空の写真が好き。

空はその一瞬一瞬が全て違う顔だから。

同じものは二度と残せないから。

 

まだオーロラというものが寒い雪国でしか見られないということを知らなかった頃、オーロラを見たと錯覚していた時期があった。

晴れた日に雲と雲の間から射す太陽の光。そのカーテンのようにファ～っと射しこむ光をずっとオーロラと思い込んでいた。

 

学校の下校途中、空を見上げて見えたその光を今でも忘れることができない。

生まれて初めて自分とは何なのか考えた瞬間。

何故自分が生まれ、ここにいて、ピョンチョンアという人格で生きているのか？何故弟の人格で生まれなかったのか？何故自分の考えていることは他の人はわからないのか？

大きな空はただ流れているだけだったけれど、そんな質問を投げかけてきた気がした。

今までの間に何度も考えてきたけれど、なかなか納得のいく答えを探しだせずにいた。

ようやく最近ちょっとだけ、1ミリ位分かった気がする。それは。。。ま～いろいろ＾＾

 

 

空は変わらずそこにあり、雲はひたすら動いている。

それと同じように、私という体は常にここにあるけれど、心は常に新しい変化を求め、日々動かなければいけない。今の私が完璧でないから。雲のように動く人にならなくては。