'考えを変える時間'

「人文学がリーダーを作る」と言ったある著者がいました。彼が主張する素晴らしいリーダーシップとは、「実用的な知恵」だと言います。ワークショップや自己啓発書で学べるものではなく、判断力を通して培ってきた繊細で全体的な能力がリーダーシップだと言っています。
 
コンサルタントであり、作家のピータードラッカーも「経営が伝統的に教養学だと呼ばれる」と言います。知識、自己認識、知恵、リーダーシップなどの根本を扱うため「教」、練習と適用に関連したことなので「養」です。
 
リーダーシップを教育学として勉強するということは何でしょうか？この方法の核心は二つだと言います。一つ目は、世界がどのように回っており、人間がどのように考え行動しているのかについて、長い月日を耐え生き残った多様な思想を見るということです。二つ目に、このような思想を実用的な方法で探索し利用する機会を見つけることです。
 
ギリシャの王、アレクサンドロスの師匠はアリストテレスだったそうです。アリストテレスは、私たちが政治と呼ぶことに関して、道理を明かす正しい方法である論理について、そして、正しく行動する方法である道徳について文を書いたと言います。詩と美しさについての文も書き、この全てをアレクサンドロスが学び勉強したと言います。アレクサンドロスは、歴史と詩、文学を愛する大人になり、古代ギリシア人は「自由人のための学問」という概念を確立しました。
 
リーダーシップに関しては多様で多くの知識の情報がありますが、この本の著者が、論理として提示するリーダーシップの要素の中で、真のリーダーを規定する行動は３つあります。「リーダーは先に動く、リーダーは希望を作る、リーダーは人々に集中する。」です。
 
もう、すぐに各自のリーダーシップの原則を立てていきます。本で言っていることが正解ではありませんが、本を読む理由の一つは、多様な観点を受け入れ理解するためです。羅針盤だと思い視野の幅を広げるのに役立つことを願っています。
 
次は、リーダーを脅かす罠、能率的なリーダーの特性、リーダーが理解するべき概念、リーダーシップの段階の話をしていきます。