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☆奄美大島−大島紬☆

投稿日:2017/10/10

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☆奄美大島−大島紬☆
 
(これはただの私の記録。残さないわけにはいかない)
 
今まで、どれくらい旅行というものをしてきただろうか?
決して多い方ではないけれど、ほぼ初めてだと言えるほど、ここに住みたいと思う場所に出会った。それが奄美大島。
 
母のお休みに合わせて、初女二人旅へ^^
うちの家族は6人家族。身長の大きな弟3人。うちでは、私と母はミニマムサイズ。
母は、奄美大島でしか作れないという大島紬を一度現地で見て、体験してみたいと言っていた。
「だったら!行けばいい!」ということで、出発した旅。
 
今回の目的は、大島紬。
私も、日本の伝統的文化の1つである着物には興味は持ちつつも、大島紬という奄美大島でしか作られない着物があるということは、母を通して知った。
 
奄美大島では、奄美大島出身のみきさん夫婦にずっと案内をしてもらった。
ついてそうそう、「奄美には何もないから。自然しかないよ〜。」と言われたけれど、それでよかった。
 
奄美大島では、目的である、大島紬が作られる工程を1つ1つ説明を受けながら聞き、奄美大島の土でしかできない、泥染体験と、機織、そして、実際に大島紬を着ての観光に行った。


 
大島紬はとても高価なものだという話は有名で、でも、その製作工程を見るとみんな納得するという話を聞いていた。実際に見て、聞いて、体験することにより、言っていたことの意味がわかった。
大島紬は、着物がつくられる前から、デザインがされ、デザインに合わせて先に機織りしてから、糸をほどきそのデザインに合わせてシルクの糸を染めていく。そして、またそのデザイン通りに織っていく。
計算されたデザインと色染め、そして、熟練した職人さんでしかつくることのできない大島紬の工程をみたら、高価な理由に納得せざるを得ない。
どの工程も抜けてはいけない、大事な作業をみながら、大島紬を着てみたいという思いはより強くなった。
 
着物を織ることはできないけれど、ここでしかできない泥染の体験を行った。
職人の先生に教わりながら実際に泥の中に入りじゃぶじゃぶ。
出来上がりにもとても満足^^世界に1つしかないのれんとスカーフの完成^_^
そして機織もして^_^
泥染をしている最中、いろんな話をしてくれた先生。
別れ際に言ってくれた言葉が印象的だった。
奄美大島ではさようなら。とはいわないんだと。
また会おう、またくると言って人と別れるんだ。と教えてくれた。
残る人は「マタイモ〜レヨ^^」さる人は「マタクンヨ^^」
またいつか会うということ。
その一言を聞いた瞬間、奄美の人たちの人へ対する暖かさと文化に触れた瞬間だった。
 
次は、大島紬を着ての観光。
せっかくなので、髪もセットしてもらって大島紬を着ておでかけ。
着付けしてくれた先生も、笑顔が素敵で、終始なごやかだった^_^
地元の料理を食べて、市内も観光して。
大島紬とクラフトを合わせた物を作っているお店にも案内してもらい。
大島紬を着て歩いているといろんな人から声をかけられたりする。
大島紬は正装ではなく、普段着のため、普段着として着るのが普通だけれど、なかなか着ることがない。でも、地元の人たちは着ている姿を見ると喜んでくれる。
近年、大島紬を織る職人さんも減ってきている今、大島紬をもっと広めていこうという地元の人たちの動きもたくさんみせてもらい、みんな大島紬を誇りに思い大好きなんだと言う思いにたくさん触れられた。


 
今回の目的は大島紬だったけれど、1番思い出に残ったのは、地元の集落で行われた感謝祭に参加したこと。
旧8月の収穫祭(?)のようなもので、各集落で集まり3日間歌って踊りながら感謝するというものだった。普通だったら、行けないものを、みきさんのおかげで参加させてもらい、見よう見まねでおどり、食べる。奄美大島を離れている若者も、この時期になると感謝祭のために、有休をとってわざわざ来るという人もいた。おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさん、若者に子供達まで。みんな一緒になって歌い踊る姿をみながら、どこか懐かしさを覚え、少しだけ切なくもあった。昔ながらの風習が受け継がれるというのはなかなか簡単ではない。でもここは代々続いている風習を若者たちがちゃんと受け継ぎ、みんなが笑顔で過ごせる時間としてあり続けていることに感動した。
人を大事にし、自然を大事にし、共存している人達。当たり前に思える光景なのにしばらく目にしてなかった。
奄美大島の歴史的背景も聞きながら、韓国を思い出した。
人々の明るい過去、悲しい過去。克服してきた過去。
人がいるところには、どこにもその場所の過去、現在、未来が存在する。
ここは、いろんな意味で心が惹かれる場所だった。
 
滞在中、快晴の晴れ間は少なかったものの、曇りのなか過ごしやすい日々がおくれた。
山の天気は変わりやすいというけれど、奄美大島の天気は天気予報があまりあてにならない。地元の人は風をよんで天気をみるという。
夜散歩するときは懐中電灯を必ずもってでなさいと教えられた。
それは、ハブをふんで襲われないように、ハブをちゃんとよけて歩くため。
ハブには気をつけなさいと、言われても、ただの観光でたけ行っていたら、ハブの怖さはあまり感じなかったと思う。
でも、ハブは怖いのではなく、ハブがいることによって、人や自然も守られているんだと言う。毒を持っているから危険ではあるけれど、ちゃんと共存してきた人達は存在してくれていることへの感謝の心をずっと持っていた。
 


その他にも滞在時には、夕日が落ちるサンセットを見に行ったり、マングローブにも連れて行ってもらった。サンセットは、曇っていて海に日が落ちる姿は見えなかったけれど、赤とオレンジ、紫薄い青の空のグラデーションと、カッコいい雲が見れた。マングローブでは、ちょうど満潮の時間に入れたこともあり、1番奥まで入ることができ、普通では見られないような光景を目にできた。
 
初めての母娘の2人旅。2人だけだったら絶対出来なかったであろう旅。
あまりにも濃厚すぎて、今でも鮮明に思い出せる。でもある意味であれは現実だったのかとも思ったりもする。短い滞在期間の間に多くの経験をさせてもらい、見せてもらい、現地の人達とも、たくさん出会って。1ヶ月以上いたように感じた。
たくさんの人の暖かさにふれ、大自然の中で癒され、そしてその地域の伝統文化にふれ、感謝感謝の日々だった。
時間の流れがゆっくり過ぎて、母と私共々身心共に幸せなひと時を過ごせた。
(意外なところでうちのご先祖さんの関係も知れた素敵旅)
またいつ一緒にこれるかな。。。
 
こんな素敵な思い出ができたのは、今回案内をしてくれたみきさん夫婦のおかげ。
地元の人だからこそ知っていること、知っている場所。
今回初めてこんなにいろいろお話しさせてもらって、みきさんの人としての魅力を感じました。ほんとに今回会えてよかった(>◡<)私の人生において大きな印として残り続けます(>◡<)本当にありがとうございました☆
 
次は海に入りにいくぞ☆


---みきさんの会社RDAは---- http://rda8787.tours/
 

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