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千葉フォレスト店
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鳥の目、虫の目

投稿日:2012/9/26

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越谷は写真の主題について活発だ。

理由は三つある。

主題をしなければならない私たちの方向性を、正確に知り信頼して意味を成そうとするカメラマンたちがいるし、写真に対する情熱を熱く抱いているカメラマン達がいるからだ。

一言で言うと、良く撮って、良くやってみるカメラマン達が、越谷には多い。

また、主題と写真に対する論理がカメラマンたちを納得させる。そして刺激をくれる。

普通の写真教育を一月に一回程度にしていくと、その場では理解して顎を頷かせるが、それが店舗で持続的に話されない場合が多い。

しかし、越谷は午後の1時間が現場適用の原動力となった。だから写真の主題を理解して撮影し、話をすることが習慣のようになったのだ。

 

7月までの主題はわかりやすい方だった。

やろうという意気込みを持って撮影をすれば、誰でもできることだった。何故なら主題に理由と意味があり、内容があり、技術があったからだ。そして説明で終わるのではなく、目に見える写真を提示し文章で分析した。

 

トリミングをしたり、フレーミングを作りながら、失敗作もあったが、大きく逸脱しない範囲のものを顧客に提供することができた。

 

しかし、8月に鈴木さんが準備した主題は、議論の余地が十分にあった。

ハイアングルやローアングルというテクニック撮影をしながら、広角が使用されるからだ。しかし、鈴木さんはライフで写真に対し信頼を持てる人だったし、提示された写真でもその信頼を持つことができた。

 

 

撮影する過程は面白かった。

“鳥の目、虫の目”は単純なものではない。韓国でも同じだったように、ライフでも広角の使用は大体広範囲で、すごく良いと思えるカットはあまり多く見れなかった。

もう少し高く、もう少し低くと撮影しながら、自身が持っている被写体を眺める基本の視野を広めること、画面に見える床の色感とラインによって新しく構成されたフレーミング、床からじっくりと見上げながら作られていく空間的要素、それが“鳥の目、虫の目”の確信だと考えられる。

“鳥の目”は、写真を構成する色々なものを考えなければいけない。.

被写体の視線、光が入ってくる方向、面と線、そして色感。

広角で撮影する時には、被写体の姿がどこまで入ってくるかを予想しなければならない。一枚の写真で話が構成されていれば、なおいい。

一番目の写真は、ハンサムなイメージの浮上である。白いシャツだけ見せればシンプルになったものを、ジャンパーを使用して色感と質感を出し、ヒョウ柄の帽子で単純さから脱皮した。

横に入ってくる明るい光と木で出来た床が、重なりながら線を表す計算をした。

こうした計算は普通、ある程度感知して撮影をするが、撮影しながらの瞬間のフレーミングが重要だ。自分が考えるものが集まり、早くシャッターを押すセンスが必要だと言おうか。

写真の時間に、みんなと主題の話をした内容の中で、こんなものがあった。

 “虫の目”は隠れて見守るような、秘密めいた感じがあると。

面白い表現だった。被写体を見守る、また別の被写体。ある程度空間が確保できれば、その感じが活かせる。その為、床を見ながらぼかしを極大化した。

二番目の写真は、床ではない車のボンネットにかけて撮影した写真だ。その上に一冊の雑誌と色感のあるメガネを配置した。もちろん、これも単純で退屈なものから脱皮するための小さなアクションだ。

入ってくる光は逆光を利用して、子供の視線を横に誘導しながら、顔のラインがそっくり浮き上がってくるようにした。そして最後、子供に手をどうしなければならないのかポーズを要求した後、ショットを押す。

二枚の写真にカラーフラムはない。画面の中に多くのものを入れていない。光とライン、そしてジュニアだけれどハンサムで成熟したイメージを表した。

ひたすら皆と話をする時、こうした質問を投げる。果たして、越谷らしい写真とは何なのだろうか?

私の個人的な考えはこうだ。脱皮しなければならない。何から?一般的で、普遍的な考えに見える、そのまま当然のように表現される写真からだ。

ジュニアはただ子供という視線で見ることから脱皮しなければならないし、目鼻立ちが丸い子供ははっきり表現しなければならない、また、モニターをイメージかしなければならない。そのためには、ぎこちないポーではない自然なポーズを演出し、光の利用を考える。そして、美しいイメージを頭の奥に入れておくことだ。

洗練された写真とされていない写真を、区別することができるべきだ。

だから越谷の写真主題は継続されることだろう。

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