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千葉フォレスト店
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people「モクバン旅行」

投稿日:2018/7/27

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韓国語で「食べる放送」の略語である「モクバン」は、インターネットやテレビで人気の番組カテゴリーだ。一般人には食レポ、食べ歩きという意味でも“モクバン”という言葉は使われている。

 

7月第2週、各自の私費と休暇を使って韓国へ向かうことにした。

スケジュールが合う人々が自由に旅行へ参加することになり、おいちゃんとかつが同意した。

 

彼らに

“なぜ韓国に行きたい?” と質問すると

“おいしい韓国料理が食べたい” という返事が。

‘いつもお昼に私が作る食べ物が韓国料理なのにまずかったの?’という疑念と共に「モクバン」スケジュールを組んだ。

‘よし、存分に食べさせてやろう’

 

特別ゲストも交渉した。

韓国デザイン室の友人、ソウルで長期休暇を過ごしているパク社長、済州島(チェジュド)に戻る日程を一日先送りして会うのを待っていてくれたデヨンとユニ、昔おいちゃんにお世話になった私の妹、そして私の新友ジョンウォンが私たちのモクバンを共にすることにした。

 

安い価格で短い日程を旅行するためには、予約戦争を行わなければならない。トラブルはあったがどうにか出発した。

 

初日、

飛行機での済州ビールとお菓子、そしてビーフジャーキー!

そのように「モクバン」が始まった。

 

空港からデザイン室の事務室へ向かうリムジンバス。

韓国料理が好きなおいちゃんのセンスでバナナ牛乳を飲む。

バナナ牛乳は幼い頃に母と共に町内の銭湯に行って入浴を終えた後に必ず飲んだ思い出の味だ。数十年が過ぎてもデザインもそのまま、味もそのままであるバナナ牛乳をおいちゃんが知っているなんて、韓国文化をたくさん知っているんだね、おいちゃん。

 

デザイン室に立ち寄った後、夕方の日程は「弘大( 益大学ホンデ」で過ごすことにした。2007年から2010年まで私の遊び場だった弘大の前で、一緒に昔のように経験してみることにした。弘益大学校とは全く関係がない私は、その時の職場が富川(プチョン)、一山(イルサン)、ソギョドンだったため、仕事も恋愛も全て弘大近所で成り立った。よく通っていた店は行けなかったが、豚ポルサル(スジ肉)と辛いバーベキューチキンを食べた。韓国で行う非常に久し振りの団体の会食の雰囲気、微妙な感情が湧き出た。

 

3次会を屋台で行いながらロマンを感じて、ぴりっと酒に酔いたかったが、ホテルのある市庁前の近所には何もなかったので私の疾走を止められて幸いだと考えた。代わりに最後はホテルでカップラーメンとのり巻き(キムパプ)を…本当にお腹が膨れるしかないモクバンの1日目だった。

 

2日目、

早起きして光化門(クァンファムン)まで散歩をした。

平日だったので静かな光化門広場だったが、セウォル号焚香所とその周辺は胸を痛くさせる。パッと開いた広場から景福宮(キョンボックン)まで遠くを眺めたりもしたが、とても気温が高く蒸していたため世宗(セジョン)文化会館を撮って引き返した。

 

私も夏の韓国は久し振りだが、あまりの蒸し暑さに慌てた。汗が絶えず流れたためだ。

昨日はバス、タクシー、電車に乗って2人を苦労させたようなので今日は貴賓接待をしようとしたが、朝から散歩で南大門(ナムデムン)まで歩いていって汗をかいた。それでも楽しいモクバンがあった! 南大門が元祖?だという太刀魚の煮付け(カルチチョリム)を食べる。市場の中の古くて狭い店。おばさんが手作りの本物の食べ物の味。カルチチョリムにソウルマッコリ。どんどん減るおかず。暑さと夏は何でもなかった。おいちゃんとかつという顧客も大満足した食べ物だった。

 

各自の時間を過ごしてまた会って、おやつがわりに食べたのり巻きと豚の腸詰(スンデ)。市場で外せない間食の定番だった。

 

南大門で昼時間を過ごし、いよいよ今から顧客満足の時間。美しい妹がピックアップしにくる。江辺(カンビョン)北路をドライブして到着したところは、きらびやかな世界の江南の“街路樹通り”だった。妹が事業のためにこちらに通うが、私は非常に不便に感じる所だ。江北に住む私が江南の生活を知るようになった理由は、大学時代の生活のほとんどが江南で成り立ち、出会った人々もそこの出身だった。卒業後、先輩たちも江南の最も中心地でスタジオを行い、私もまたスタジオの仕事は江南から始まった。20代全てを過ごした場所が江南だが、様々な記憶は残ったものの残念なことに大切なものは残ることはなかった。

 

妹の美味しい店を共有しながら行くことになった「テド食堂」は牛肉専門店だ。お客さんが持ち込んだワインを飲める所で、ワインが好きな妹が好んで通う場所だ。韓牛とワイン、なかなか無い経験だが特別な思い出になる事を願って準備したコースだった。

 

この日の2次会はイテウォンで味わう済州島食堂。刺身用の活魚とホワイトワイン。最後はハルラサン焼酎で。ゲストは私の親友パク・ジョンウォン。韓国にいた時、今のかつのように私の弱い部分見守った同僚だ。韓国に行けば待っていてくれて会ってくれて酒を飲む友人であるジョンウォンをおいちゃんとかつに紹介した。なかなか会えなくなる日が来ても、会いたい人々として今の3人も残ることを願って、ジョンウォンを紹介させたかったようだ。

 

3日目の朝、

2人は空港へ先に発ち、実家に帰ってきて1日を休んで家族と過ごした。

2日ではあまりにも短くて濃いソウル旅行。しかし残念な思いをすることが次のために良いようだ。レパートリーはまだたくさん残っているという話だ。人が人に分けてやることができるものは計算できない。関係とは心とそれを越えて信頼で形成されるためであり、恋人を愛する気持ちのように、子どもを世話する気持ちのように人を眺める基準はその人自体だからだ。私にとって“食事”は人に対する感謝の表現で、食べ物を作るのは恩返しの表現だ。才能があまりなくて私ができるお返しの意思表示をそれで代えている。料理が上手で様々なものを味わわせられれば良いが、実力が向上しないことが心配でもある。

誰かとする次の「モクバン旅行」を期待してみる…。

 

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