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☆my Life studio history①☆

投稿日:2017/8/27

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月日の流れるのは本当に早いもので、いつの間にか、ライフスタジオに入社して、もう9年目に入った。
 
3年前に、論文プロジェクト第2弾が行われ、途中で全ての政策が中止されるということがあった。その時に、私が書こうとしていた内容は、「ライフスタジオの歴史」。ただ、歴史というと膨大で、どこからどのように書いたら良いか手がつけられず、カテゴリーに分けて書こうとしていた内容がある。
これをやろうとしていた目的は、ライフスタジオで行われてきた様々な事業や教育。実行され、どのような成果があり、人々はどうなっていったのか。まとめていくことで、ライスタジオの歴史の整理をしていくことで、私自身の整理にも繋がると思った。
 
2006年に株式会社アップルツリーファクトリーという法人が設立され、2007年にライフスタジオ青山店がオープンした。それから12年。
この11年間の間に、一つの企業として、様々な事業が行われてきた。最初の設立時は、李社長、奈美さんの二人から始め、すぐに清子さんが加わり、今では18店舗100人を超える写真館として存在するまでに至った。
ライフスタジオは、「日本の写真文化を変え」「人生の写真館」になることを掲げている。日本社会の写真文化に対する挑戦であり、お客様の人生の写真館でもあると共に、ここで働いている私たち一人一人の人生の写真館として存在しようとしているのだ。
 
私がライフスタジオに入社したのは、2009年2月。ライフスタジオができてから3年目を迎える年であった。その頃はまだ、青山、所沢、水戸、名古屋、成城、横浜店の6店舗であった。
韓国語を使い、日本と韓国の間で何かできる仕事を探していた私は、ライフスタジオがどういうところなのか具体的に知ってから入社したわけではなく、韓国語が使えて何か人のためにできる仕事なのだということを聞き、漠然とした動機でここでの社会生活が始まった。
当初の私から思えばまさか9年もここで働いているとは考えもしなかったことだ。働くということが自分の中でどんな意味を持っており、どういうことなのかが自分の中になかったように思う。
 
人生を生きていく上で、多くの人は、職場で働く時間が大半を占めている。「労働と人生の一致」。ライフスタジオでは良く聞く言葉である。自分の人生と、人生の大半を占めている労働の時間を完璧に分離することによる違和感と不一致。その虚無感や違和感を埋めようとする行為。そうすればするほどに、自分の中にある埋められないものはどんどん大きくなり、本来の自分と職場での自分が離れたものになっていく。そう言われた。私はそれは嫌だと思った。職場の私も家にいる私も全部私である。どれが本当の私かなんてない。どれも本当の私だ。そのことに気づかせてくれた。ならば、どうせいる自分の場所で、本当の自分という姿を出していき、「労働と人生の一致」が成されたらどんなに素敵な事かと思う。
朝起きた時に、今日も出勤しなきゃいけない。という気持ですごすのではなく、今日も充実した良い1日を送ろう!と思いながら過ごす1日では、まったく違った1日になる。気持だけの問題で解決することではない。でも、気持の持ち方で人は何とでもなる事もある。どうせやるなら、楽しく充実したものに。やってもやらなくても変わらないかもしれない。でも、やったら何かが変わるかもしれない。得られるかもしれない。だったら、やろう。私はそう思うようになっていった。そうなると、なんだか、今までの悩みもうじうじした気持も少し軽くなるのを感じたのだ。
「神様は人間に超えられない試練は与えない」。この言葉が、たまにふと私の頭の中に思い浮かぶ。実際そうなのだ。自分に超えられないことは、今までなかったかもしれない。少しいつもより頑張って行動すると、結果何かを超えてきたことが多々あった。超えられなかった時の事を思い返してみると、自分がいつもと同じように行動したか、あるいはやらなかった時であった。いつもの私の姿から少しだけ努力し頑張ってみること。その行動をするのかしないのかで、結果が大きくかわる。言い訳はしない人になりたい。それが、自分が自分自身に、そして、人に対して堂々となれることだとわかった。

私は元々、固定概念の塊のような人である。今もさほど崩れてはいない。しかし、自分の考え方が、少しずつ変わってきていると自分でも感じる。ライフスタジオに入社したばかりの私と、今の私とでは大きく変わった部分もある。これを私は良い傾向だと見ている。物事を一つの方向からだけ見るのではなく、いろいろな角度で見ていきながら、全体を把握していくこと。その習慣がなかった1人の女の子から、少しずつ社会に目を向けようとするようになったこと。それだけでも大きな変化ではないだろうか。

私は、ライフスタジオで働きながら、さまざまな教育を経て、ゆっくりと変化してきているように思う。
私はかなりゆっくりなタイプであろう。なにせ、ガッチガチに固まった自分の中にある固定概念が大きいから。それを9年かけてようやく今のようになった。まだまだだけれども。
人を変えるということは本当に簡単なことではない。何十年生きてきた、その人の人生を否定せざるおえない時もある。それを本人が受け入れ変わろうとしない限り、何も変わらない。
 
ライフスタジオは、人に注目している。
「日本の写真文化を変え」「人生の写真館」、「自立した人達の経済共同体」、「人が人を人として」。たくさんの言葉が今まででてきているが、どれも、人にまつわる話である。
人がより人間らしい人生をおくるために、人が自ら自分の人生をつくりだし進んでいくこと、自立した人として、自分の人生に責任をもち、自ら行動していくこと。そんな人達の集まりがライフスタジオであり、それをここから広げていけるような組織になれたらとても素敵なことではないか。
 
どの企業においても、新しく事業を始め、10年間持続させていくというのは簡単なことではない。今現在でもたくさんの企業が設立され、たくさんの企業が廃業していくという現状は常にある。その中で、新しい市場の文化を作りだし、それを浸透させ進んでいくということの難しさは計り知れない。運もあるだろう。タイミングもあるだろう。しかし、一番は、その中にいる人々が何をもとに何を思い進んできたのかという事が一番大きな要因になっているに違いない。
 
ライフスタジオが、作られた時から持っていた理念。それは「人」。
「人」により作られ、「人」により変わっていく。ライフスタジオは、この11年間の間に、何もない所から一つずつ基盤を作りながら、常に試行錯誤の中にいた。現状維持は良い事ではない。現状維持をするために、そのままそこに安住してしまっては、停滞していく。安住した時点でそれは、既に現状維持ではなくなっている。企業も人も、成長し良くなるためには、常に動いていなければならない。動くことにより、良い方向に進むこともできるし、悪いことを改善する事もできる。
私がライフスタジオにいる間で起きた出来事は本当にたくさんあった。これからもたくさんさまざまな出来事が起きるだろう。
2017年。もうすぐ2018年に入るにあたり、私自身を、ライフスタジオが歩んできた歴史を整理し残したいと思った。
全部を全部は分からないが、ライフスタジオの今までの歩みを、できるだけ具体的に、ほぼ私の主観が入りながら、少しづつ整理してみたい。今後、「My life studio history」というタイトルで、1つに整理していこうと思う。


*写真は、入社して1週間も経たずに、名古屋店で行われた全体会議の写真。ほとんどもういないな〜〜;ー;*

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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