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[静岡p64、ビタミン6]ヨガから始まる 心と体をひとつにする方法
投稿日:2012/3/26
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ヨガから始まる 心と体をひとつにする方法
健康、ダイエットとよく言われている今の世の中で、「ヨガ」もその一つの方法として知られている。自分の健康を良くするために、体のバランスをとるために。個人的にも興味があった。実際にやってみて、痩せるとかいうだけでなく、本当に体が軽くなった。だから、その原理を知りたいと思いこの本を手にとってみた。
本文から
・ヨガのトレーニングによって確実に得られるものは、三つあります。体の柔軟性・力・バランス感覚、この三つです。ヨガは基本的にこの三つを身につけていくものです。別のいい方とすると、ヨガとは、マインド(頭、思考)と体、さらには宇宙のエネルギーと仲よくなることを目指すトレーニングなのです。
・ヨガはその人の体やマインドの状態に合った練習を行うべきです。
・ヨガとストレッチは似ています。ストレッチは、もともと戦後アメリカのスポーツ科学者たちがヨガから取り入れて発展させたものだからです。
・普段から、自分の心の声に耳を傾け、神経を研ぎ澄ましていられれば、自分に必要なことは向こうからやってきます。ヨガで「マインドをシンプルにすること」を目指すのは、余計な雑音を排除して、自分の心の声を注意深く聴き取る耳を研ぎ澄ますためなのです。
・感覚を研ぎ澄ませるには、体とマインドのバランスが大切です。ヨガでは、ポージングを通して体とマインドの繋がりを強固にすることで、このバランス感覚を養います。体とマインドの連携がうまくいくようになると、マインドはとても敏感になります。
体からマインドへのフィードバック効果は、自律神経を構成する交換神経(覚醒時や緊張しているときに優位になる神経)と副交感神経(睡眠時やリラックスしているときに優位になる神経)のコントロールをスムーズに促します。血圧や心拍数、体内に流れる血液量を調整する役割を持つ自律神経を鍛えれば、女性に多い冷え性や生理不順、胃腸虚弱や不眠症の解消にも役立ちます。
ヨガでは、「マインドをできるかぎりシンプルに、いまあるがままの状態に満足しなさい」という教えを大切にしています。
いままさに葛藤のまっただ中にある人でも、焦る事はありません。最終的にシンプルなマインドを目指そうと思えば良いだけです。邪念を捨て、ありのまま何でも受け入れることができるマインドこそ、強い。ヨガ的な考え方で言うと、何も持たないことがもっとも自分を豊かにする方法なのです。
・「無」とは、「全て」である。ヨガにおいては「無」の状態こそ豊穣であり、全ての源泉なのです。
・ヨガという考え方
「ヨガ」という言葉を直訳すると「ひとつになる」「合体する」「交わる」「進むべき道」など、いろいろな意味があります。ヨガの最終的な目的は、「一体感」を味わう事である、と言えます。ヨガは、自分とは違うものが集まってひとつの宇宙をなしていることを、体を通じて理解する方法です。私達はみなそれぞれ異なっているけれど、同じひとつの宇宙をかたち作っている。
ヨガは、ポーズやそのほかの練習を通じて自分を柔軟に変化させることができます。柔軟に変化できるということは、何が起きても動じない強さを手にすることになるのです。ヨガが目指しているのは、そういう強さです。
・ヨガをする際に一番大事なのは呼吸です。人間が何かを行う時には、必ず呼吸が伴います。ヨガのポーズを取る時だけでなく、部屋を掃除する、身支度をする、といった身近な行為でも、何かアクションを起こす時には、そこに必ず呼吸がついてきます。呼吸をするということは誰でも知っている単純な事実。しかし、ヨガではその呼吸のアクションを通じて体にエネルギーが出入りする、そういった自然の気の流れを頭で感じることが重要なのです。
朝起きてから寝るまでの間、5分でも10分でもいいので、吸って吐く、といったシンプルな行為に集中して、自分は今呼吸しているんだ、と意識する時間を作っていく事が大事です。
よい呼吸によって生まれるのは心のバランス感覚です。呼吸の仕方はマインドに直接影響を及ぼすので、びっくりしたり恐怖心がわいたり、焦ったりどきどきしたりする際の精神の動揺が収まってくる。精神に過度の負荷がかかると、胃腸を始め内蔵にストレスがたまり、体が病んでしまうのですが、マインドが落ち着いてくると、体のストレスも減り、エネルギーの循環がどんどんプラスの方向に変わっていきます。
・ヨガのトレーニングで身につけるものは、自分の行動にあまりにも密着していて、脱ぎ去ったり取り替える事のできない体をできるだけ「柔軟にすること」「力をつけること」「バランス感覚を養う事」、基本的にはこの三つです。この内どれが欠けてもヨガの目指す最終的な一体感に向かっていくことはできません。
・練習を通じて、柔軟性、力強さ、バランス感覚を身につける。究極的には、ヨガの練習は全て、心の平穏、何事も素直に受け入れられる優しさへと向かっているのです。本当の優しさとは、行為の見返りを求めない優しさの事だと思います。自分に優しい心がないと、ついつい見返りを求めてしまいがちです。自分が何かを行う裏側で、実はこれが欲しいという思いが芽生えると、それがもらえなかったときには怒りが生じたり、相手の反応を報酬という尺度で判断したりしてしまいます。「ヨガ」という言葉は「全てのものとの一体感」を意味します。自分の「個」をアピールしない状態で、他者を受け入れるという態勢が整ったときに初めて、一体感が味わえるのです。
・日々の変化は小さなものでも、長く積み重ねれば、必ず大きな成果が得られます。「ヨガ的なライフスタイル」とは、大ざっぱに言えば、「毎日をできる限りシンプルにしていくこと」。そして、自分とは異なる物や、物事の変化をオープンなマインドで受け入れていくこと。この二つをいつも心がけることが根底にあります。
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