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千葉フォレスト店
「鏡に照らし私をみつめる。」
投稿日:2020/7/25
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鏡に照らし私をみつめる。
他人を通して自分を見つめる。
「私は誰なのか?」という質問から始まる。
矛盾を見つけることは興味深いことである。世の中のすべてがそうだからと言いながら当たり前に受け入れるかもしれないけど自分の事だと思って考えてみると笑ってしまったり頭が上がらないほど反省したりする。矛盾なのか建前なのか?素直に自分の事をさらしているか。堂々と生きているのか?どのぐらい妥協していきているのか?真実に生きることは何なのか?
多くの質問を投げて見ると「どのように生きるか?」という質問で終わってしまう。
私の世界観には「美しい」という概念が含まれている。短ような長いような時間を生きてきて立てた基準であり、自分との約束でもある。「美しい人になっていくこと」の中にすべてのものを内包してる装置でもある。「考えていること、眺めること、作っていくこと」への意志でもあるが、痛みと忍耐が伴うからこそ「カットラインを高くしすぎたのかな?」と考えたりもする。美しい人になっていく道は一つだ。「人と環境」への正しい意識と行動があればそれでいい。もちろん方法は言葉のように非常にシンプルである。しかし、努力し続けるだけで人生が終えてしまうかも知れない。それでもどのように実践しながら生きていくのかが重要であれその時期は「今」だと思う。
[dress]
ウェディング撮影をしに来るお顧客の数が増えてきている。インスタグラムで宣伝になったのと最近のイベントを進行したこと、そして知人の紹介で撮影件数が増えている傾向である。大人の撮影に適したスペースや用意されている衣装やメイク室など需要を受け入れるための十分な条件を備えている。
個人のプロフィール写真のために、結婚記念日の写真を残すために、結婚式の前撮りのために撮影予約をして女性はドレスを着る。ヘアセッティングやメイクをしてウエストがタイトなドレスを着てる女性はみんな緊張をする。成人になってからカメラの前に立つことがあまりないしドレスを着てカメラの前で主人公になるということはときめきと緊張感を与える。
美しいドレスを着ている人を表現するのではなく
ドレスを着た人を美しく表現することが
私が美しくなる道である。
ドレスを着た女性を撮影する時超集中のモードになる。成人という人間本来の物理的な美しさを引き出さなければならないしプロファイルや結婚式などの撮影の性質によってイメージを作り出さないといけないからだ。この二つのことをよく表現するためには被写体との共感する事が必要であり自分が彼女たちの中に入らなければならならない。相手がいるカップルの写真は意外に難しくない。見つめ合う姿だけで愛が表現される。しかし自分を出す時には照れてしまったり少し萎縮されたりして撮影者にすべてを任せる。任された責任を負い私は繊細な彼女たちの中に入る。技術ではなく感性が先立った時緊張が解れて筋肉が柔らかくなる。手と足の簡潔な動きでポーズを作り音声で表情を作る。撮影者の言語と技術そしてアシスタントと緊張感が解れるような撮影の雰囲気を作る。今日、この時間だけではドレスを着た彼女たちが主人公だからだ。撮影が終わった後、完成した写真をスライドで見ながら彼女たちが涙を流した時私も涙が出ちゃいそうになるのはそれくらい短い時間だけど強烈な時間を一緒に過ごしたことを共感してるからだと思う。
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