Staff Blog


本社
scrollable

☆写真館で働くとは-ライフスタジオのユニークなとりくみ5-④☆

投稿日:2019/8/3

1180 1

教育と学習編④

 

「哲学入門」第7章(最後)

 

7. 哲学

 

主題1:「ゆるしの秘蹟(ゆるしのひせき)」をすること。

この主題に対し、哲学入門の目次に当てはめて考えてみた。

ライフスタジオでのことを書くにはあまりにもありすぎるため、簡単に大きなことだけを書くことにする。

 

私の人生の目標

「私自身に人に対して堂々とすること。知恵のある成熟した女性になること」

・出発点

私は今どこにたっているだろうか。現状、現実を正しく認識しているだろうか。

今までの私と、現在の私は。まずはそれを正しく認識するところから始まる。

今の私は何をしているだろう?

簡単にアップルツリーファクトリー管轄の会計、社長の通訳・翻訳、その他細かい事務処理。

これは、全て、自分から能動的に作ってきた仕事ではなく、与えられてきた仕事であり、やらなければならないことであった。自分から作り出すというよりも、与えられたことだけをちゃんとこなしていく。簡単に言うとマニュアルどおりに問題なく仕事をこなすタイプの人間である。

 

・私と環境

私は、普通に大学を卒業し、清子さんの産休に伴い引継ぎの後任として、入社をした。

それまでは、いろいろなアルバイトを経験しながら、企業で働く大変さや、責任、会社内での人間関係のどろどろさに、会社とはそんなものだという認識しかもっていなかった。良い会社に入るのは運がよければ入れると。

そのときの、私の環境の変化は、社会人になるということ。大学生までは、学生という身分により、ある程度守られた環境の中にあるし、親や学校が責任を取ってくれる状態であった。しかし、社会人になるということは、その籠からでて、一つ一つの自分の行動に、自らの責任が問われ、能力が必要とされる。知らないことのほうが多く知っている事が少ない私自身から、変わっていく必要のある環境へと出て行った。

 

最初の業務は、アルバムを卸している取引先とのやりとりと、韓国デザイン室とのやりとりであった。1年ほどをその業務を行い、その後、会社の会計を引き継ぎ、通訳や翻訳業にも携わることになった。それも数ヶ月行うと、業務が日常化され、ある種の慣習へと変わり、マンネリ化していくことにより、変化に適応しにくくなってきていた。ただ、うちの会社はそれでよしと認めてくれる会社ではない。どの会社でも、要請されることはある。

私は要請されていることの、ほんとにわずかな、必ずやらねばいけない部分以外に目を背けてきた。急ではないけど、必要なこと。今ではないけど、いつかはやらなければいけないこと。ライフでいっているたくさんの理念は私を現実と理想の間で不自由にさせた。

学ぶ必要性、変わる意味。頭ではわかっているつもりなのに、100%はい。といえない自分。一生懸命その差をどうしようか頭の中でだけ考え、行動に移らない自分。そのような環境の中で、ずっと時間がすぎてきたのだ。

 

・本能と知性

私は、自分の本能のままにすごしていたように思う。それは、変わりたくない、今のままでよい、責任は持てない、知らなくても良い、その場の環境に依存し、その場に安住することを臨んでいた。これは全く、自立とは反対の行為であり、考え方である。自立とは、自ら目標をたて、自ら進んでいく者。そのためには、自分で考え規定し、整理して実践していくということが必要だ。安住は、つまり停滞である。人も物も、この世にあるもの全ては今この瞬間も全て変化している。安定したい、そのままでいいというのは、変わらないといっていることと同じである。自然とともに変化をしている。何もしなくても何らかの変化はしているのだ。ならば、ただ単にどんな変化をしているのかも知らずに過ごすのではなく、どのように変化しているのか考えるべきだ。知性を伴いながら進んでいかねばならない。

変わらない自分ではなく、何故変わるのか、変わらなければならないのか、どのようにかわっていきたいのか、常に考えそれを実践していかなければならない。いつまでも、現状に安住していたのでは、そこで終わりだ。

 

・経験・常識

ライフスタジオに入社し今年で7年目に入る。年月は本当に早い。この6年間の間にたくさんのことがあった。デザイン室に入社し、取引先とのやり取りをしながら、会計業務や通訳を経て、全体と関わってくる場に必然と参加することになった。この経験は私にとって、狭く一部分しか見えなかった自分の視野を、少しずつ全体にフォーカスを当てられるようにと意識が変わっていくきっかけとなる。この6年間の経験を元に、ライフスタジオというものが、ただの会社ではなく、私自身と関係のある存在へと変わってきた。そして、業務といわれる仕事に対しても、休みの日などさほど関係なくやる時はやるというスタンスへと以降されてきた。

仕事と個人の時間の完全なる分離という私の中での常識から、仕事の中で個人のこともでき、仕事自体が私事になれるという常識へとシフトしていったのだ。

仕事も私事も同じ私という一人の人が行っていること。意識を少しだけ変えるだけで仕事に対する姿勢が変わる。不思議なことだった。あるときはほぼ休み関係なく仕事をしていた。でもそのときは休みも休みじゃない日もさほど関係なかった。仕事自体が自分のやりたいことのように感じ、そして、それをやることで自分自身の活力にもなっていたように思う。

固定概念の強い私のこの常識を変えることは簡単ではない。今でも固定概念の塊である。徐々に徐々に私自身も変化していく。もともとあった私の常識が、いろんな経験を通して、崩れていった。

 

・科学・哲学

私が今まで行ってきた主なことは、会計・通訳等。今も変わらず行っていることである。

たぶんこれからも大きく変わることは今のところないだろう。

今までは、やるべきことの最低限のことをちゃんと行うということをやってきた。絶対に失敗をしないように、ミスをおかさないように。たぶん人一倍チェックはするタイプであろう。なぜなら心配だから。だから、大きな目に見える失敗はそんなにしていないと思っている。

ただ、そんな無難な日々が続きながら、私の中と、周りの環境の中で常に矛盾となることが起きていた。それがなんなのかわからず、その答えを知ることをやめようと思った時もあった。

ある日、旅行先で海を見ていて分かったことがあった。私は自分で自分が、ある程度要領よくできるタイプの人間だと考えていたということだった。口ではできません、そんなことありませんと言いながら、心では、私はできる人。という傲慢な気持ちがあったということ。でも、海は教えてくれた。あなたには何もないんだよ。と。ショックではなかった。そうだと認めざるを得なかった。自分で決めて自分で動いて結果をだしてきたことがどれくらいあったろうか?2つしかなかった。その日を境に、一旦やるというスタンスは変わらないものの、何事もやりながら、なぜやっているのか、やって自分はどうしようとしているのかを今まで以上に考えるようになった。

 

自立するとは。自立した人とは、自分で目標・目的を決め、自ら動き、進み、検証し、評価し、再度進んでいくという繰り返しのサイクルをもっていること。そのような生き方を送っている人が自立しているとみえる。

今の私の姿勢ではなく、技術的には、仕方・方法・資格等を身につけていくこと。哲学的には、正しい思想や認識、そして、実践することである。今の私には足りない部分がたくさんありすぎる。もちろん一生をかけて学んでいくことだと思っている。その一歩として、まずは、NOと言える人になること。断るというNOもあるが、それは違うと思うことに関して、回りくどく言うのではなく、ちゃんと伝える事。人の目を気にし、人と比べたがる私にとって、とても難しいことだ。でも、やらなければ、いつまでも変わらない。歳だけとり、自信のない私は私のままである。私には何もなかったのだとわかったなら、これから自分で作っていけばいい。その一歩を早くだすこと。そこから、私の目標とする私に近づいていく。

 

主題2哲学は科学の立場と常識の立場とを自己に媒介することによって学と生との統一である。」この文書を自分の言葉で整理する。

科学の立場→問いを立て、実験し、検証する。原因の知識。

常識の立場→自分が作り出したものではなく、現在までの歴史や環境が作ってきたこと。自分がそこにいて当たり前だと思っていること。

学→理論であり、自身の価値体系、価値基準となるもの。

生→実践であり、動いていくこと。

 

哲学とは、いま現在ここにある現実から始まり、この現実を現実として受け入れているのは、私という存在である。人間は、現実を正しく認識し正しい判断を下していこうとする。思惟すること。そこから哲学していると言える。日々思惟し、考え、動いていることが哲学である。

この行動は、自分を取り巻く環境により、当たり前だと思っていた常識が当たり前ではないということに疑問を持つことから始まる。自分の思っている常識は正しい常識だとは限らない。その疑問を解くために、理論を立て、実践や実験をしていく。この動きが、常識と科学である。この動きなくして、哲学をしているとは言えない。この動きにより、自分の中に理論を持ち、それを証明するための行動をするようになる。これにより、自身を一つ一つ規定し、社会を規定し、世界を規定していく。この行為は1度で終わるのではなく、終わりなく続いていく。この一人一人が集まり、この世界を作っているのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「哲学エッセイ」の章ごとの主題に対して、自分を当てはめてみた。

以前考えていた事、今考えている事。

大きく差がないのかな。。。。

この記事をシェアする

美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

撮影のご予約はこちらから

スタジオ予約

お役立ち情報をお送りします

新規会員登録

Official SNS

  • Instagram
  • sns
  • Instagram
  • Instagram
/