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☆my Life studio history②-2☆

投稿日:2017/9/30

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ライフスタジオは「人」に集中しているといえる。なぜか?
私たちは写真を媒体としているサービス業である。ただ、これが、一つのサービス業としてくくれるものなのかというと、そうではなく、ライフスタジオは、写真を通して、内部のスタッフ、お客様との繋がり、ここにいる一人一人の成長を求めているのだ。ここでは、写真が媒体として使用されており、写真という媒体は、他の何よりも、そのときの思い出や、記録を残すことができ、留めて置く事のできるものとして、有用であった。
李社長はよくこんな話をしている。
「日本に来て驚いたことがある。人々があまりにも涙している姿を見た」と。悲しくて涙するのではなく、自分が自分の話や出来事になると、それをどのように外に出し、伝えるのか、自分の中に溜まっている物を出すことができないことから、涙として流れざるを得なくなる姿であったという。1人2人ではない。多くのスタッフが同じだったという。その姿を見て、このまま生きていくことは苦しいだろうし、少しでも自己を表現し、もっと堂々と生きていけるように自立した人生を自ら作っていく人々になってほしい。そんな人が見てみたい。そこから、人に、より集中するようになったと思われる。
私たちは写真館で働いている。写真館なのだから写真を上手に撮るのは当たり前のことである。それなのに、写真の話がメインで話されてこない時期も今までにあった。何故写真の話があまりされないと感じたのか。写真の話がされていないわけではない。写真をうまくとるのは、当たり前にやらなければならないことだから、あえて口にだしてやることではないということであった。写真は写真で勉強しつつ、他にも大事なやることがあるのだと。それが、人が人として生きていくうえで、ちゃんと自分の足で立ち進んで行く人を作ること。一人でできるならやればいい。しかし、それは簡単なことではない。だから、ここで一緒にやろうというのだ。
 
ライフスタジオは、内部の教育とお客様へのアプローチを行ってきたが、どちらかというと、まずは内部の教育が重要視されてきた。それは、日本社会からみえる人の関係にあった。
日本はよく、「出る杭は打たれる」風潮がある。何か目立った動きのある人は上から良く思われず、変化を起こそうものならすぐに摘まれるという風潮はよく耳にもする。官僚社会。縦社会。年功序列。目立つ事をせずに、周りに馴染み自己主張することなく日々を過ごす。社会を見るとそのような印象を強く持たせた。
義務教育の教育課程を経てきた私達は、秩序を守り、人への配慮をし、他人に迷惑をかけないように教えられてきている。良い部分はたくさんある。逆に悪く見た時には、自己主張をする人が少なく見える。海外に行ってみると、逆に自己主張をどんどんしてくるため、あっけにとられることも多々あるが、日本の教育、社会の中で育ってきた子、(最近の若者と言ってはいけないかもしれないが)若者も特に活気もない。
だから、職場での人間関係も特に濃いものではなく、仕事場で一緒にいる人。職場から一歩でたらさほど関係のない人として過ごすことが多い。ライフスタジオも同じである。ライフスタジオが特別だとは思わない。ただ、違う所を言うのであれば、同じ職場にいる人同士、事務的な付き合いをするのではなく、職場の人でも親友と呼ばれるような関係が作れるという事。そして作っていこうとしている。見て見ぬふりをすることをやめるという意味で、「人」を中心として考えている。
その方法として、まずは、自分を知り、相手を知り、そして、自分と相手が共に動いていける環境を作るように今まで動いてきた。
 
よく、自己否定をする人が多い。自分はできない、自分は特にやらなくても大丈夫。自分が悪い。など。自分のことを大事に出来ず好きでない人が、どうして人を好きになり、人を大事にすることができるのか?という疑問が浮かぶ時があった。なぜなら、私がそうだったから。自分のことを否定しているだけの人に魅力も感じないし、自分がかわいそうだと思い始めた。自分も大切な存在、相手も大切な存在。誰ひとり無意味な人はいない。結局、自分の事が嫌いと言っている人ほど、自分の事が大好きなのではないかと思う。嫌いと言っている自分に酔い、自分を可哀そうな子に見せ、どんどん自分の中に入っていき、より相手との距離を置こうとする。こんな人は多いだろう。
だから、ライフスタジオでは、自分をまず見つめ、自分を知ることから始めて、そして、相手へ。社会へと手を差し伸べられる人になれるよう努力しているのだ。
 
日本の写真文化を変えること、そして、働く人々が内に溜め込んで生きていく姿ではなく、常にはつらつと人生を楽しんでいけるような場所にするために今まで歩んできている。


*****大好きで大切なオンニたちと妹☆所沢のデザイン室。ずいぶん昔のよう*****

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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