。
熱弁は自己陶酔になりやすく、人を説得することはむずかしい
部下達を説得するのではなく、部下たちに話させることなのです。
相手をその気にさせるアドバイス、その気をそぐアドバイス
今のままでもいいのだと認めることです。その上でプラスアルファを期待するというようにもって行くと、相手にやる気をおこさせるアドバイスになるのではないでしょうか。
「私」より「私たち」を効果的に使ってみよう
「私はこうしたい」「私はこう考えている」というような「私」には、独裁者を思いおこさせる響きがあります。
ところがこれを「私たち」と置き換えるだけで、民主型指導者のイメージができあがるのです。
何でも呼びつけないで自ら出向いていこう
用事があったら自分で出向いていく。これだけのことで、上司と部下という見えない垣根を取り払えます。部下が上司のところに行くのがふつうなのに、気軽に上司がやってくる。これが部下に好印象を与えます。
「人を楽しませる人」はこんな努力をしている
自分の失敗談をおもしろく語れる人は、人の心を奪う
ふつう、自分の失敗はできるだけ隠しておきたいものです。それをあえて話すばかりか、巧みな笑いに変えてしまう。そこには、失敗を客観視できる冷静さと、気取らないユーモア感覚がうかがえます。
気の合わない人と上手に付き合う方法
人の心を動かすような人は、つかず離れずという距離の置き方をとるのではないでしょうか。敵にまわさないように努力するということです。
人を楽しませようとすると、自分が楽しくなれる
ボランティア活動は自分のためにするものです。誰かの役に立つと言う無償の行為を通して、自分自身に心地よい充実感を与えるのがボランティア活動と言えます。
人を楽しませる事によって、自分を楽しくさせるのです。
さりげなく「自己アピール力」をつける
自己を語るより見せる工夫をすること
自分がアピールしたい長所は、自分で語るより、人に気づいてもらうようにする方が効果的です。いくら口で「私はまじめな人間です」と言っても、髪をぼさぼさにして、だらしない格好をしていてはなかなか信じてもらえません。
どんな服装をするかも大切です。でもそれ以上に、自分を理解してもらうためにどういう努力をしているかを、目に見える形で表すことが大切なのです。
さりげなく自分をアピールする上で、第一印象はとても重要な役割を果たします。
「生きる勇気を与えてくれる人」は、こんな人
ムダを歓迎し、ムダを楽しむクセをつけておく
効率よく勉強する、効率よく仕事をするなど、「効率」を追求することがよしとされています。逆に、「非効率」は、時代遅れとして追放されます。
しかし、よく考えてみると「効率」は、人間社会の中だけで通用する基準です。自然を相手に何かをしようとするとき、「効率」などは何の役にも立ちません。
効率を追求することも大切ですが、ときにはその時間を棒にふる覚悟で、千里も歩くムダを引き受けてみる。「生きる勇気を与えてくれる人」はそんな行き方を自然に選べるのではないでしょうか。
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