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♡貴子♡(part1.私の思う貴子)

投稿日:2017/4/16

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川原貴子(part1.私の思う貴子)

 

私にとって貴子という存在は、「うるさい可愛い妹」である。

 

1990年。私が5歳の時、韓国から日本に引越してきた。住居は父の会社の社宅のマンションで、父の会社の職員が、そのマンションにたくさん住んでいた。当時そのマンションにいた同年代の子供は、私の兄弟4人、その他に3、4家庭の15人ほどだった。各家庭、みんな3〜4人子供がいて、家族ぐるみの付き合いで、毎日大勢の子供達で遊んでいた記憶がある。貴子も、そこで一緒に過ごした幼馴染みの女の子だ。 

当時、保育園に入るのが難しく、マンションに住んでいた子供たちは、ほとんどが一緒の保育園に通っていた。隣の茨城県にある、保育園と幼稚園が一緒にある大きな幼稚園。母親たちが交互で、毎日私たちの送り迎えをしてくれていた。貴子と私とは歳が5歳ほど離れているため、同じ時期に幼稚園に通っていたわけではなく、むしろ、私の弟と同い年の貴子のお兄ちゃんとよく遊んでいた。貴子はまだ1、2歳だったため遊ぶも何もない。貴子の家族、川原家とはこの頃からの付き合いである。

ただ、ずっと一緒に過ごしていたわけではない。2、3年ほどそのマンションに住み、うちは違う市へ引越し、だんだんと、マンションに住んでいた家族も、1家族、1家族と、他の家へと引越しをしていった。それ以降は、そんなに深い関係を持っていたわけではなかったように思う。

 

貴子は、5人兄弟の4番目で、兄2人、姉1人、妹1人の次女。私から見た、この兄弟は、長男は得体の知れない不思議兄さん、次男は礼儀正しい可愛い坊ちゃん、長女は穏やかで妹たちにはきついお姉ちゃん、三女は面倒見のいいお節介さん。そして、次女貴子は、明るくいつもうるさい女の子であった。

簡単に言うと、私にとって貴子は、「うるさい可愛い妹」であった。 

人は、子供からどんどん成長していくにつれ、周りの環境と出会う人々、出来事により変化していく。昔のイメージから今のイメージがだいぶ変わる人もいる。貴子はその1人である。私にとって、「うるさい可愛い妹」だったはずが、今はどこかよそよそしく、他人行儀で、本当にたまに、昔のがさつさが見えるようなイメージへと変わった。

 

小学生の頃は言うまでもなく、中学、高校時代の貴子は、ちっちゃくて人懐っこく、愛嬌があり、ハキハキしていて、あまりじっとしていることもない、敬語も使えない、言葉遣いは悪い、わがまま。だけど、憎めない。私の中では、そんな女の子だった。そんな女の子が、今は変わったように見える。何があったのかは知らない。でも、数年前に、久しぶりに会った貴子は、「うるさい可愛い妹」というより、「本当に貴子?!」となっていた。何があったのか、いきなり、敬語を使い、面白くもなさそうなのに笑っているように見え、人に気をつかっているように見えた姿から、あの貴子はどこに行ったんだと思うほどに、私の中でガラリと変わった。それが、良いのか悪いのかは分からない。よく言うと、少し大人になって落ちつきを学んだとも見れる。もちろん、久しぶりに会ったため、ぎこちないのもわかる。けどなぜ!何があった!としか考えられなかった。それほどに、違って見えた。

 

そんな、彼女は、今ライフスタジオで、同じ職場で働く仲間となった。なんとも不思議な感覚だ。

貴子は子供が大好きだという。子供は、ほとんどの人は大抵好きだというと思う。でも、貴子は本当に好きなんだという。ならば、自分が大好きな子供と触れ合いながら働ける、今の環境は、彼女にとっては素敵な環境なのかもしれない。

ライフスタジオに入社し、1年が過ぎた。久しぶりに会った貴子を見たときの、あのショックな感覚と今。少しは違う。未だによそよそしさはありつつも、時に発する言葉に、おっ!いうね〜〜!!と思う時もある。

1年も経つと、業務面ではもう一人前として見られる。新人ではないため、どんどん、ステップアップしていく段階になっているだろう。見ていて、日々頑張っているなと思う反面、なぜ、そこで動かない!と思い、小言のように注意してしまう時もある。注意しながらも、ふと、私はできているのか、と立ち止まり、同時に自分も気をつけようと、改めて感じさせてくれる。

貴子の良い点は、人の気持ちにすっと寄り添うことのできること。共感能力が高いのか、良くも悪くも感情がすぐに表に出やすい。悪い点としては、一人で解決策を探し、結局解決できずに周りに影響を与えてしまうこと。周りの目を気にはしていながらも、実はそんなに気にはしていないのかもしれない。人のために良かれと思ってやったことが、逆に相手のためにならないということは、誰でも経験がある。自分のとっている一つの行動が、自分だけに関わるのではなく、周りにも影響があるということをどんどん身にしみて感じていくほどに、貴子自身が少しずつ変わっていくような気がする。

(ただ、逆に、共感しているのかと思いきや、実は人の話を聞いていないことも多いと感じる時もある。はい。という返事のあとの行動から何回も言わないといけないんだなと。こっちも根気よくずっと言おう)

 

四六時中、一緒にいるわけではないため、全部を見ているわけではない。でも、ちいちゃい頃から見てきた子だからこそ、他の人が褒めている姿を見たり聞いたり、本人の切磋琢磨した姿を見ると、嬉しいし、どんどん大きく成長してほしいという期待が増えてくる。表だって、行動するタイプにはまだ見えない。あまり人の見ていないところで、コツコツ動いているように見える。衣装室も整理整頓が徐々にされてきていると感じる。あまり、目立つ行動には見えなくても、その小さな動きを、みんな見ているし、そして、それが持続していくことによって、細かいところにも目を向け行動していける子なのだという信頼感も与えてくれる。本人はよく、まだ、知らないことも多く、全然できないことが多いという。何ができていないのか。できるようにどんな行動をしているのか。実は、できているのに、ただ自信を持てていないだけなのか。人と同じようにしようとして自分が見えなくなってきているのではないか。人の心は、気の持ちよう!考え方で全ては変わる!できると思ってやれば、たとえ失敗しても改善策が見えてくる。できないと思ってやれば、実際にできなかった時に、落ち込み、なかなか改善策へ進むことができない。

「神は人間に超えられないことは与えない。超えられることだけが与えられる。」という言葉がある。全くその通りだと思う。

つい最近まで、貴子を見ていると、若々しさと、生き生きした姿が見えない時があった。今の貴子にできないことはない!だからまずは、やろう!なんでも!!個人的に貴子には強く育ち、強い芯のある女性にどんどん成長していってほしい。今しかできない体験はたくさんあるから、どんどんできること、やるべき事を1つ1つやって進んでほしい。

 

私が見る貴子は、まだ、自分自身の4分の1も出していないように思う。もちろん、彼女が今後どのように成長し、どのような経験の中で、学び、苦しみ、乗り越えていくのか。それはまだわからない。でも、時には、励まし尻を叩きながら、そばで見守りたい。

 

まだ26歳。吸収能力も、体力も、やればやるだけ自分の身に入って来る時。今は忙しく何でもやってみるべし!!

 

 

 

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